賞いただきました

年が明けて、昨年の作品を評価して頂けるありがたい機会がドドッとやってきました。
1/14には、演劇口コミサイトCoRich舞台芸術!におけるユーザーの年間ベスト作品の投票企画“CoRich舞台芸術アワード!2015”にて、サイトに登録された8,660本の演劇公演のうち、アガリスクエンターテイメント『ナイゲン(全国版)』が2位、『紅白旗合戦』が16位にランクインしました。
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CoRich舞台芸術アワード!2015のページはこちら
これは観客の方々の純粋な投票の結果で、「年間全部の作品ででどれが面白かったか」に投票するものなので、個人的にはとても大事に思っている企画です。
そして『ナイゲン』は今ではアガリスクの代表作になっていますが、2012年にこのCoRichのアワードで8位になって突如注目されたみたいなところがありますし、このアワードしか受賞していない、というのがとても作品を物語っている気がします(まぁ賞を設けてる劇場で上演してなかったり、賞レースに参加してないんですが)。「純粋な観客人気のみ」ってのがナイゲンらしいなぁ、というか。
とはいえまだ結構な開きがあって1位に届かなかったので、くっそーという気持ちも抱えつつなのですが。
そして翌日の1/15にはサンモールスタジオの新年会がありまして、ここで行われるサンモールスタジオ選定賞の表彰式にて、『紅白旗合戦』が最優秀団体賞(作品賞みたいな一番大きいやつ)を受賞致しました。
で、副賞として賞金と、あとはサンモールスタジオ1週間利用権を頂きました。
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2015年度サンモールスタジオ選定賞はこちら
やらしい話をすると、正直、狙ってました。とても欲しがってました。
というのも、サンモールスタジオでとてもやりたい作品があったから。しかしいかんともしがたいくらい資金繰りが苦しかったから。賞の名誉とともに、その公演が出来ることになったのがとても嬉しかったです。
『紅白旗合戦』という作品そのものに関しては、とても思い入れがあるし、この構想・この企画の持つ射程はかなり長いものだと思います。しかし“演劇作品の完成度”という点で語ると同年に上演した後の2作品には届かなかったのでは?という苦い思いと、関係者への申し訳ない気持ちがありました。
発表時の挨拶で、サンモールスタジオの支配人・佐山さんは「この賞は作品の評価だけじゃなく劇団の将来性に対する賞だ(意訳)」というようなことを仰っていたので、遠慮なく、ありがたく頂戴し、これからもガンガン面白いコメディを作っていこうと思います。
これで、2015年の活動は、3月の『紅白旗合戦』でサンモールスタジオ最優秀団体賞(とCoRichのアワード16位)、8月のコメフェス『七人の語らい/ワイフ・ゴーズ・オン』で最優秀作品賞(ほか)、10~11月の『ナイゲン(全国版)』でCoRichのアワード2位と、長編の演劇公演ではすべて形に残る評価を頂いたことになります。
もうありきたりな言い方だけどさ、ひとえに、一緒に作ってくれた皆様、力を貸してくれた皆様、ご来場下さった皆様、あと、どっかで見ててくれた方々のおかげです。本当にありがとうございました。
で、我々は千葉の公民館で公演をやっていたような野良中の野良な出自ゆえか、僻み根性満点のマインドで自団体や演劇界を語ることが多かったのですが、一昨年や昨年の活動でこれだけの評価を頂いたからには、その根性を改め、正々堂々と、人気劇団への道を目指していかなきゃいけないな、と思った次第です。ひねくれるのは作品内だけにしないとね。
年頭のあいさつと被るんですけど、2016年も面白い作品(既に構想してる作品群がどれも面白そうだよ)を作っていきますので、今後ともアガリスクエンターテイメントをどうぞ宜しくお願いします。
まずは5月しむじゃっくPresentsアガリスクエンターテイメント公演!
ナチスドイツとユダヤ人で、キツくて超笑えるコメディをやります。乞うご期待!