何度目かの日記書こう期

だいぶ久しぶりになってしまったけど、日記レベルでいいのでなるべくブログを書いて残そうと思う。

とりあえず『みんなのへや・改』に向けて台本を直しつつ、『わが家の最終的解決』の連絡をあれこれやっている日々。あとはWEBアニメの連続モノの台本を書きつつ。作家ウィーク。

そんな中で色々作品を見ていて。

先日、Twitterで前に下北沢ダイハードでご一緒したプロデューサーのつぶやきを見て、第一話しか見ていなかった『義母と娘のブルース』の最終話を観た。
それまでのあらすじは何かの折に公式ページのあらすじを見ていたから知っていたのだけど、それでも最終話クライマックスの、

みゆき「そういうのさぁ、世間じゃ“愛”っていうんだよ」

がすげぇ良い台詞で印象に残った。
その後、Paraviに登録してそれまでの配信分見ちゃったよ。全部。二日で。ほぼ寝ないで。
6話のお通夜シーンは、個人的な事情もあってだいぶ刺さってしまった。そうだよなぁ、悲しむのが仕事なんだよなぁ。
全体的に、大層良いドラマでした。

それにしても、「契約結婚」みたいに「恋愛のフリ」をする作品じゃないと、「普通の恋愛じゃないんで」みたいな顔をしてからはじめないと、恋愛のきらめきを描けない時代なのかな、とも思ってしまった。『逃げるは恥だが役に立つ』も然り。いや、どちらも好きな作品なんだけど。
そして俺も「恋愛じゃないんで顔」をする作品に惹かれちゃうんだけどさ。

それから、食事をしながら久しぶりに生放送で『キングオブコント2018』を鑑賞。チョコレートプラネットの1本目のネタが一番好きだった。
よくいる余裕ぶっこいてる悪役が困らされるネタって、俺もいくつも考えたことあるけど、それであそこまでの盛り上がりを作れるのはすごい。展開をツイストさせまくらなくても、ちゃんとあるべきタイミングで面白く膨らませれば、ダイナミズムは作れるんだなぁと。

でもハナコの優勝も納得。
二本とも「ボケとツッコミ」のやりとりがなくて、次どうなるんだろ?と期待を引っ張るだけなんですね。それってやっぱ「劇」の面白さで。 それであれだけ明確に笑いどころ・盛り上がりを作ってたのはすごいと思う。
早めにボケたくなるし、予想を裏切ったらついついツッコミたくなっちゃうもんなぁ。

そもそも自分達でも短いネタを作るようになって以降、キングオブコントをリラックスして娯楽として観ることはできなくなったのだけど、それに増してザ・ギースがサイコメトラーのネタをやっていたもんだから、先日の自分達とモチーフが被ったもんだから、ついつい心拍数が上がってしまった。

それから、榎並夕起がヒロインをやっている上田慎一郎監督作品『彼女の告白ランキング』を観た。ようやく観た。
ここで配信されてて、上田監督の3作品を810円で観られます。)

『お父さんをください』との共通点をたくさん感じたのと、それまで告白=悪い真実みたいになってる流れでの「実は中国人」ってネタが無自覚なんだろうけど(いやむしろ無自覚だから、か)危ういなぁと思ったのと、主演の人のツッコミが0か100で極端だからもうちょい間を狙おうぜ(いろんな感情、指向性、ノイズなど情報量が含まれた豊穣なやつがいい)と思ったのと、あのテンポ・あの超展開(新しい単語連発)の割に全員ちょっとずつ滑舌が甘いのが気になった。
でも榎並夕起が「若くて可愛い無邪気な女の子」(と装ってるだけなんだけど、それが前フリとして効くくらいに)を言い訳無しで出来てるのはすごいなぁ得難いなぁと思った。見た目がかわいいって強いな。見世物としてアドバンテージ。当たり前だけど。

そして、これは俺の偏見なのかもしれないけど、やっぱり映画ってフォーマットだとついつい「物語」を求めてしまうのが可哀想だなぁと思った。
いや、俺もだな。「こういうただ面白いだけのコントだっていいじゃん」と支持したくなるのだけど、ついつい物語を求めてしまう狭量な自分を発見。
ショートフィルム業界だとそうでもないのかしら。

感想ばかりになってしまった。

明日は『みんなのへや・改』台本直しでWordを直接ゴリゴリいじる段になったのと、あとは『わが家の最終的解決』のチラシの写真撮影に行ってきます。