デクスターづいている

最近、デクスターづいている。
数年前から評判を聞いていて、というかレンタルビデオ屋に行くたびに借りるリストに入っていたのだけど、海外TVドラマシリーズ(しかもシーズンいくつあるんだよ…)に尻込みして借りていなかったのだが、次回公演『異性人/静かに殺したい』の片方、『静かに~』が連続殺人犯主役のシチュエーションコメディということで、新年早々からエイヤっと借りて見始めています。
そして、まだ2週間なのにSeason3に突入している。見すぎ、俺。
夜勤から帰った朝10時ごろから朝食を食べながら(後述)二話ずつ観て寝てます。
「主人公の犯行がばれないかどうか」が常に底流に流れているので緊張感が持続する…とか、登場人物がみんな心の闇を抱えているところが現代アメリカの…とか既にいろんなところで評されている魅力もあるんだけど、個人的にすごく好きなのが、オープニング。
主人公デクスターが朝起きて、髭を剃り、肉を焼き、目玉焼きをつくり、果物を切り、糸楊枝を使い、靴紐を締め、出かける。
この一般的な朝の支度の様子が、血が出る・肉を切る・紐で締めるなどの要素を強調して明らかに殺人を思わせる描写で描かれていくんだけど、これの調理シーンが、ものすごく旨そうなのです。もうね、宮崎アニメの食べ物よりよっぽど食欲をそそります、俺は(って大丈夫なのかこの発言は)。
もうね、その“旨そうさ”に触発された結果、朝は食べない派だった自分がしっかりした朝食を摂るようになりました。
どうでもいいけど、トースト(オーブントースター)、ベーコンエッグ(フライパン)、コーヒー(インスタントじゃない)の3種類を、完全なジャストタイミングで同時に仕上げるのって結構スキル要るのね。凝った料理じゃないけど、タイミングを御するのこそ料理の難しさなんじゃないかと最近思う。
…と、話がそれた。このドラマの素敵なところは、シリーズが変わっても下手にオープニング曲や映像を変えないところかな、と。日本のTVドラマだと微妙なタイアップを取って、続編でも変わったりもある中、偉い。ファンはアレをみてアガるし、腹もすくんですよ!
ということで、TVドラマ見まくってるけど、もちろんそれを生かして台本も書いております、『静かに殺したい』。デクスターの複数シリーズ通した殺人鬼描写の深さ・殺人鬼リテラシーを考えると、企画当初の大雑把なエンディングには出来なくなってしまいそうで、話がどこへ行くのかわからなくなってきて怖いんだけど。
あと、もう一方の『異性人』はプレ稽古を2回ほどやって、つい先日俺が脚本提供した某作品を、本編と関係ないけどガチで作り上げてます。このネタ自体は上演しないけど、ぼんやりとエチュードとか雑談してプレ稽古を潰すよりはよっぽど身になってる。コレに関しては別エントリで後述。
そんな『異性人/静かに殺したい』です。 こちら
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