ENBUゼミのワークショップや出演者オーディションなど

今月末から来月頭にかけて、ワークショップやらオーディションを開催して参加者を募集している案件が多いので、まとめて書いておこうと思います。
●ENBUゼミナール「水曜日の小劇場ワークショップ」
まずはこちら。
ENBUゼミナールという、演劇とか映画の俳優のスクールがありまして。そこが毎週水曜日の昼間に小劇場で活動している演出家を招いて一日のみのワークショップを開催しているようです。それが「水曜日の小劇場ワークショップ」。それの1/27(水)の回のワークショップ講師にお招き頂きました。
この1/27(水)の参加希望者を募集しております。
内容としては、「サクッと体感、シチュエーションコメディの肝」(byアガリスクエンターテイメントのメソッド)といった感じでしょうか。
台本が複雑だったり、要素が多かったりするシチュエーションコメディという表現ですが、その根本原理を、3時間のみ、一回きりの短い時間で体験してしまおう、という講座です。
コメディ初心者も、演劇初心者も、見る専門だけどシチュエーションコメディに興味がある方も同じフィールドで体験できるます。
こういったコメディを演るとき、または観るとき、はたまた書いてみようという人にも役立つ”肝”の部分を楽しく体験しましょう。
なお、後述のしむじゃっくPresents企画のオーディションは時間や人数の関係上、全くワークショップ的な要素が無い、参加者は演じる/僕は審査する、だけの場になると思います。
アガリスクの最近のコメディの作り方、冨坂のコメディの捉え方などに興味がある方は、是非こちらにご参加くださいませ。

「水曜日の小劇場ワークショップ」冨坂友
【日時】1月27日(水)15:00~18:00
【場所】ENBUゼミナール
【料金】3,000円
詳細・ご応募はこちら

●しむじゃっくPresentsアガリスクエンターテイメント公演の出演者オーディション
そして、5月に行うしむじゃっくPresentsアガリスク公演のオーディションです。
えっと、これは、制作ユニットしむじゃっくがプロデュースしてくれる企画ですが、作品としては完全にアガリスクエンターテイメントの公演です。脚本提供でもなければ、外部演出でもなく、アガリスクの人達がアガリスクの新作を作ります。
作品内容としては、ナチスドイツ占領下でのユダヤ人とドイツ軍人達を使った新作の長編コメディです。
時代モノ・歴史モノでもあるので、幅広い年齢の方々の応募をお待ちしております。なにせ、20代~30代の人材はすでに劇団メンバーに結構いるわけで。
上記のワークショップとは違い、こちらは事前にテキストをお配りしての実技審査ばっかりになると思います。
ありがたいことにメンバーも増え、今後の公演もバシバシ決まっているアガリスクエンターテイメントでは、出演者の公募は今後ほとんどやらないと思います。
もちろん、今回は互いの事情でご一緒できないけど今後こちらからお声掛けする人、とかはいるかもしれませんが。
ぜひぜひ、この機会にご応募下さいませ。
皆様のご応募をお待ちしております。

出演者オーディション
【日時】A日程…1/29(金)17:00~21:00のうち前半2時間または後半2時間
    B日程…2/2(火)13:00~17:00のうち前半2時間または後半2時間
【場所】都内スタジオ
【参加費】テキスト代・場所代として1,000円
【応募締切】1/24(日)23:59
詳細・ご応募はこちら

賞いただきました

年が明けて、昨年の作品を評価して頂けるありがたい機会がドドッとやってきました。
1/14には、演劇口コミサイトCoRich舞台芸術!におけるユーザーの年間ベスト作品の投票企画“CoRich舞台芸術アワード!2015”にて、サイトに登録された8,660本の演劇公演のうち、アガリスクエンターテイメント『ナイゲン(全国版)』が2位、『紅白旗合戦』が16位にランクインしました。
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CoRich舞台芸術アワード!2015のページはこちら
これは観客の方々の純粋な投票の結果で、「年間全部の作品ででどれが面白かったか」に投票するものなので、個人的にはとても大事に思っている企画です。
そして『ナイゲン』は今ではアガリスクの代表作になっていますが、2012年にこのCoRichのアワードで8位になって突如注目されたみたいなところがありますし、このアワードしか受賞していない、というのがとても作品を物語っている気がします(まぁ賞を設けてる劇場で上演してなかったり、賞レースに参加してないんですが)。「純粋な観客人気のみ」ってのがナイゲンらしいなぁ、というか。
とはいえまだ結構な開きがあって1位に届かなかったので、くっそーという気持ちも抱えつつなのですが。
そして翌日の1/15にはサンモールスタジオの新年会がありまして、ここで行われるサンモールスタジオ選定賞の表彰式にて、『紅白旗合戦』が最優秀団体賞(作品賞みたいな一番大きいやつ)を受賞致しました。
で、副賞として賞金と、あとはサンモールスタジオ1週間利用権を頂きました。
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2015年度サンモールスタジオ選定賞はこちら
やらしい話をすると、正直、狙ってました。とても欲しがってました。
というのも、サンモールスタジオでとてもやりたい作品があったから。しかしいかんともしがたいくらい資金繰りが苦しかったから。賞の名誉とともに、その公演が出来ることになったのがとても嬉しかったです。
『紅白旗合戦』という作品そのものに関しては、とても思い入れがあるし、この構想・この企画の持つ射程はかなり長いものだと思います。しかし“演劇作品の完成度”という点で語ると同年に上演した後の2作品には届かなかったのでは?という苦い思いと、関係者への申し訳ない気持ちがありました。
発表時の挨拶で、サンモールスタジオの支配人・佐山さんは「この賞は作品の評価だけじゃなく劇団の将来性に対する賞だ(意訳)」というようなことを仰っていたので、遠慮なく、ありがたく頂戴し、これからもガンガン面白いコメディを作っていこうと思います。
これで、2015年の活動は、3月の『紅白旗合戦』でサンモールスタジオ最優秀団体賞(とCoRichのアワード16位)、8月のコメフェス『七人の語らい/ワイフ・ゴーズ・オン』で最優秀作品賞(ほか)、10~11月の『ナイゲン(全国版)』でCoRichのアワード2位と、長編の演劇公演ではすべて形に残る評価を頂いたことになります。
もうありきたりな言い方だけどさ、ひとえに、一緒に作ってくれた皆様、力を貸してくれた皆様、ご来場下さった皆様、あと、どっかで見ててくれた方々のおかげです。本当にありがとうございました。
で、我々は千葉の公民館で公演をやっていたような野良中の野良な出自ゆえか、僻み根性満点のマインドで自団体や演劇界を語ることが多かったのですが、一昨年や昨年の活動でこれだけの評価を頂いたからには、その根性を改め、正々堂々と、人気劇団への道を目指していかなきゃいけないな、と思った次第です。ひねくれるのは作品内だけにしないとね。
年頭のあいさつと被るんですけど、2016年も面白い作品(既に構想してる作品群がどれも面白そうだよ)を作っていきますので、今後ともアガリスクエンターテイメントをどうぞ宜しくお願いします。
まずは5月しむじゃっくPresentsアガリスクエンターテイメント公演!
ナチスドイツとユダヤ人で、キツくて超笑えるコメディをやります。乞うご期待!

予想外に新作書いてる月間。

演劇の台本ばっかり書いてます。
昨年3月に『紅白旗合戦』が終わったときとか、黄金のコメディフェスティバルが終わったときは「俺は…今後舞台の長編新作を書くことなんてあるのだろうか…?」と思うくらい(「いつかコレ書きたいな」はあったんだけど)新作書くのを億劫がってまして、2016年上半期は演劇ちょっと休憩してメディアの仕事したり、そうじゃない堅気の仕事したりしようかなぁと思ってたのですが、ところがどっこい。
杉山さんから超棚ぼた的にご提案頂いたしむじゃっくPresentsアガリスクエンターテイメント公演があったり、あとまだ発表されてないんですが新作執筆の外仕事をもらったりで、3月だか4月だかまでに長編新作を二本書くことになってます。
まだ年明けて2週間経たないくらいなのに、何があるかわかんないですね。
俺の執筆ペース的には結構大冒険なんです。
あとは、「キングオブコント2016への道」って企画で、アガリスクメンバーが3つのチームに分かれてネタ作ってます。昨晩、一つのチームのネタ作りを横で見てたんですが、異常に険悪だったスタートからは想像できないアイデアが生まれてて、とっても面白そうです。
チーム分けした後に「作家として冨坂を召喚してもいいし、しなくてもいいし、任せるよー」と言ったら、誰からもお声がかかりませんでした。頼もしいような、寂しいような。
そんな感じで、昨今のアガリスクエンターテイメントはみんなして台本書いてるという珍しい状況です。
あ、あと演出方面の仕事も一個あるのでお知らせします。
ENBUゼミナール」という映画や演劇の専門学校みたいなのがありまして、演劇ぶっくっていう演劇雑誌の会社が始めたスクールなのですが、そこの公開講座・ワークショップで一日講師をします。参加者大募集です。
1/27(水)15:00~18:00とド平日なのですが。
詳しい内容は検討中なのですが、おれは演劇全般を教える立場でも何でもないし、コメディの中でもシチュエーションコメディしか詳しくないので、「アガリスクっぽいコメディを作るうえでの~~」みたいな内容になると思います。
演劇やっててアガリスク作品の演出とか演技に興味がある方、あとは普段演劇やってないけど「コメディってこういうとこ気を付けて作ってるんだ!?」みたいなメイキングに興味がある方は是非ご参加ください。
平日一日三時間ですが、ぜひ一緒にシチュエーションコメディのこと考えてみましょう。
水曜日のワークショップ

あけましておめでとうございます2016

あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。今年も宜しくお願いします。
さて、1月1日は劇団で沢山発表をしました。
●新メンバーとして熊谷有芳、甲田守、津和野諒が加入いたしました。
はい、そうなんです。入りました。
それと同時にプロフィールも一新したよ。いつもお世話になってる写真家の石澤知絵子さんに撮ってもらったら乗せられちゃって格好良くなりすぎちゃってビクビクしているよ。
新メンバーとして熊谷有芳、甲田守、津和野諒が加入しました
●「キングオブコント2016への道」
3チームに分かれて劇団内予選を行い、優勝したチームがキングオブコント2016に出場します。
新メンバー入団早々仲間割れして競います。
2/24(水)19:30からアガリスク内予選会をやるので、ぜひ皆様ご来場下さい。
まだ秘密ですがチーム分けも完了しました。各チームには「作家として冨坂を召喚するかどうかは自由」って言ったのですが、お声がかからなそうな気配です。みんな自分で書くのね。乞うご期待。
キングオブコント2016への道
●しむじゃっくPresentsアガリスクエンターテイメント公演『安寧日記(仮)』
今まで外注でアガリスク公演の制作をたんとうしてくれてた制作ユニット「しむじゃっく」さんが、うちの公演をまるっとプロデュースしてくれることになりました。中身は今まで通りアガリスクでつくります。
で、久しぶりに長編新作書きます。出演者募集もします。
『安寧日記(仮)』ってタイトルや、「ナチスドイツ占領下のオランダ・アムステルダムを舞台にした~」とか発表した数時間後に、構想が急展開を見せ、違うものになりつつあるのでどうしたもんか。ともあれ、外国っぽい、歴史っぽい、でもバッキバキにコメディな長編新作をやります。
本番は5/4~5/15のシアターKASSAI二週間ロングランです。
●ENBUゼミナール「水曜日の小劇場ワークショップ」講師を担当します。
上記のしむじゃっくPresentsの出演者募集とは別で、似たような時期にワークショップ講師を担当します。
ENBUゼミナールっていう演劇の専門学校のお試しワークショップみたいなののの一日講師です。
出演者募集の方はテキスト覚えてきて演じて~のホントにただのオーディションしかしないし、アガリスクでもワークショップのようなことは当面ほとんどしないと思われるので、もし何か冨坂の創作を体験したい、アガリスクっぽいシチュエーションコメディの作り方を覗いてみたい、って方は是非こちらにご参加ください。
水曜日の小劇場ワークショップ
●台本を書くお仕事、募集してます。
演劇・映像メディア問わず、今年は劇団の活動以外でのシナリオ仕事もバリバリやっていきたいと思っているので、作家探してる方、どうぞよろしくお願いします。
そんな感じで、予想外に盛りだくさんになってきた2016年前半もどうぞよろしくお願いします。