2023年を振り返る

このブログを更新するのも相当久しぶりになりました。どこかからここに辿り着いた皆様、いかがお過ごしでしょうか。
2023年が終わるということで、今年の仕事を振り返ってみます。
普段書いてないのに振り返られても…って声が聞こえるような気もするんですが、まぁいいでしょ!それでは行ってみましょう!

アガリスクエンターテイメント『令和5年の廃刀令』

《杉並区会場》3月19日(日)〜21日(火・祝)@座・高円寺 1

視点「SHARE’S」というショーケースイベントに呼んでいただき、MUと組んで二本立てでやらせてもらいました。
廃刀令1会場目の初回にして、まさかの1票差で決まるというミラクルがあった。

《墨田区会場》4月21日(金)〜4月23日(日)@すみだリバーサイドホール ミニシアター

墨田区役所のミニシアターで演劇やるとは。久しぶりなくらい客席が近く、良くも悪くも劇場じゃなくて面白かった。
袖も楽屋もない会場で、マジでただの公共施設で無理矢理演劇をやる感じが千葉時代を思い出したというか。かつて持っていたワイルド演劇の魂を思い出した。

《豊島区会場》5月1日(月)〜5月2日(火)としま区民センター 小ホール

マジで廃刀令ばっかやってますね。区民センターのホールでやるのは楽しかった。
CoRich舞台芸術まつり2023春!で準グランプリとか制作賞とか淺越が俳優賞とか受賞しました。
CoRichのまつりで最終に残ったからか、某◯◯◯◯戯曲賞から「下読みしたいから台本送って」が来た。時をかける稽古場2.0ぶり。期待せず待つ!

アガリスクエンターテイメント『式場最大の作戦』

3月31日(金)〜4月1日(土)@熊谷有芳結婚披露宴とパーティー

劇団員・熊谷さんの結婚祭りの余興で披露。
伊藤さんが「花嫁奪還する例のやつ」をやろうとして計画を立てる作戦会議の話。「本人達が、パーティー会場を想像しながら会議室で話しているテイ」をパーティー会場で上演する構造なわけで、そこを飲み込んでもらうのが大変かと思ってたけど、意外とみんなすんなり見てくれた。し、ウケてよかった。
伊藤さん(あと鹿島さん)が超大変なネタで、当たり前のように熊谷さんも出た。熊谷さんがリアル新郎のことを語る部分の台詞は本人に埋めてもらったんだけど、あそこグッと来たな。

『シンガロング!』がギャラクシー奨励賞を受賞

前年放送の作品だけど、フジテレビ「生ドラ!東京は24時」の『シンガロング!』が2022年度ギャラクシー奨励賞を受賞。
奨励賞は表彰されないけど、ちゃっかり授賞式を覗きに行った。
その後、音声の佐藤さんが日本映画テレビ技術協会の映像技術賞を受賞してて嬉しい。

アガリスクエンターテイメント『新宿コントレックスFINAL 』

5月27日(土)〜5月28日(日)@新宿シアター・ミラクル

新宿シアター・ミラクルの閉館前に、最後のコントレックスを実施。
うちは『賽の河原』と『倫ならぬ女たち』を上演。
MELT、演人の夜、ミズタニ会議、三遊亭ぽん太さん、GO→TENライブの皆さんと。
シアター・ミラクルよ、永遠に。コントレックスよ、またいつの日か。

レプロエンタテインメント『沸騰!予算会議』

7月6日(木)〜7月9日(日)@浅草九劇

九劇と組んで『いざ、生徒総会』をやるはずが、色々あって演目が変わり、新作の会議コメディを上演。もともとこの「国府台の予算会議がなくなった件」への怒りは持っていて、いつかどこかでやろうと思っていたので。
ほぼ初めましての若い俳優の皆さんと一緒に、秒単位の時計合わせの芝居にチャレンジ。稽古で初めて合った時は震えた。
初舞台とか2回目とかゴロゴロいる中で、100分間出ずっぱりの一幕モノの会議をやったのは冒険だったと思う。「時計動かして0分0秒で終演するように演じよう」って演出とか。冷静になると「なんでだよ」って思う。
やってくれたみんなが凄い。決まるとカーテンコール前に自然と拍手頂けて気持ちいい。
すごく素敵な座組みで作品でした。外部のプロデュース公演の演出家だし、年齢差もあるし、あんまり距離を詰めずに先生ムーブをしてしまったけど、この座組の皆のことは好きだったりする。

東宝『SHINE SHOW!』

8月18日(金)〜9月4日(月)@シアタークリエ
9月15日(金)〜9月17日(日)@兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール

昨年劇団でもやった『SHINE SHOW!』を東宝で上演。というか、実はこの東宝での上演に向けて、2020年末?2021年?から準備していたのでした。
演出は憧れの山田和也氏。前にも何かで書いたけど、僕はパルコプロデュースの三谷作品で演劇を学んだので、ということは演出というか「ここまではやっていい、ここはおさえよう」っていう線引きは、それらの演出を務めていた山田さんに学んだと言っていい。「私淑」ってやつですね。
アガリスク勢も活躍。東宝のプロデュース陣が劇団ごと使ってくれたっていうのもあるけど、結構そうなるように初演から配置していったのです(笑)

そんなこんな、長い期間の準備を経て実現したわけだけど、終わった今でも自分の作品がシアタークリエでかかったというのがちょっと信じられてない。夢だったんかな。

そんな本作は1月28日(日)にCS衛星劇場でフル尺で放送されます。ぜひTVでもご覧ください。

秋以降は、ってか7月の予算会議以降は、先々のための企画書を書き、プロットを書き、台本を書いてばかりの日々。しかもそれが年内に終わらずに全て年を跨いでしまったもんで、何もスッキリしていない年末です。

そのせいか今年あまり作品を発表してない気がしてたけど、意外としてますね。今年もありがとうございました。来年も宜しくお願いします。
諸々発表されます。