紅白旗合戦の台本書いてます&稽古してます。
今回は会議の話と言いつつ、会議の議場以外での事前の根回し・謀略が飛び交う話でして、中盤にある駆け引きが行き過ぎてゲーム化してくるあたりを先に書いて、読んで、みたいな感じです。
「読み合わせ」というにはブツ切りで飛び飛びだし、設定与えてエチュードをやってもらうには描写が具体的すぎる、というなんとも言えない情報量の部分を、沢山補足で喋りつつ読んで動いてやってみてもらう稽古方法・その名も“SETSUMEI”。逆に役者がやってみて浮かんだアイデアをリアルタイムを反映させたり。
結局のところ、会議だろうと嘘ついて誤魔化す系だろうと、俺のお話の作り方って「誰がどう困るか」なんだなー、と再発見。ともすると全てのコメディというものは、いやむしろドラマというものは「困るさま」のことなんじゃないか?とも思ったけどそれは流石に極論か。
ということで、紅白旗合戦という芝居は、卒業式の国旗や国歌を題材にしつつも、謀略や駆け引きのゲームみたいだし、色んな人が困って手を打って困って…を繰り返す、賑やかなコメディになります。
その後、文芸助手・淺越と飯を食いながら、このお芝居の根本の思想(思想って言っても日の丸・君が代についてのじゃなく生徒の自治とか学校の自由とかの部分)について話す。
自分が国府台高校で学んだこと、格好つけて言うと国府台哲学みたいなものは二つあって(片方は『ナイゲン』のどさまわりの気づき)、その一つが今回のテーマなのだけど、それをすごくしっくり来る形で言語化出来たし、それを表現するエンディングの展開が見えた。まだ完全に辿るルートがみえたわけじゃないけど。
その為に菊地さん演じる先生にこの役割を担ってもらって、ボス演じる先生はこうで、みたいな…ふふふ。
なんだか、ナイゲンの花鳥風月の「でもまぁ、こういうナイゲンは、やりたかったかな」であり『笑の大学』のラストみたいなシーンと言いますか、そんな感じになると思います。
語るべきことは語れるな。
あとは『レゴムービー』みたいに、大事なことを真摯に言いつつ、ギャグとしての安心感を手放さない描き方を模索しなくては。
それと、紅白旗合戦発売記念イベント『時をかける稽古場』上映会が迫ってまいりました。
簡単に言うと、お酒を飲みながら皆で『時をかける稽古場』を見ようぜ、そのときに紅白旗合戦の特典つきチケットを売るよ!という会です。
もちろん見るだけでもいいんですが。ただ、そこで見たテンションで紅白旗合戦のチケットを買ってくれたら、黄金のコメディフェスティバル2014で最優秀作品賞を獲った台本『出会わなければよかったふたり』の特別装丁版の台本もプレゼント、っていう太っ腹な企画です。
1,000円でワンドリンク込みという大放出な価格でお待ちしておりますんで、金曜の夜、皆で楽しいコメディを見て語らいませんか?
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紅白旗合戦発売記念イベント『時をかける稽古場』上映会
【日時】
2015年2月6日(金)19:00 上映開始
ご予約は こちら
【会場】
新宿シアター・ミラクル
※『紅白旗合戦』を上演するサンモールスタジオとは別になります。ご注意ください。
【内容】
●19:00~:アガリスクエンターテイメント第19回公演『時をかける稽古場』の上映
※『時をかける稽古場』の作品紹介は こちら より
●21:10~:『時をかける稽古場』及び『紅白旗合戦』の出演者によるトークショー
【料金】
予約・当日ともに1,000円(ワンドリンク込み)
【詳細】
こちら から
月: 2015年1月
劇王東京予選の御礼とご報告。
劇団天下統一大会2015東京予選が終わりました。ご来場頂いたお客様、誠にありがとうございました。
決勝では残念ながら2位で敗退しました。応援してくださった皆様、申し訳ありません。
優勝は青春事情。
悔しいとか無念とか申し訳ないとかは前提としてだけど、でも今日の興行って演劇の、特にコメディの大会として捉えるとすごく面白かった気がする。コントレックスを主催したり、コメフェスに参加したりしてきたけれど、なかなか無いくらいの笑いの密度と盛り上がり。
お客さんの期待値も高かったし、とても暖かく、やりやすい環境でした。
審査員の方々(誰がどこに何点入れたか、なんていう恨みを買いかねないことを明らかにしてくれて、公開の場で各団体にかなり具体的な講評まで言ってくれて、感謝しかない)にも、他チームの参加団体の方々にも、スタッフの方々にも『エクストリーム・シチュエーションコメディ』の意味と独自性と可能性を見つけてもらえて嬉しかったり。
そんなこんなで、悔しいのと同時に楽しかった自分もいてビビる。
…いや、やっぱり劇構造として『エクストリーム~』が一番面白い短編芝居だという確信は揺るぎないのと、応援して下さった皆さんが悔しがってくれてるのを見ると、改めて悔しいな。
また別作品で劇王に挑んで勝ってやるってのと、この演目で劇王とかよりもっとすごい次元で勝ってやるってのを同時に思った。
でもまずは『紅白旗合戦』。
これは『エクストリーム~』みたいにシチュエーションコメディに対する劇団としての歴史ではなく、“卒業式”“学校の自治”“先生と生徒”に対する冨坂の歴史です。
こんなパーソナルで根幹のネタはないぞ、と思う。勿論、社会一般に通じる普遍性と、コメディとして笑える娯楽性を見出したからGOを出したのだけど。
別に劇作やめる予定も解散する予定もないけど、「これを満足いく形で書き上げたら、他に何を書くことがあろう」って言っちゃえるくらい、奥義であり高い山です。
さっさとプロトタイプを書いて、色々な方面からバリバリ直さないとだ。
そして、この『紅白旗合戦』のチケット発売を記念して、前日にイベントを実施します。『時をかける稽古場』上映会。
大好評頂いて、自分達も気に入っていて、半端じゃない笑いをかっさらった前回公演『時をかける稽古場』が素敵すぎる撮影・編集をされてDVD化したので、酒でも飲みながら是非皆で見ましょう。そしてその裏話やこぼれ話をしましょう、なんなら次回公演の話もしちゃいましょう。という会です。
なお、その場でしか手に入らない豪華特典付きの『紅白旗合戦』先行販売チケットも販売します。
金曜の夜、皆で面白いコメディを見ながら芝居の話に花を咲かせませんか?
■イベント概要■
紅白旗合戦発売記念イベント『時をかける稽古場』上映会
【日時】
2015年2月6日(金)19:00 上映開始
【会場】
新宿シアター・ミラクル
※『紅白旗合戦』を上演するサンモールスタジオとは別になります。ご注意ください。
【内容】
●19:00~:アガリスクエンターテイメント第19回公演『時をかける稽古場』の上映
●21:10~:『時をかける稽古場』及び『紅白旗合戦』の出演者によるトークショー
【料金】
予約・当日ともに1,000円(ワンドリンク込み)
ご予約は こちら から
【出演】
淺越岳人
鹿島ゆきこ
塩原俊之
沈ゆうこ
冨坂友(脚本・演出)
ほか
【詳細】
詳細は こちら から
【劇王】気分は甲子園目前の地区大会決勝前夜。【東京予選決勝】
【短編演劇の天下統一大会に参加中で、明日が東京予選決勝です。】
ご無沙汰しております、冨坂です。新年のご挨拶もそこそこに、急なご案内でごめんなさい!
只今、短編演劇最強の劇作家を決める「劇王 天下統一大会2015」という演劇コンテストの東京予選に参加しています。
昨日、無事に初戦を突破しまして、明日1/12(月・祝)に行われる、東京代表を決める決勝に駒を進めました。
明日の東京予選決勝に勝つと、2月末にKAAT神奈川芸術劇場で行われる全国大会に出場となります。
なので、甲子園に行けるかどうかの地区大会の決勝前夜と申しましょうか。そんな今日この頃です。
出演は本八幡の公民館で芝居をやってたころからの劇団員である淺越岳人・塩原俊之。
演目は『エクストリーム・シチュエーションコメディ(ペア)』という作品です。5人芝居の典型的な海外シチュエーションコメディを無理矢理二人でやることでコントと化す、メタ・シチュエーションコメディです。
20分の短編ですが、三谷幸喜の『君となら』や『バッドニュース・グッドタイミング』に憧れてシチュエーションコメディを作り始めた我々が、その後、このジャンルを疑ったり迷ったりした末に到達した、今の自分たちが信じられるシチュエーションコメディであり、ちょっと劇団を象徴するような作品です。
ここ とか ここ 参照。
「シチュエーションコメディ」というポップでセルアウトで舐められがちなジャンルを、題材的に更新するのが『ナイゲン』や『紅白旗合戦』ならば、手法的に挑むのがこの『エクストリーム・シチュエーションコメディ』といいましょうか。
自分たちの一番核の部分を神奈川のデッカい劇場に届けるって意味でも、『紅白旗合戦』のアピールの為にも、是非全国大会に行きたいと思っております。
急なお誘いで申し訳ないですが、もし宜しければ明日、応援にお越し頂けると幸甚です。
もしご興味のある方は、Facebookのコメント、メッセージ、Twitter、LINE、メール、電話etcご連絡くださいませ。
どうぞ宜しくお願いします!
■公演情報■
劇王天下統一大会2015東京予選 決勝
【日時】
2015年1月12日(月・祝)15:00~
【会場】
新宿シアター・ミラクル
【出演】
Aブロック代表:青春事情
Bブロック代表:アガリスクエンターテイメント
Cブロック代表:プラズマダイバーズ
Dブロック代表:未定
※上演順はくじ引きで決定します。
【料金】
前売:2,500円 学割:2,000円 当日:2,800円
【ご予約】
こちら
【イベント詳細】
こちら
新年一発目の勝負であると同時に、シチュエーションコメディを愛し、疑い、研究してきたアガリスクエンターテイメントの象徴とも言える代表的短編での勝負です。応援のほど、どうぞ宜しくお願い致します。
【アイデアメモ】不完全犯罪
許せない女友達を殺す為に完全犯罪の計画を立て、自宅に招いていざ決行しようとしたところ、全然上手くいかず、どんどん追い詰められていく様を描くシチュエーションコメディ。