ナイゲンを上演してくれる学生の方とか、います?

はい、タイトルのとおりです。
昨年夏に上演し、ご好評頂いた高校生会議コメディ『ナイゲン』ですが、結構たくさんのお客様より「高校演劇に向いている」「母校の演劇部の新入生歓迎会用の演目したいなー」「リアル高校生がやるバージョンも見てみたい」などのお声を頂いておりました。
また、今までに比べるとかなり沢山の高校生や、大学の演劇サークルの若い方たちにも楽しんで頂けたようなので、もうここらで公式に「やっていいよ!(っていうかやって下さい、良かったら)」と言うことにしました。
ナイゲンは、国府台高校とその校風に対する、自分の考えの結晶のような作品です。
入学前から憧れて、在学中には心酔していた国府台高校というものを、卒業後の視点で書いた「国府台高校論」であり「生徒の自治論」です。
なので、初演から再演の間や、再演を作っている最中は「高校を卒業した“ポストの目線”でやるから意味があるんであって…」などといっておりました。
でも、実際やってみて、それこそ国府台高校や生徒会活動なんてまったく関係がなかった、という方にも楽しんで頂き、別の何かを受け取って頂けたことから、「違う人たちがやっても意味がある作品なんじゃないか」と思うようになりました。
むしろ、現役の高校生がやったら、何か別の意味が立ち上がってくるんじゃないか、という楽しみな予感すらしています。
って、まだどこも「やりたい」なんて声をかけてきてくれた人はいない訳ですが(笑)、そんな風に思っていますので、もし気に入ってくれた方で、「どこかで上演したい」という思いのある方は、お気軽にお声掛け下さい。
高校生とか大学生とかじゃなくても全然かまわないので!
【特徴】
下に高校生や大学生の演劇でやる際のナイゲンの特徴を箇条書きであげつらってみます。○はメリット、●はデメリット。
○舞台セットが楽…学生以外で学校の環境をそろえるのは大変ですが、学生だったらむしろすごく楽だと思います。衣装なども然り。
○男女比が大体半々…男性7名・女性6名と半々なので、何かと揃いやすいのでは。
○均等に良い役…13人の群像劇で、ある意味全員主役。
○ウケる…無理に体をはったギャグをしなくても笑いが取れる。
●ムズい…一幕一場で全員出ずっぱりなので、退屈に見えない工夫が必要。
●ムズい…全員の息が合わないと成立しない。
●ムズい…体をはったギャグはないけど、それで笑いを取るためには、的確な情報の出し入れが必要で難しい。
●ムズい…2012年版の出演者への宛て書きなので、他人がそれを忠実に再現しようとするととても難しい。話の上での役割だけ抑えて、あとは実際の出演者に合わせてアレンジしたほうが賢明。
…といったところでしょうか。なんだかとても志の低い感じの箇条書きになってしまいましたが、まぁ我ながら、大変ですがやりがいはある作品だと思います。
【条件】
●要連絡…連絡は下さい。チェックの意味ではなく、純粋に見てみたいので。冨坂だけでなく、アガリスクエンターテイメントのメンバー(現在は5人)は見られるようにして頂けると幸いです。
●上演料…無料公演の場合は上演料は頂きません。
●内容の変更…演出的な見せ方の変更や、台詞の変更は構いません。大幅なストーリーの変更や登場人物の変更の場合にはご相談下さい(「原案:」とか「原作:」とかにしてもらうかもしれないので)。
●クレジット…パンフレットかチラシか看板か、どこかに「脚本:冨坂友(アガリスクエンターテイメント)」の表記をお願いします。
無料公演だったら基本的にほぼ全てオッケーを出すと思います。有料の公演で使いたい場合にはご相談ください。
内容に関しては口を出しません。大きく脚色するときは、こちらのクレジットを原案とか原作にしてもらうようお願いするかもしれませんが、どう上演するかは自由です。
【お問い合わせ】
上演をご希望の方は 
まで、
・団体名
・代表者名
・連絡先メールアドレス(PCメールを受け取れるもの)
・どういった場での上演か
を書いてご連絡ください。
ナイゲンが、新たな顔となって上演されている姿を見るのを、楽しみにしております。
【ついでに】
この台本を、“雑貨と本と演劇の委託販売を本当にやってる架空のお店「架空ストア」”にて、電子戯曲という形で販売する運びとなりました。
PDF形式の電子書籍になっておりますので、ご興味ある方は是非こちらで読んでみてから決めるのはいかがでしょうか。
架空ストア『ナイゲン』
自分たちでも2013年の夏に再演(再々演)することになりました。ご興味ある方はこちらも宜しくお願いします。
アガリスクエンターテイメント第18回公演『ナイゲン』(2013)

新宿コントレックスVol.9終演

新宿コントレックス、終了いたしました!
ありがたいことに今回もチケット完売、満席で本番を迎えることができまして、しかも売り切れが今までで最速なんじゃないかって勢いで、感謝するばかりです。
本番当日も、大変あたたかい、いやむしろ熱いくらいの雰囲気でご覧頂き、有難かったです。
そして、自分のとこの演目に関してですが。
アガリスクエンターテイメントは、『テトリミノ=ファクトリー2』という作品を上演しました。
結果として、皆様にガタガタした不完全な形の作品をお見せすることになってしまい、誠に申し訳ありません…
言い訳めいた申し開きはしたくないけど、出演者やスタッフの名誉のために言っておくと、彼らのせいじゃありません。あの状況でよく何とかしてくれました。
…って書いて終わらそうと思ったけど、なんかとんでもなく不穏に見えるので、簡単に書きます。
テトリミノ=ファクトリーは、映像と絡むというか、舞台上手で行う芝居と下手に映る映像が同期して進むコントです。
その映像を誤って当日朝にダメにしてしまい、急遽、無事に残っていた製作段階の途中までの映像と、初演当時の昔の映像を組み合わせて、台本も三分の一くらいカットして、無理矢理つなげて上演しました。
その結果、何だかよくわからないものになった、結構スベった、という次第です。
もう完全に映像作りと演出やってた俺の責任です、はい。余裕をもったスケジュールにしていれば、修復も出来ていたかもしれません。
本当に申し訳ありませんでした。
なにより、今までアガリスクエンターテイメント作品を見て下さっていた方々に「勿体無かった」「悔しかった」と言わせてしまったのが悔しくてなりません。
今後は準備を完璧にし、新宿コントレックスのあの場でやり切れる形式の作品を上演します。
テトリミノ=ファクトリーに関しても、そもそもコントレックスでやるかどうかわかりませんが、いつか形を変えてちゃんとリベンジするつもりです。
ので、今後ともどうか宜しくお願いします。