山本佳耶、実家に帰る

『異性人/静かに殺したい』そして『ナイゲン』と、ここ最近のアガリスクの演出助手をやってくれた劇作家志望・韓流狂い女子の山本が、実家の都合で東京を離れて地元の京都に帰るとのことで、一緒にコーヒーカップオーケストラを見て、そして初日打ち上げにも一緒にお邪魔してきました。
彼女とアガリスクの出会いとしては結構最近で、『ファミコン/無縁』を見ていたく気に入ってくれたらしく、それこそコーヒーカップオーケストラの『久保らの歩く道』の客席で塩原さんが話しかけられたのをキッカケに、Twitterでいきなり演出助手に誘ったのでした。
塩原さんもブログに「コーヒーカップオーケストラで会ってコーヒーカップオーケストラで別れるのかぁ」と感慨にふけっていましたね。
今書いてて気づいたけど、アガリスクで明確に「演出助手」ってクレジットされたのって山本が初めてなんだな、と。
自分が今まで国道五十八号戦線で演出助手(というかただの友達に近かったけど)をしつつも、自分のところでは演出助手という役職をどう扱うのかわからずにいたんですが、ここまで気に入ってくれてしかも劇作家志望なら、ということで思い切ってお願いしてみました。
スケジュール的なところとか、俺の台本が遅いこととか、座組全体が本番前のタスクに追われたりとかで、結局山本には雑用的なことばかりしてもらうだけになっちゃったのが未だに申し訳無く思っているんだけど、本人に言ったらそれでも何か得てくれた、というので、少しはホッとしてます。
俺はまだ彼女の作品って授業や課題で書いた短いものしか読んだことが無いので、作家としてどういうスタンスなのか、スキルなのかはわからないんだけど、彼女の世の作品に対する“恥ずかしさセンサー”は相当敏感だと思うし、密かに信じてもいます。
今は幼馴染がお笑い芸人やってて、作家的なポジションでそれを手伝ってるらしいので、そのセンサーを持ちつつも、今度は“お客さんをどうにかする”っていう能動的なスタンスでバリバリ取り組んで行って欲しいなぁ、と思ったりもします。勝手ながら。別に何の先輩でも先生でもないんだけども。
本人は「女性がコメディ作るのってなぁ…」「そういう作品好みじゃないしなぁ」とか言ってるけど、そんなの関係ないと思うので、ガツガツ作って、いつかアガリスクかコントレックスで関西行ったとき、山本の書いたものを演じる人達と対バンしたいっすね。
いつか、関西の(?)劇場で会おう。
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あ、ごめん、ナイゲン後に返し忘れてて、昨日も持って行き忘れた衣装のスカートは後日送ります、すんません。

コーヒーカップオーケストラ『吉岡再生』見てきた

●コーヒーカップオーケストラ
もう日付的には2日前になっちゃうけど、28日に塩原さんの出てるコーヒーカップオーケストラ『吉岡再生』を見てきました。
自分は、コーヒーカップオーケストラといったら、コントレックスの宮本一人舞台で宮本さんが一人でやった告白のコント、あの終わり際の可笑しさ・切なさこそが本質な気がしてるので、この路線だよなぁ、と。
あと単純に、色んなことが無駄すぎて意味不明すぎて面白かったです。
泣き笑いだったのか笑いすぎて泣いたのか不明だけど、なんか見ながらちょっと泣いてました。そして、鬼塚ちひろ×斉藤コータ×モリサキミキのコラボはここ最近の芝居で一番笑ったし、ここに関しては確実に笑いすぎて泣いた。
モリサキさんが完全に開眼してたのが印象的。今までなめてた!ごめん!って言いたくなるほど。
そして、以前に乱雑天国でコントレックスに出て頂いた中尾ちひろさん(温泉きのこ)が、驚くほどお芝居が上手くて、キャラというか居ずまいに安定感があった。良かったなー。
あ、塩原さんはキレ塩原パターンでした。キレてるとき、振り抜いてるときはいいっすね。逆に抑えてるときに宮本節で喋るのにすげー苦労してるのが見えた。
今回は後半部分で意外と「お話」に一気に舵を切り、前述の「宮本さんのあの感じ」を前回にしてくるのだけど、その優しい苦い感じだからこそ、ストーリーの進行自体はサクサク進んで欲しかったな、とも。
舞台も711とは思えないくらい色んな仕掛けが会ったんだけど、個人的にはそれよりも、CCO特有の色んなものを省略したり開き直っちゃう、スムーズでスマートな舞台の使い方をして欲しかったなぁ…。
とりあえずお勧めなのは間違いないです。
みんな、シアター711へ急げ!
コーヒーカップオーケストラ2012冬『吉岡再生』
2012年11月28日(水)~12月3日(月)
下北沢シアター711にて
詳しくはこちら
下ネタで青春で男のコでコメディ…なんて言ったら、20代の男が作る小劇場演劇には掃いて捨てるほどありそうだけど、やっぱり何かココにしかない独特の味(なんだろう、可愛げ?圧倒的可愛げ?)があって素敵なので、そしてちょっとは両想いらしいのでコーヒーカップオーケストラと一緒になんかやります。2013年。まだ「なんか」としか言えないけれど。
そしてなんというぬるレビュー!小学生の感想みたいになっちゃったけどもういいや!

鉄鍋ブーム到来

フライパンを買おうと思っています。
いや、今だってもちろんフライパンはあるのだけど、フッ素?テフロン?マーブル?の表面コートが剥がれていて、焦げ付かないはずのフライパンが焦げ付くんです。
で、新しい安いフライパン(近くのドンキで699円で売ってる)を買おうとしたんだけど、そこでふと「これでいいのか?」と。「フライパンって消耗品なのか?」と。
安いフライパンを買って、表面加工が剥げるたびに(まだまだ全然原形を留めてるフライパンを)捨てるのがしのびない気がしてきまして。かといって加工の剥げたアルミのフライパンなんて結構使い物にならないし。
そんなこんなで考え込んでいたら、Twitterで「鉄のフライパン買えば?」って勧められて、検討し始めてます。
でも全く気をつけないで使った場合には、なんちゃら加工の安物の方が焦げ付かないのは間違いないし。ちゃんとケアしなきゃいけないのが手間だなーとか、でもなんか食べ物が旨くなる気がするしなー(火加減的に)とか、にしても手入れしてずっと使って育てていく“俺のギア”感も素敵だなーとか迷ってます。
ただ、鉄のフライパンってアルミの大量生産品より高いのよね。
うーん、やはり、鉄の26cmで2.3mm厚(かなり厚め)が欲しい。
まぁ台本仕事とか自分とこの公演で忙しいときってほとんど料理しないから、こだわってどうすんだ、手間かかるのかってどうすんだ、とも思うんだけど。
コレとかコレとか素敵よね。
個人的にはハンドルが木じゃなくて鉄のままの平たいのの方が好き。熱は通しちゃうんだけど、だってカッコいいじゃん!プロっぽいじゃん!
というわけで、自分の中に鉄鍋ブームが来たので、祖母から譲り受けた何年ものの中華鍋(両手)の手入れをしてこようと思う。
あと、中華鍋で言ったら、片手のやつ(北京鍋というらしい)が欲しい。今あるのは両手鍋だからチャーハンを片手であおれないのでね。

無題・アイドリングでしかない記事

明日早いし書かなきゃいけない物も残ってるから、ブログ書いてる場合じゃないんだけど、とりあえず何かをまとめるために書きます。なので一度も消さないぜ、バックスペースを押さないぜ。だから何だって話なんだけど。
新宿コントレックスの次回が決まりました。
年明けの1/19(土)と20(日)に2日間連続(初)で3ステージやります(初)。
参加団体募集も始まっています。
http://conterex.agarisk.com/article/299554167.html
今回、久しぶりにプロデュースもやるので、楽しみやら緊張やら。
やばい、何の面白みも無いブログになっちまった。
載せるような写真も撮ってないし、これといって面白エピソードも無いのですが。
最近は久しぶりに中田ヤスタカ関係のMIXの作業用BGMなんかを漁ってます。一時期台本書きながらよく流してたなぁ。結局、作業するときはBGMが無い方がいい、という結論に至ったのだけど。
中田ヤスタカと鈴木あみが一時期よく一緒に仕事してたけど、ぶっちゃけ自分は全体的にイマイチだなぁと思っていまして…。
ただ、この『LOVE MAIL』ってのは好きでした。このCメロっていうの?「ほんとはもっと いろんなところに二人で行きたい」のらへんとか、なにやら恥ずかしいけど、それが妙にグッと来ますね。
そう、「ちょい恥ず」というエモーション。
これがなにやら研究の余地のある概念じゃないかと最近。

偽企画書その1 アンネのシチュエーションコメディ

絶対やんないと思うから書いちゃう、偽企画書シリーズ。

【公演名】
『(未定)』
※日記に関するものにするんじゃないかと
【コピー】
ちょ、アンネ!日記書いてる場合じゃない!
【概要】
1940年代のオランダの一軒家を舞台に、隠れながら日記を書いているユダヤ人少女とその一家を匿い、ドイツ秘密警察から隠すシチュエーションコメディ。

…はい。
「こういうのやったら怒られそう!」とか言いつつ結局「この設定でコメディをやるのが良い」とか「コメディでやることで逆説的に悲劇がなんちゃらかんちゃら…」って感想を期待してるだろお前!みたいな感じの作品ですね。
そういう「あえて」系の「切ないけどコメディですぞ」みたいのもちょっと冷めてきたので実際は上演しないと思うけど、結構前から思いついてたから忘れないうちに書いてみた。