7/31 執筆したり『わが家~』DVD編集立ち会ったり稽古したり

前回の稽古から今日(もう日付変わって8/1だけど今日とする)までの間にブログの更新を怠った。失態じゃ。
『笑の太字』執筆中で、稽古中です。ずっとお預けを食らっている間に、ポケモンGOとシン・ゴジラが神格化されてるよ。ポケモンなんて最初はやるかどうかすら迷ってたのにな。
前回の稽古で「僕というモンスターを生み出したのは、先生、あなたです」「(こいつは俺が引導を渡してやらないと…)」という二つのキーが生まれた、と書きましたが、今回はもう、なんでしょうね。
Twitterでも書きましたが、

『笑の太字』、モチーフにした某有名二人芝居みたいな衝突・葛藤をこの題材に盛り込もうとすると、登場人物がどんどん思想犯になっていくなぁ。ナイゲンのどさまわりといい、なんかこうなっちゃう。メインキャラが等身大で共感できるやつじゃなくなる率が高い
まだまだ不定形だけど『笑の太字』がすごいとこに行きそうな気がしてる。名前もアレだし尺も45分なんだけど、ウケ狙いでパロディやってみたとかじゃないんだ。いやウケも狙ってるしパロディでもあるんだけど。そのまんま創作論とか著作権とか「作品は誰のもの?」って芸術論にタッチする喜劇
『笑の太字』今日は数ページの間に「ニコニコ動画」「違法アップロード」「見逃し配信」「君となら」「メタリカ(ラーズ=ウルリッヒ)とNapster」「バンクシー」「高校演劇の決勝に送り込む」「自爆テロ」が出てくるところを稽古してみました。稽古中に増えたり削られたりしつつ。
『笑の太字』一つの会場で長い尺使って一緒になって考えないと伝えられない物語…という、演劇ならではの物語であり見世物です。そのくらい厄介な問題。でもちゃんとコメディ。それは「小難しいことを言うことで笑いをとる」っていうメソッドとイメージがあってこそなんです。ぜひ会場で。

って感じっす。
『ナイゲン』が自治の話であり、どさまわりの信仰の話であり、継承の話だったりするのと同じように、ちゃんとコメディコメディしたまま遠く深く伸びていく話になりそう、というかなりつつあるのです。
今日は、「タイムライン上に並んでない台詞」「あり得るかもしれない台詞」「台詞にもなってない思想の過剰書き」をひたすら書きなぐった台本(普通それを台本とは呼ばない)を稽古場に持って行って、それをカンペにしながら議論してもらって採用不採用を決める、という執筆なのか稽古なのかよくわからないことをしたのですが、うん、文量として少ないにしろ、だいぶこの話の燃料が行きわたってきたというか、軌道が見えてきた感じ。
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そして、その稽古の前には天才ディレクター細居大輔氏のもとに行き、5月にやった『わが家の最終的解決』のDVD版映像の編集の立ち会い。あれが2か月半前とは到底思えないですねぇ…。
編集が最高すぎてそんなに注文つけるところがないので、「ほーっ」て映像見ながら思ったけど、なんというか、深夜に書いたラブレターみたいな熱量とロマンティックが過積載された公演ですね。
早速、脚本レベル・演技レベルで直したいところは沢山見つかっちゃったのだけど、そして最近書いてる作品がドライでロジカルでどこまで思索を深めるかみたいな台本だからか、特に照れてしまったのだけど、でも同時に「芝居ってこのエネルギーだよなぁ…」とも思ってしまった。
詳しくは2,3日後にオーディオコメンタリーを録るので、それからちゃんと考えよう、書こう。
そして、もう時系列が逆だからいっそ逆に書くけど、キングオブコント2016の予選1回戦で、アガリスクエンターテイメントは敗退!二回戦に進めませんでした!残念!
個人的には色んな執筆の関係で稽古も行けなかったし、本番当日も淺越からの貰い風邪疑惑の体調不良で見に行けず。台本を直して手渡したのに完全に丸投げのままだったのが申し訳ないところ。
書くべきことが山ほどあるような、何もないような、それは眠いだけのような、よくわからない心境ですが、とりあえずセブンイレブンの160円くらいのフロマージュが街を行き交うチーズケーキの中じゃ相当美味いんじゃないか。自分で入れたアイスコーヒーとあれがあれば大抵の喫茶店は用済みなんじゃないか、ということは記しておこうと思います。
追伸!
7月終了にともない、『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字』での「大貧民割引」は締め切りました。それ目当てにしろそうでないにしろ、本当にたくさんの方の早めのご予約、誠にありがとうございました。
ちなみに、これ以降も事前精算で買ってくれた方には「ありがとうセット」なる非売品(裏パンフレットと缶バッヂ)のプレゼントがあります。迷ってる方はj事前精算で買って頂けるとお互いハッピーです。
また、大貧民割引が終わっても「貧民割引」があります。これは購入する期間も関係なく、事前精算か当日精算(取り置き)かも関係なく、予約さえしてれば誰でも使えます。「貧民です」と言えば500円バックまたは割引です。
なので、ぜひご予約のほど、よろしくお願いします。
東京公演の(C)と(D)の回がお席少なくなってきました。ご希望の方はお早めに。
なんにせよ『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字』よろしくお願いします。
コメディと批評性が、コメディとメッセージが、分離しないまま走り抜ける、誰もが笑えて何にも似てない二本立てです。ぜひ!
詳細は こちら  チケットは こちら