第28回公演『かげきはたちのいるところ』のお知らせ

さて、コロナウイルスによって様々なライブの興行が色々な決断を迫られている中ではありますが、アガリスクエンターテイメントの次回公演『かげきはたちのいるところ』は、時期がまだ結構先なのもあるので、今のところは終息を祈りつつ予定通り上演する方向で準備中です。

詳しくはこちら

そして、3月1日(日)からチケットを発売しますので、宣伝を兼ねてブログをば。

どんな話かというと、これです。

極左暴力集団のゆるふわホームコメディ!

15周年イヤーに突入したアガリスクエンターテイメントの新作公演は、久々出演の塩原俊之含む劇団員と、劇団員より本公演に出てる斉藤コータ(コメディユニット磯川家)という最もコアなメンバーでお送りする、アガリスク色濃厚な一本!
現代に生きる過激派左翼団体の若者達がルームシェアする一軒家で巻き起こる、生活感たっぷりの珍騒動!?
オルグ!ゲバルト!モロトフカクテル!
来週も総括総括ゥ!

こんなチラシの公演で、

こんな内容の公演です。

あとは、この公演について思ってることをちょっと語りますね。
長いし、勝手に熱くなってる系のやつなので、見たい方だけ展開してね。

作品名『アガリスクエンターテイメント』と名付けたい
セルフタイトルのアルバムってあるじゃないですか。
バンド名を冠したアルバム。
THE BLUE HEARTSの『THE BLUE HEARTS』とか、米米CLUBの『米米CLUB』とか。
他にもロックバンドの1stアルバムとかに多いのかな。

たまに、そんな感じで劇団名を冠したくなる作品があります。
アガリスクだと『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字』とかもそう。
たぶん、本作は、今まで以上にそういう公演です(まだ作ってないけど)。

もちろん、どんな作品も、最初のアイデアを思いついてから「この作品は劇団の本公演で上演するのに合っているのか?」というフィルターを通して、ジャッジしてから公演を決めています。
だから「劇団らしさ」はクリアしているものばかりです。
とはいえ、「ゲシュタポが自分の身分隠しながらユダヤ人の恋人を匿っている」っていうあらすじだったり、「日本軍の報道部が嘘の大本営発表を通すために四苦八苦するお仕事ドラマ」っていう構造だったり、そういった作品の核がありきで、それを劇団でやる意義というフィルタにかける、ってプロセスで企画が立てられています。

その点、本作は違います。
「いまのアガリスクエンターテイメントらしさ、今後やり続けていく“自分たちの表現”とは何だろうか?」というところからスタートした作品づくりです。

その結果、自分が国府台シリーズ以外で実体験として語れるもの(ちなみに国府台シリーズはアガリスクの体験っていうか冨坂の固有の体験の側面が強いんだけど)として「アガリスクハウスでのルームシェア」という題材が出てきました。いつかは語りたいと思ってたし。
それを、我々にとっての劇団活動を何に置き換えたら成立するか、どういう集団がルームシェアをしていたら面白いか、を考えた結果「現代に生きる過激派左翼団体の若者がルームシェアをする」という設定に行き着きました。

そこからさらに「“過激派”だからこそあえて“ゆるふわ”にしよう」とか「若者集団の隆盛と崩壊をテーマにしよう」とか「1話完結のホームコメディにしよう」とか、そんな要素が付け加えられていって、この「極左暴力集団のゆるふわホームコメディ」という設定が出来上がりました。

つまり、出発地点が、軸足が、今まで以上に「アガリスクエンターテイメントという劇団」にあるわけです。
自分達の体験をベースにしてるし、皆が今の自分の状況を乗っけられる(物語に反映される/されないに関わらず)、そういう作品なのです。

そういった意味で、『アガリスクエンターテイメント』ってセルフタイトルをつけてもいいかな、と思える作品です。小っ恥ずかしいからつけないけど。
(でもそういや最初の企画書は仮題『アガリスクハウス』だったな)

あとは、まぁ、あんまり広言するのも野暮なので言わないけど、久しぶりに塩原俊之と一緒にやるってのも…あるよねぇ?そりゃあ。
「ドメスティックなメンバーで、劇場が小さくてもいいからロングラン公演やろうぜ」って話は結構前から劇団会議で出ていたのだけど、もし塩原さんが乗っからなかったら、自分達をモチーフにしたこの作品はやってなかったと思う。(ちなみに「若者集団の隆盛と崩壊の話」って言ったのは彼ね。まぁ俺ももともとその手の話は好きではあったんだけど)

そんな、「今のアガリスクエンターテイメント」をギュッと閉じ込めたような作品になると思います。
でも、「ずっとこの演目をやり続ければいいんじゃない?」って演目を作るつもりでやります。
そして、その二つって矛盾するようで多分相反しないんだよな。

* * *

ちなみに、興行的にも劇団の今後を占うような公演です。
ここ最近は大きめの劇場で一週間公演をやっていたのの反動で、おなじみのサンモールスタジオで二週間公演になりました。
規模を優先するのか、期間を優先するのか、今回で色々考えるんじゃないかと思います。

そしてもう一個言っておきたいのは、結構な大勝負だぞ?って点です(笑)
「劇団員のみでギュッとした作品づくり」っていうと、興行規模的には攻めてない、実験的な公演に見られるかもしれないですけど、もうね、全然違いますよ、と。
(ほぼ)劇団員のみで、『わが家の最終的解決(再演)』とか『発表せよ!大本営!』以上に沢山のお客様に来てもらえないと赤字確定っていうね。ぎゃー。
「このメンバーでこの企画ができる喜び!」みたいなのに目が眩んでいた我々ですが、霞みがかった景色の奥にはそんな厳然たる事実が立ちはだかっていたのでした(いや、自分らで組んだんだけどさ)。
あぁ、なにもそんな泣き言が言いたいわけじゃなくて。
そういう、興行的にも我々が飛躍するか衰退するかの勝負の公演です。良かったら応援してください。
面白いもん用意しとくので。

国府台ダブルスで国府台高校シリーズを一区切りにしたアガリスクの、新たな一歩です。
上手くいけば、この「かげきは」ワールドが国府台に続く新しい作品世界になるかもしれないし、1話完結の映像のシットコム作るかもしれないし、妄想は膨らみます。
アガリスクの新たな挑戦。応援していただけると幸いです。
劇場でお待ちしております

主宰・脚本・演出 冨坂友

公演情報

アガリスクエンターテイメント15周年記念興行・第28回公演
『かげきはたちのいるところ』
脚本・演出:冨坂友

【日程】

2020年4月29日(水)〜5月10日(日)
全17ステージ

【タイムテーブル・日替わりゲスト】

4月29日(水)19:00★…徳田開
4月30日(木)19:00★…三遊亭ぽん太
5月1日(金)19:00★…菊池泰生
5月2日(土)13:00/18:00…さいとう篤史(ジョナサンズ)
5月3日(日)13:00/18:00…古屋敷悠
5月4日(月)13:00/18:00…東直輝(悪い芝居)
5月5日(火)14:00…木内コギト
5月6日(水)14:00…加糖熱量(裃-這々)
5月7日(木)19:00…山田健太郎(やまだのむら)
5月8日(金)14:00/19:00…目崎剛(たすいち)
5月9日(土)13:00/18:00…川上献心(劇団風情)
5月10日(日)14:00…高木健(エンニュイ)

【会場】

サンモールスタジオ
(〒160-0022 東京都新宿区新宿1丁目19-10 サンモール第3M B1)
東京メトロ丸の内線「新宿御苑前」駅・2番 大木戸門口 徒歩3分

【出演】

淺越岳人
伊藤圭太
榎並夕起
鹿島ゆきこ
熊谷有芳
塩原俊之
津和野諒
前田友里子
矢吹ジャンプ(ファルスシアター)
(以上アガリスクエンターテイメント)
斉藤コータ(コメディユニット磯川家)

【料金】

一般料金…4,000円
前半料金…3,800円(★の回)
富豪席…7,000円(良席確保・特典付き)
大貧民席…3,000円(見切れ・後方の可能性あり、直前の入場)
高校生…1,000(要本人確認書類提示)

【割引】

貧民割引…500円引き
リピーター割引…1,000円引き
旅割引…1,000円引き
※詳細は特設WEBをご覧ください

【ご予約】

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【詳細・お問い合わせ】

公演特設WEBページ
http://kagekiha.agarisk.com

Eメール
info@agarisk.com