『ナイゲン(全国版)』京都公演(元・立誠小学校)の詳細!

初のツアー公演、念願の関西圏での上演となる、『ナイゲン(全国版)』京都公演の詳細をこちらのブログでも掲載します!
京都公演は、元・立誠小学校という施設を使った「教室でナイゲンを観る」公演です。
歴史のあるレトロな校舎の雰囲気と、舞台としての機構、その両方が味わえて、サイズもほどよく、小劇場感覚で観るには一番いい会場かもしれません。
関西圏にお住まいの皆様、または秋に「そうだ、京都行こう」と思った方、是非この機会に足をお運びくださいませ!
京都公演は予約して当日にお支払いと発券をして頂く予約券(当日精算)でご予約を承っております。下記の予約フォームからご予約をお願いいたします。または、SNS・メールなどなどで冨坂までお問い合わせくださいませ。
アガリスクエンターテイメント十周年記念興行・第21回公演
『ナイゲン(全国版)』

東京試演会:10月3日(土)~10月4日(日)@都内某所
京都公演:10月9日(金)~10月12日(月・祝)@元・立誠小学校音楽室
東京公演:11月13日(金)~11月14日(土)@新宿FACE
脚本・演出:冨坂友
【概要】
傑作青春群像会議コメディ、最後の再演&ツアー公演決行!!
屁理屈シチュエーションコメディ劇団・アガリスクエンターテイメントが2006年に初演し、2012年、2013年と再演を重ねてきた、劇団代表作の青春群像会議コメディ『ナイゲン』。
数多くの団体によって上演され、早くも「会議劇の新たなクラシック」との呼び声も高い本作を引っさげて、初のツアー公演を決行!
“学校の教室でナイゲンを観る”東京試演会(都内某所・近日発表)と京都公演(元・立誠小学校)、そして収容人数500人のイベントホールでの東京公演(新宿FACE)まで駆け抜ける、アガリスク初のツアー公演にして、最後のナイゲン再演興行!
■京都公演(元・立誠小学校)■
【日程】
2015年10月9日(金)~12日(月・祝)
10/9(金)18:30前
10/10(土)14:30前/18:30前
10/11(日)16:30
10/12(月)16:30
【会場】
元・立誠小学校 音楽室

2011年を振り返る(追記)


【料金】
《前半料金》
予約券:2,000円 当日券:2,500円
高校生以下:500円
《後半料金》
予約券:2,500円 当日券:3,000円
高校生以下:500円
【割引】
●貧民割引:500円割引
当日受付で「貧民です」とご申告頂いたお客様は500円割引します
●リピーター割引:1,000円割引
本公演に一度ご来場頂いたリピーターのお客様は1,000円割引します(要半券提示)。
【ご予約の方法】
・以下のサイトにご入力ください。
 予約フォーム→ https://www.quartet-online.net/ticket/agarisk21-kyoto?m=0ajfbfa
・当日、会場の受付にてお名前を仰ってください。
■作品について■
【あらすじ】
“自主自律”を旨とし、かつては生徒による自治を誇っていたが、今やそんな伝統も失われつつある普通の県立高校、国府台高校。
ある夏の日、唯一残った伝統にして、やたら長いだけの文化祭の為の会議“ナイゲン”は、惰性のままにその日程を終わろうとしていた。
しかし、終了間際に一つの報せが飛び込む。
「今年は、1クラスだけ、文化祭での発表が出来なくなります」
それを機に会議は性格を変え始める。
――どこのクラスを落とすのか。
かくして、会議に不慣れな高校生達の泥仕合がはじまった…!
【ナイゲンとは】
屁理屈シチュエーションコメディ劇団・アガリスクエンターテイメントが上演する、高校の文化祭の代表者会議を舞台にした会議コメディ。
メンバーの母校でもある千葉県立国府台高校に実在する会議をモデルにしている。
会議に不慣れな高校生が文化祭の発表内容について話し合い、1クラスを落選審査する泥仕合をコメディとして描きつつ、「自治」「話し合い」の意義を問う青春群像劇。
【キャスト】
淺越岳人
塩原俊之
鹿島ゆきこ
沈ゆうこ(以上アガリスクエンターテイメント)
榎並夕起
金原並央
甲田守
さいとう篤史
津和野諒
古屋敷悠(MU/ECHOES)
細井寿代
信原久美子(コメディユニット磯川家)
斉藤コータ(コメディユニット磯川家)
【詳細・お問い合わせ】
ナイゲン(全国版)特設ページ→http://naigen2015.agarisk.com/
Eメール→
電話(各会場の公演期間中のみ)→070-6985-6433

黄金のコメディフェスティバル2015終演しました。グランプリなど頂きました。

黄金のコメディフェスティバル2015は無事にその全日程を終了しました!
ご来場下さったお客様、気にしてくれていた皆様、1日3ステが何連続つづくんだ…という10日間を支えてくれたスタッフの皆さん、そして一緒に闘った5劇団、あと最後に一緒に作品を作ったアガリスクメンバーと客演のみんな、誠にありがとうございました。
また、コメフェスは賞レースでもあります。
8/30の千秋楽ぶっ通しスペシャルの終演後に行われた表彰式にて、個人で
・最優秀脚本賞
アガリスクエンターテイメントとして
・高校生審査員賞(高校生審査員による投票)
・観客賞(全3チームを観た観客による人気投票)

そして
・最優秀作品賞(グランプリ)
を受賞致しました。
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最優秀脚本賞は、昨年に引き続き二年連続で頂きました。“シチュエーションコメディのおかしなところを批評しながら進むシチュエーションコメディ”という、だいぶニッチで、「なにその問題意識?」「誰得なの?」っていう、自分達しか悩んでないんじゃないか的な題材の脚本が賞を頂けてとても嬉しかったです。
表彰式でも言いましたが、この作品の中身の部分というか『ワイフ・ゴーズ・オン』での細かいセリフ回し・表現は、主演の矢吹ジャンプの肉体から出たものです。そして、『七人の語らい』部分でのシチュエーションコメディを斬る視点は、ずっと一緒にこのコメディの問題意識に突っ込み合ってきた淺越岳人、塩原俊之と一緒に培ったものです。
この全体のアイデアも、「典型的なシチュエーションコメディと会議のコメディをどうやって組み合わせよう」と悩んでた時に、淺越としゃべって出来たものです。理屈っぽさや捻くれた部分を共有できる限り、彼は最強の文芸助手だと思います、マジで。
高校生審査員賞は、観客としても作り手としても、演劇界の未来を担う高校生の評価を得られたことがとても嬉しかったです。表彰式では「劇団の賞味期限が延びたかな?」なんて冗談で言ってましたが、帰宅して、審査員のひとりのTwitterを見て背筋が伸びました。

なんて冷静で、的確な視点で、コメディを・コメディフェスティバルを捉えているんだ…
普段ナイゲンとか紅白旗合戦とか高校生の作品を作ってて「高校生の思考を舐めない」に気を付けているつもりの自分でしたが、それでもまだどこか甘く見ていた部分があったんじゃないかとハッとさせられました。そして賞を発表するまでそれを秘している審査員としてのプライドとかもすげえ。
観客賞は、ハッキリ言って意外でした。いや、もちろんウケていたので皆様の支持も頂けているかなぁーとは思っていたのですが、実際に投票をして頂けているとは思っていませんでした。
黄金のコメディフェスティバルは全3チームを見た観客に投票権が与えられます。そして観客投票は最優秀作品賞にも影響します。つまり、投票をするためには3チーム見なければならない。贔屓の劇団があるなら、そこを勝たせるために3チーム6劇団を見る、という考えになってもおかしくないです。というか、普通そうだと思います。
ぶっちゃけたところ、アガリスクエンターテイメントはそこまで投票権のあるお客様を呼んだ方ではありませんでした(勿論、通しで予約をしてくれた、応援してくれているお客様もいらっしゃって、それはとても感謝しているのですが)。なので、審査員とかに評価してもらったら、あとは観客投票を集める劇団から逃げきれるかが勝負だと思っていました。
しかし、観客賞を頂けた。これは、このフェスティバルの投票権を持っているお客様が、いかに公平で、いかにガチで、いかに「作品の面白さ」で投票をしていたか、ということだと思います。
お客様の、イベントを楽しむ姿勢に、審査員としての矜持には、尊敬すら覚えます。
そして、こんな性格の悪いコメディを楽しんでくださって、本当にありがとうございます。
その結果、最優秀作品賞(グランプリ)を頂くことが出来ました。悲願の優勝です。
昨年、「コメディを作るために旗上げて、コメディ専門でやってきた劇団」としてコメフェスに出場し、色々評価を頂きつつもグランプリには届きませんでした。表彰式の最後にテーマソング『すまいるだいなそー』を聞きながら泣きました。
今年のアガリスクの出演者は、全員が昨年のその思いを共有しているメンバーです。劇団員とか客演とか関係なく、出演者一人ひとりがリベンジの思いを抱いて参加していました。
僕自身としても勿論そうですが、出演者の皆と悲願達成の喜びを味わうことが出来たのがとても嬉しかったです。
そして今まで応援してくれた方々、いつも見に来てくれる方々、かつて一緒にやっていた仲間、そういった周りのみんなに喜んでもらえたことがとても嬉しいです。
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(↑後々「その泣きっぷりで劇団員じゃないんかい!」と突っ込まれる斉藤コータ、翻って「イェーイ」とか言ってる塩原俊之、順当に泣いている鹿島ゆきこ・沈ゆうこ、泣き崩れすぎてフレームインしていない淺越岳人)
そして、悲願の優勝を達成した作品が『七人の語らい/ワイフ・ゴーズ・オン』という作品であることがとても嬉しく思います。
自分で言うのも野暮ですが、この作品の肝はメタ演劇であることだけでは無いと思ってます。
「演劇について言及する演劇」というものは沢山あります。舞台上の表現・いわゆる「演劇の嘘」について言及する笑いというのも過去に沢山あります。そんな中で『七人の語らい/ワイフ・ゴーズ・オン』は、「シチュエーションコメディをやりながら、シチュエーションコメディを批評し、その結果 より難しくて、よりくだらない制約が出来ていく…。その中で無事に時間内に上演し切ることができるのか…?」という作品です。
つまり、最終的に「とある制約の中で目的を達成するために足掻く様を笑う」というシチュエーションコメディの構造に立ち返っています。そこが肝です。淺越もTwitterにポロっと書いていたけれど「シチュエーションコメディ・ゴーズ・オン」なんです。
そんな、自分達の表現、自分達のやってきたことについて「大嫌い 大嫌い 大嫌い 大好き」と叫ぶ作品を上演して、コメディのフェスティバルで優勝できた、ということにとても意味を感じています。
そして、こんな嫌味で偉そうな作品を作り、ありがたい賞まで頂いた以上、これからの活動が問われます。
一緒に闘った5団体、審査してくださった皆様、見て下さったお客様に恥じないように、自分たちの考えに真摯で、独自で、なおかつウケるコメディをつくっていきます。
今までの応援、誠にありがとうございました。これからも、どうぞ宜しくお願いいたします。
そして、他の受賞した皆様も含めた受賞者一覧をば。

黄金のコメディフェスティバル2015
受賞者一覧
最優秀作品賞 アガリスクエンターテイメント
優勝作品賞 バンタムクラスステージ
最優秀脚本賞 冨坂友
優勝脚本賞 バブルムラマツ
最優秀演出賞 細川博司
優秀演出賞 バブルムラマツ
最優秀俳優 福地教光
優秀俳優
ガラかつとし CR岡本物語 すずきつかさ ボス村松
鈴木聡賞 Peachboys
西田シャトナー賞 野村浩二 すずきつかさ
手塚宏治賞 小川大悟 KYOKYO じぇーむす
日本コメディ協会賞 Peachboys
高校生審査員賞 アガリスクエンターテイメント
観客賞 アガリスクエンターテイメント

今年のコメディフェスティバルは、昨年以上に間違うことなきコメディのフェスティバルでした。
皆が自分の思うコメディをぶつけ合う思想戦でしたし、自分の思う「笑いと物語の関係性」を競っていたように思います。
そして、開会式・閉会式・会期中の交流まで含め、お客様だけでなく団体同士・スタッフ間にまで「人を笑わせること」「楽しませること」という大きな目的が途切れることなく流れているフェスティバルだったと思います。
西田シャトナー賞を受賞された、すずきつかささん、野村浩二さんをはじめ、盛り上げて下さった皆様、本当にありがとうございました。
千秋楽の翌日、最優秀作品の公開収録が行われました。
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(↑チャンの「ヤッベ」の一言をやけに気に入り、そこに全力を注ぐプロフェッショナル達)
そう、最優秀作品の本編の放映を中心に、今回の黄金のコメディフェスティバル2015の模様がBS日テレにて放映されます。
演劇業界とテレビの関係でいえば、作家がテレビの仕事をする、役者がテレビの仕事をする、ということは沢山あります。
しかし、「劇団」が「作品」がテレビで放映されるというのはとても貴重なことです。
だいぶニッチな作品ですが、今年のコメディフェスティバルを、いやコメディ劇団を代表する身として、劇場に来ていないお客様にも楽しんで頂ければと思っております。
9/12(土)の深夜24:00~25:00(つまり9/13になった瞬間の0時ですね)から、BS日テレにて放送されます。
皆様、是非ご覧ください。BSが映らないという方は、知り合いの方に録画してもらってご覧ください。
そして気に入ってくださった方、はたまた言いたいことがある方は、是非BS日テレにその思いをお便りで届けて下さい。
皆様のご視聴と、その反響が、今後のコメフェスのテレビ放映、だけでなく演劇のテレビ放映という行為そのものにつながります。
宜しくお願いいたします。

■番組名■
黄金のコメディフェスティバル2015
■放送日時■
2015年9月12日(土)24:00~25:00[HD] ■番組概要■
小劇場から始まる、演劇界の若き力の挑戦…。新進気鋭の6つの劇団が新作コメディで競演し、<笑いと笑いと感動>をステージからお届けする激闘の10日間!
若き演劇人たちの良質な作品作りを応援するために、テレビと劇場がタッグを組んだイベントが「黄金のコメディフェスティバル」。第3回目となる今回も選りすぐりの6劇団が参戦!昨
年をさらに上回るハイレベルな戦いが繰り広げられること必至です!
各劇団の作品は、観客投票も含めたコンテスト形式で審査を行い、栄えあるグランプリ作品は、BS日テレでの放送でその笑いと感動を再現!番組では、グランプリ作品の他に、6劇団の
熱い10日間の模様も盛り込み、演劇界の熱気をそのままお届けいたします。
【あらすじ】
公演期間:2015年8月20日(木)~8月30日(日)
場所:シアター風姿花伝(新宿区中落合)
      
【出演者】
*参加団体/劇団 *50音順
・アガリスクエンターテイメント
・劇団鋼鉄村松
・スズキプロジェクト バージョンファイブ
・バンタムクラスステージ
・Peachboys
・モーレツカンパニー

『七人の語らい/ワイフ・ゴーズ・オン』=アガリスクエンターテイメント

黄金のコメディフェスティバル2015、現在開催中です。
ご来場下さった皆様、誠にありがとうございます。
閉幕も近づきましたが、どうしてもまだまだ多くの方に観て頂きたいので、ちょっとここらで今回の作品についてお話を。
今回、『七人の語らい/ワイフ・ゴーズ・オン』という作品を作りました。タイトルの途中に「/」とか入っていて「え、一本なの?二本なの?」とややこしい感じですが、一本の作品です。
これは、“典型的な海外シチュエーションコメディ(主人公が浮気とかお金とかで周りに嘘ついて、誤魔化して、その結果誤解が膨れ上がり、逆にどんどんピンチに陥っていく様を観察するような、そういったコメディです)”と、アガリスクが最近やっている“会議で理屈をこねて、多数決で何かを決めていくコメディ”を掛け合わせたコメディです。
掛け合わせたことにより話が全然進まなくなる様子を笑うコメディです。
なんでこんなヘンテコなコメディをわざわざ作ったのか、というと、自分達が10年間やってきた“シチュエーションコメディ”というものをもう一度信じる為です。
そもそも僕は、三谷幸喜氏の『君となら』や『バッドニュース・グッドタイミング』を見て、こういうものが自分でも作りたいと思って演劇を始めました。
と同時に、演劇の勉強もしないまま、演劇の環境もないなか、劇団を作って自作を上演し始めました。なぜなら、演劇をやりたいとか劇団をやりたいとかじゃなく、こういうコメディを作ることだけが目的だったから。
しかし、自分で作って上演したり、他劇団が上演しているシチュエーションコメディ(オリジナルのものも、海外の傑作シチュエーションコメディと言われるものも)を見るにつけ、だんだんと疑問が募っていきます。
「これは、演劇として、もっと言うと“人を笑わせる表現”として、本当に面白いのだろうか…?」と。
21世紀の演劇表現を見渡すと、もっと斬新な演出も、胸をえぐる物語も、見た人間の好奇心を刺激する設定も沢山生まれています。
翻って“人を笑わせる”という観点で他分野を観ると、最初の数秒から最後のオチまで人を笑わせ続ける漫才や、時に演劇よりも示唆に富んだコントもあります。
そんな中で、セットを組み、人物を大勢出し、長い上演時間をかけて、お話に沿ってしか人を笑わせられないこのジャンルは、果たして表現として優れているのだろうか。
そんなことを考えるようになりました。
しかし、どれだけ違うことを考えようとしても、僕たちの思考は、志向は、ここに向かってしまいます。
ついついお話の中で、手順を踏んでネタを展開させようとしてしまいます。
そして、積み重なった状況が生む“何をしても面白い”無敵時間を、笑わせた先にしか到達できない物語を知っています。
だから今日も、様々な疑問を、呆れを、疑いを屁理屈に乗せて、シチュエーションによる笑いを作ります。
大嫌い 大嫌い 大嫌い 大好き ah
ということで、“嘘ついて誤魔化す型シチュエーションコメディ”をやるために劇団を始めた我々が、このジャンルに引導を渡し、もう一度愛するための集大成です。
今回は、昨年準優勝だったコメフェスのリベンジであると同時に、かつて同じような視点で作ったもののコメディとして完成させられなかった『死チュエーションコメディ』のリベンジであり、同じような思想で作った代表的短編『エクストリーム・シチュエーションコメディ』のようやく出来た発展形です。
あと残りのステージは今日8/28(金)の16時、29(土)の13時、そして30(日)の全団体ぶっ通しの12時の3回。
そして、優勝したら公開収録の8/31(月)か。
いつまででもやってたい作品ではありますが、と同時に、コメディフェスティバルでやるからこそ意義のある作品だとも思っています。
アガリスクエンターテイメントを知っている方、シチュエーションコメディを知っている方、是非この作品は見て頂きたいです。
これが、アガリスクの、エンターテイメントです。
■公演詳細■
アガリスクエンターテイメント
黄金のコメディフェスティバル2015参加作品
『七人の語らい/ワイフ・ゴーズ・オン』
●頂いた感想のまとめ→http://togetter.com/li/865417
●ご予約→https://ticket.corich.jp/apply/64153/006/
または何かしらの手段で冨坂までご連絡下さいませ。お席をご用意します!
●公演情報
【会場】
シアター風姿花伝(東京都新宿区中落合2-1-10)
【タイムテーブル】
2015年8月
~残り~
28日(金)13:00チョキ/16:00★パー/19:30グー
29日(土)13:00★パー/16:00グー/19:30チョキ
30日(日)12:00ぶっ通しスペシャル/20:00 授賞式
※受付開始は開演の45分前より。開場は開演の30分前より
※本公演は、6団体が3つのチームに別れ、2団体の45分間の作品を同時上演します。
※アガリスクエンターテイメントは★パーチームです。
【料金】
○一般
前売3,500円
当日3,800円
○高校生以下(要学生証)
前売2,500円
当日3,000円
○一日通し券
8,500円(3公演ある日)
○千穐楽ぶっ通しスペシャル
8,500円
【あらすじ】
”ーーー集められたのは七人の男女、決めるのは一つの評決。”
平和的な話し合いが、皆の私利私欲と謀略によって泥沼の戦場と化していく様を描く会議コメディ『七人の語らい』。
”二重結婚している男の妻同士が偶然鉢合わせ…!”
双方の家庭を守るため、二人の妻にその事実を隠そうと奔走する男の、嘘と誤解のシチュエーションコメディ『ワイフ・ゴーズ・オン』。
アガリスクエンターテイメントは、どちらをやるべきか迷っています。
…という二つの作品案を掲げるアガリスクがお送りする、「屁理屈シチュエーションコメディ」の真骨頂!
誰も見たことがないのに、何よりもアガリスクらしい。そして、どこよりもウケる作品。
そんな芝居を引っさげて、コメディの祭典に臨みます。
【出演者】
淺越岳人
鹿島ゆきこ
塩原俊之
沈ゆうこ
(以上アガリスクエンターテイメント)
津和野諒
矢吹ジャンプ(ファルスシアター)
斉藤コータ(コメディユニット磯川家)
【作品情報】
http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=65033
◆全参加団体やチーム内訳など、黄金のコメディフェスティバル2015の詳しい情報については下記公式サイトをご参照ください。
http://come-fes.com/

コメフェスのアガリスク作品『七人の語らい/ワイフ・ゴーズ・オン』について

アガリスクエンターテイメントは、今年も黄金のコメディフェスティバルに出場し、『七人の語らい/ワイフ・ゴーズ・オン』という45分間の一本の(タイトル的にここがややこしいんですが)中編コメディを上演します。
ここ数年、アガリスクは”屁理屈シチュエーションコメディ劇団”と標榜してるわけですが、そのキャッチコピーってまさにこの作品のことを指してるんじゃないかってくらいだし、そのくらい自分達自身だし、そのくらい面白いんじゃないかと思って作っている作品です。
去年のコメフェス出場作品『出会わなければよかった二人』は、準グランプリを頂いたり、最優秀脚本賞頂いたり、劇団初見のお客様に気に入って頂いたりと、とても光栄でしたが、やはりどこかよそ行きで、「自分達の考え全部のせ」ではなかったという反省はあります。対して今作は、会議と屁理屈でシチュエーションコメディをアップデートする、本音の一本です。
端的に言うと「重婚している男の妻同士が鉢合わせ!男は秘密を隠しきれるのか?」というシチュエーションコメディと、コメディのあり方についての会議が絡み合って進む一本のコメディです。
旗揚げ当初からやっていた(というかこれを自分で作りたくて演劇始めた)“嘘ついて誤魔化す系シチュエーションコメディ”と、『ナイゲン』やら各種コントで最近のアガリスクが取り組んでいる“話し合って投票する会議コメディ”の化学反応!触媒は“屁理屈”!といった作品です。
ということで、よそ行きな良い感じの物語でもなければ、サービスの派手な演出もない、純度100%のアガリスクらしいコメディを作りました。
何故ならそれが一番笑えるものになるから。“コメディ”フェスティバルだしね。
奇妙かつ王道な、多分他のどこも作らないコメディを作りました。『七人の語らい/ワイフ・ゴーズ・オン』是非ご覧くださいませ。
ご来場、心よりお待ちしております。

《公演詳細》
アガリスクエンターテイメント
黄金のコメディフェスティバル2015参加作品
『七人の語らい/ワイフ・ゴーズ・オン』
【脚本・演出】
冨坂友
【あらすじ】
”ーーー集められたのは七人の男女、決めるのは一つの評決。”
平和的な話し合いが、皆の私利私欲と謀略によって泥沼の戦場と化していく様を描く会議コメディ『七人の語らい』。
”二重結婚している男の妻同士が偶然鉢合わせ…!”
双方の家庭を守るため、二人の妻にその事実を隠そうと奔走する男の、嘘と誤解のシチュエーションコメディ『ワイフ・ゴーズ・オン』。
アガリスクエンターテイメントは、どちらをやるべきか迷っています。
…という二つの作品案を掲げるアガリスクがお送りする、「屁理屈シチュエーションコメディ」の真骨頂!
誰も見たことがないのに、何よりもアガリスクらしい。そして、どこよりもウケる作品。
そんな芝居を引っさげて、コメディの祭典に臨みます。
【出演者】
淺越岳人
鹿島ゆきこ
塩原俊之
沈ゆうこ
(以上アガリスクエンターテイメント)
津和野諒
矢吹ジャンプ(ファルスシアター)
斉藤コータ(コメディユニット磯川家)
【作品情報】
http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=65033
【会場】
シアター風姿花伝
(東京都新宿区中落合2-1-10)
【タイムテーブル】
※本公演は、6団体が3つのチームに別れ、2団体の45分間の作品を同時上演します。
アガリスクエンターテイメントは★パーチームです。
2015年8月
20日(木)19:30黄金の開会式
21日(金)19:30グー
22日(土)13:00チョキ/19:30★パー
23日(日)13:00★パー/16:00グー/19:30チョキ
24日(月)13:00グー/16:00チョキ/19:30★パー
25日(火)13:00チョキ/16:00★パー/19:30グー
26日(水)13:00★パー/16:00グー/19:30チョキ
27日(木)13:00グー/16:00チョキ/19:30★パー
28日(金)13:00チョキ/16:00★パー/19:30グー
29日(土)13:00★パー/16:00グー/19:30チョキ
30日(日)12:00ぶっ通しスペシャル/20:00 授賞式
※8/20,8/21には【パーチーム】の上演はありません。
※受付開始は開演の45分前より
※開場は開演の30分前より
【料金】
○一般
前売3,500円
当日3,800円
○高校生以下(要学生証)
前売2,500円
当日3,000円
○一日通し券
8,500円(3公演ある日)
○千穐楽ぶっ通しスペシャル
8,500円
※20時からの授賞式は入場無料です。
〇8/20「黄金の開会式」カンパ制
【チケット予約】
ご予約は下記URLよりお願いいたします。
https://ticket.corich.jp/apply/64153/006/
【公演に関するお問い合わせ】
黄金のコメディフェスティバル実行委員会
contact@come-fes.com
◆全参加団体やチーム内訳など、黄金のコメディフェスティバル2015の詳しい情報については下記公式サイトをご参照ください。
http://come-fes.com/

怒涛の七夕

最近は、7月1日に『ナイゲン(全国版)』のチケットが発売されました。
愛する母校・国府台高校の文化祭前の会議をモデルにした『ナイゲン』という会議コメディの、たぶん劇団では最後の再演で、初のツアー公演です。
特設ページが出来て、チケット予約の方法も書いてありますので、どうぞ覗いてみてください。

特設ページ⇒こちら
チケット予約⇒こちら

これに関しては後ほど詳しいことを書きますね。
あと、いつの間にか7/7がイベント目白押しな日になってきました。
アガリスクが複数の劇団や役者を公募して開催している「新宿コントレックス」というオムニバスのコントライブイベントがあるのですが、何の因果か、今回は出場団体が集まらなかったため、出場団体全部アガリスクで開催することになりました。
一応「新宿コントレックス」としてやりますが、実質は、初の単独コントライブ。
詳しい経緯とかは こちら をご覧ください。
最初は「さて、どうしよう」だったわけですが、途中からはもう初の単独コントライブとしてテンションあがってます。
演目は、
『エクストリーム・シチュエーションコメディ(ペア)淺越・塩原組』
出演:淺越岳人/塩原俊之
言わずと知れた(?)アガリスクの短編の代表作。先日の劇王天下統一大会・東京予選で決勝まで進み、海外シチュエーションコメディが嫌いな人まで唸らせた自慢の一品です。
ありがちな海外シチュエーションコメディの5人芝居を無理矢理2人で演じ分け、それによって元々のコメディとも別の階層でも笑わせる、メタ・シチュエーションコメディ。
エクストリーム・シチュエーションコメディ(ペア)淺越・塩原組(2012.5.29 新宿コントレックスVol.5より)
上記の映像よりさらに進化した・劇王天下統一大会東京予選Ver.通称「劇王号」でお届けします。
『お父さんをください』
出演:淺越岳人/塩原俊之/沈ゆうこ
演劇の短編動画投稿企画「クォータースターコンテスト」に出品し、何本かに選ばれて取り上げられたりもした、密かな人気作。
娘と彼氏がお父さんに結婚の許しを願い出る、いわゆる「お嬢さんをください」ではなく、父親とその彼氏が娘に結婚の許しを願いでる、「お父さんをください」。同性婚とかのニュースが話題になる昨今を先取りし、というか同性婚どころじゃなくどんどんエスカレートするイレギュラーな愛の形で、色んなハードルを無化してしまう行き過ぎた展開の自慢の一品。
お父さんをください(2012.7.13 新宿コントレックスVol.6より)
先日のコントレックスでさいとう篤史率いるジョナサンズにカバーされた本作を、オリジナルのアガリスクが、女性キャストを鹿島ゆきこから沈ゆうこにかえての再演です。
『LiePhone4S』
出演:淺越岳人/塩原俊之/鹿島ゆきこ/沈ゆうこ
過去に、舞台セットを立てなくても嘘ついたり誤魔化したりするシチュエーションコメディはできるとわかっていましたが、今度は“場所の概念をなくして喋るだけで展開できないか?”ってことで電話のやりとりで進行する嘘つき合戦です。で、「電話で嘘つくといったら仮病で欠勤だよね!(←クズの発想)」と。「電話から始まるコメディ」は数ありますが、これは「電話で進行するコメディ」という世にも珍しい自慢の一品。
LiePhone4s(2014.4.1 新宿コントレックスVol.12より)
本作を『フォーン・ブース』に捧ぐ(嘘)。
『P3/4』
出演:淺越岳人/塩原俊之/鹿島ゆきこ/沈ゆうこ
ナイゲンやら揉めたい方程式やら、「一人脱落コメディ」が大好きなアガリスクがお送りする、最新の一人脱落屁理屈バトル。「4人の男女の前に3連のプッチンプリン」という絶対状況(?)での、議論と騙し合いと化かし合い。“屁理屈シチュエーションコメディ劇団”の面目躍如となる自慢の一品。
AC~アガリスクコント~『P3/4』
議論と牽制のし合いによる笑いの現行の最新作です。
以上の自信作四作でお届けします。順番は当日のお楽しみに。
ついでに、いつもは役者とかアイドルとかにお願いするMCもアガリスクエンターテイメント。舞台上にアガリスクエンターテイメントの人しか現れない、という、純度100%のアガリスクエンターテイメントコントライブです。
そういや、アガリスクエンターテイメントが新宿コントレックスというイベントを始めたのは、自分達が本公演以外でAC(アガリスクコント)という短編を創作して披露する場を作る為でした。
そして、アガリスクコントというシリーズを始めたのは、「劇団なら劇団員だけで作品を発表できなきゃな」という思いからでした。
昨今の小劇場演劇は、個人や少人数のユニットが沢山あって緩く連帯してる風潮があります。勿論、それが悪いとは思わないし、実際にウチも本公演で色んな客演の役者さんに助けられて公演を打っています。
でも、やっぱり劇団というものでレパートリーをもちたい、オリジナルのメンバーだけで作品を発表で来てこそ劇団なんじゃないか、という思いが強くあります。
そう考えて、新宿コントレックスをはじめ短編のコントを作るときには劇団メンバーだけで作っています。このメンバーが、この劇団が、このジャンルだから出来るコントを作ってきたつもりです。
そして新宿コントレックスという場を得ていくつかのコントを作ってくると、「劇団メンバーだけで、コントだけで公演が打ちたいな」という思いも芽生えてきます。
でも「こじんまりとして見えないかな…」「長編みたいな“お話”じゃなくても見に来てくれるのかな…」などと心配して、なかなか実行に移せずに来ました。
ところが、こんな形で劇団メンバー単独のコントライブの話が降って湧いてきました。
最初は「出場団体がいない…どうしよっか…」だったのですが、「もういっそ単独でやろっか」と腹を括ってからは、いっそ燃えてきました。
それぞれの作品は、よそのお笑いのライブでも、コメディの公演でも、ついでに言うとウチの本公演でもなかなか見ないタイプのコントばかりです。
新宿コントレックスでは主催者の権限でトリをつとめさせてもらっているのですが、毎回、興行のトリとしてしっかり盛り上げてフィニッシュを迎えてきた自信作ばかりです。
お笑い芸人みたいな素の面白さも、ひたすら役を生きる演技力も、どっちもそんなに自信のない我らが、知恵と閃きとK.U.F.U(工夫)でネタを作って観客を笑わせてきた、その研究発表です。
あとは客席にお客様がいらっしゃれば、最高の夜になる予感がしています。
平日の夜に1ステージという激レアで足を運びづらい日程かもしれませんが、伝説の一夜にしましょう。
ご来場、心よりお待ちしております。

■□■□■□■□■公演情報■□■□■□■□■
アガリスクエンターテイメントpresents
新宿コントレックスVol.14
【日時】
2015年7月7日(火)19:30開演
※開場は開演の30分前、受付開始は45分前です。
※上演時間は2時間弱を予定しております。
【会場】
新宿シアター・ミラクル
(JR新宿駅東口出口より徒歩約10分)
【料金】
前売・当日ともに1,800円
【チケット予約】
ご予約は こちら から
もしくは冨坂まで、メール、電話、Twitterなどなどでご連絡頂ければ幸いです。
【出場団体】
(出演順)
・アガリスクエンターテイメント
・アガリスクエンターテイメント
・アガリスクエンターテイメント
・アガリスクエンターテイメント
【MC】
アガリスクエンターテイメント
【お問い合わせ】
E-Mail:

WEBサイト:http://conterex.agarisk.com

あと、同じ7/7に、シナリオ書いた作品がはじめてTVでオンエアされます。
『怪獣酒場 カンパーイ!』という短編アニメーションのシナリオを描きました。ウルトラ怪獣たちが夜の酒場でクダをまく様を描いたFLASHアニメ風の短編アニメーションのコントです
小さい頃、僕は仮面ライダーよりもウルトラマン派でした。父親がたまにウルトラ怪獣のソフビを買ってきては家のどこかに置いておいてくれるのを楽しみにしていましたし、最初のウルトラマンから80までの全怪獣の載っている怪獣図鑑は、破れては補修してを繰り返すほど読みました。
そして、FLASHアニメーションのコントといえば、アガリスクエンターテイメントの初期に作っていた『その時歴史がウゴイタ?』です。ここで毎週のようにFLASH用のコントを書いては録る、修行のような日々がありました(まぁ最も大変なのは作画と編集をしてたピエールでしたが)。
TVなどの外部メディアでのシナリオの仕事をさせて頂くようになってから、はじめて作品としてO.Aされる番組が、ウルトラ怪獣のアニメーションのコントというのは、何やら運命的なものすら感じてしまいます。
企画の立ち上げのところから誘って頂き、最初の方の話のシナリオを担当させて頂きました。
残念ながら僕は上記のコントレックスの本番中のため、オンエアは見られないのですが、宜しければ皆さまはチェックしてみてください!

『怪獣酒場 カンパーイ!』
<放送・配信予定>
【TOKYO MX】2015年7月7日(火)~ 毎週火曜日21:55~22:00予定
【BS11】2015年7月9日(木)~ 毎週木曜日23:54~24:00予定
配信:バンダイチャンネルほか予定
<スタッフ>
監督:河崎 実(『地球防衛未亡人』『いかレスラー』『ヅラ刑事』『日本以外全部沈没』他)
脚本:河崎 実・中野 守・富坂 友 他
キャラクターデザイン:エラダレイジ・清水誠一郎(3D)

そんなこんなで、怒涛の7月を経て、8月の黄金のコメディフェスティバル(8/22~8/30@シアター風姿花伝)や10月11月の『ナイゲン(全国版)』につながっていきます。
夏から秋と色々あるので宣伝とかも沢山するけど、どうぞよろしくお願いします。

10年間と、半年間

さて、30歳になりました。
あーあ、そろそろ「期待の若手」とか言ってもらえないじゃん。
ま、若いころだってそんなに言われてはなかったんだけどさ。なんせあんまり期待されてなかったから。
まだまだ「大学卒業して2,3年活動して、最近小劇場のなかじゃちょっとは知られてきたんじゃない?」くらいのつもりでいたのですが、もっと全然時間経ってた。
30歳という節目の年なので、否が応にも10年間を振り返ってしまいますが、千葉県の片隅でアガリスクエンターテイメントを始めたのが20歳のときだったので、20代のこの10年間はまるまる演劇活動に、アガリスクに費やしてきたというわけですね。
おぉぉ、なんか…気が遠くなるな…。
でも、全然後悔はしてなくて、多分10年前に戻ったとしてもやっぱり劇団作ってコメディやると思います。
もっと早く東京に出るけどな。
ということで、さっくりと誕生日アピール兼アガリスク10周年アピールをしたところで本題です。
アガリスクエンターテイメントは劇団設立10周年を記念して、初の東西ツアー&大型ホール公演をします。
アガリスクエンターテイメント十周年記念興行・第21回公演『ナイゲン(全国版)』
10月に東京の元・学校の施設と京都の元・学校の施設で教室公演(ルーツが国府台の教室演劇だけにやたら燃えるものがある)をやったあと、11月に新宿の格闘技興行にも使われる400~500人規模のホールでフィニッシュする、今までで最大の公演をします。
で、もちろん関西圏も冒険なんだけど、いつもやってる新宿でも400~500人のキャパで何回か上演するというのがチャレンジすぎます。皆さん覚えておいてください、11.13(金)~11.14(土)の新宿FACEです。
少しでも皆さんのお力を借して頂きたい、そしていつもみたいに2週間やってて口コミで徐々に来てもらうなんてのが通用しないので、今のうちから11月まで是非覚えておいて頂きたい、と思ってます。
なので、これからジャスト半年間、ナイゲン(全国版)の特設ページの最新情報のコーナー(要はブログですね)を中心に更新していきます。ナイゲンという作品についての裏話や経緯、そしてこの興行についての色んな情報を。出来たら毎日。
よかったらこちらも覗いてみてください。
ナイゲン(全国版)特設ページ-最新情報
宜しくお願いします。
他にもナイゲンまでの間にご案内したいお知らせ事がたくさんあるので、それもまとめて次の記事かなんかで書きますね。

ナイゲンのツアーの話。

さて。先日、『ナイゲン(全国版)』でのツアー&新宿FACEでの大会の情報解禁をしたわけですが。
実はこの公演って完全に自主の興行です。
ツアーだけど別に京都の会場から呼ばれてるわけでもないし、演劇祭への参加でもありません。
東京は新宿FACEというデカい会場でやるけど何のセレクションで選ばれたもないし、ただデカい会場を借りただけです。
なんでそんな危なっかしい橋を渡るのかというと、ひとつには「だって誰も呼んでくれないんだもん」ってのがあるんですが、それと同時に「あの作品は今やらないと」っていう動機があります。そして「絶対の自信作だから」っていう後押しがあります。
最後にナイゲンをやった2013年版以降、『時かけ』をやって、コメフェスに出て、劇王に出て、『紅白旗合戦』をやってきましたが、それでも『ナイゲン』のクライマックスの熱量と、ラストシーンの一言一言への魂の乗りっぷりは、なかなか類を見ないと思ってます。
そして、それらの公演を経て自分の演劇力(えんげきちから)が上がったので、よりナイゲンの全体をスッキリと、劇的に、密度を高く見せられる気がしています。
つまり、「じゃあそれ最強の作品ができるじゃん」って気がしてます。バカみたいだけどね。
なので、要は是非見に来てください。ってことです。
今から手帳の11/13(金)、14(土)にマルつけといてください。
もし秋に京都でも行こうと思ってた、って方は10/8~10もね。
http://naigen2015.agarisk.com
東京試演会10/3(土)~4(日)@都内某所
京都公演10/8(木)~10(土)@京都某所
東京公演11/13(金)~14(土)@新宿FACE
その公演を迎えるために、ナイゲンの台本を一緒に鍛えてくれる文芸助手の方、募集してます。
ナイゲン(全国版)の文芸助手を募集します
あと、ナイゲンは今月、他のプロデュース公演でも上演されます
FPアドバンスプロデュース『ナイゲン』
アガリスクは、そんなナイゲンに続く道として、8月に黄金のコメディフェスティバル2015に出たり(去年のリベンジもあったりするよ)、上映会をやったり、新宿コントレックスを頻繁にやったりと(まずは5/24にVol.13)、果敢に(ホントこんなにやれるのかなぁ)攻めていきますので、どうぞ宜しくお願いします。

めんどくせぇ学校(『紅白旗合戦』終了しました&『ナイゲン(全国版)』やります)

大変遅くなりましたが、アガリスクエンターテイメント第20回公演『紅白旗合戦』は無事に全日程を終了いたしました。
ご来場のお客様、関係者の皆様、気にしてくださった皆様、誠にありがとうございました。
情報解禁時には「これお客さん嫌がって離れるんじゃ…?」とビビっていた本作ですが、おかげさまで驚くくらいのご好評を頂きました。そして、他のどこでもやらないコメディを作ったと自負しています。
皆様の笑い声と、出演者のガッツとで良い公演が出来たと思います。
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ただ、反省点・改善点も沢山ある作品です。言っちゃうとね。
『紅白旗合戦』という作品は、「卒業式の国旗と国歌を巡って先生と生徒が対決して“自治”を描く会議コメディ」という企画は、とんでもなく広がりのある、射程のあるネタだと思います。
勿論今の自分の力不足っていうのもあるのですが、“この題材の出せる最大限の飛距離を出せているか”というと、そこまでは至らなかった気がしていて、口惜しいな、と。
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エンターテイメントとしてもっとアガる展開にもできたし(OPは予想以上に格好良くなったので満足してるけど)、もっと国旗と国歌である意味を突き詰められたし、「自治なんて無いけど有ることにしようぜ」というメセージをもっと解像度高く描けたし、もっと愛国心・愛校心の話にもできたと思っています。あともっとウケるようにできたかな。
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というわけで、今の紅白旗合戦への評価が大変ありがたく受け入れるし、今出せる全部出し切ったからやり直したいわけじゃないけど、またやります。俺しか書けない、俺の中で一番でっかい山だしね。
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【特報】ナイゲン(全国版)
そして、公演の千秋楽終了後に、次回公演の情報解禁を行いました。
『紅白旗合戦』との姉妹作にして、アガリスクエンターテイメントの代表作にして、複数の劇団で上演され「会議芝居の新しいクラシック」とのお声も頂いてる『ナイゲン』です。
それを、アガリスクエンターテイメント初のツアー公演で上演します。しかもファイナルはキャパ500人のイベントホール・新宿FACE。
『ナイゲン(2013年版)』終演後、劇団員と「もしこれを再演するなら、各地の教室でツアーやるか、青山円形みたいな大きくて囲み舞台ができる会場か、そのどちらかだろうな」と話していました。このたび、教室公演のツアーと、大きくて囲める会場の両方で行うことになりました。
おそらく、劇団本公演としてナイゲンを上演するのはこれが最後になると思います。
完全自主で行くツアー公演というのも、2日間3ステで1500人の収容人数というのも、冒険すぎて小便ちびりそうですが、絶対の自信を持つアガリスクの必殺技です。皆様、是非是非お誘いあわせの上、奮ってご来場下さいませ。
今のうちからカレンダーの11月13日(金)と14日(土)に丸つけといてね。
『ナイゲン(全国版)』特設ページ

ちなみに、この最後のナイゲンで「国府台の自治」「国府台原理主義者の目覚め」をやりきることで、いつかの『紅白旗合戦』再演がより普遍的で、より深く、より遠くまで飛ぶものになると思ってます。
今秋の『ナイゲン(全国版)』といつかの『紅白旗合戦(再演)』、めんどくせぇ学校 を描く両作品の今後にご期待ください。

アガリスク春の動画まつり/PC買った

台本書きが佳境すぎるので手を止めずに息抜きがしたくてブログを書いてみる。
もう最近『紅白旗合戦』のことしかしていない。台本を書いているか、サイトをいじってるか、宣伝の文章を書いているか。他の仕事よ、すいません、ちょっと待ってください。
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『紅白旗合戦』のプロモーションの一環でもあるんですが、「アガリスク春の動画まつり」と称して(いや、こう称すのも決まってないんですが暫定で)過去の作品の動画をどんどんYouTubeにあげていこうと思います。本公演の映像をフルでアップします。ただ、DVDで販売しているものとは違って、定点で撮影した、画質もそこそこの映像になるのだけご了承ください。
やっぱりね、気にしてくれる人には動画でも無料でも見てもらってなんぼだと思うんです。沖縄の高校生がナイゲンをやってくれたのも、あんな人こんな人が見てくれたのもYouTubeの動画がキッカケだったりしますし。
ちらっと見て気に入ってくれた方、ぜひアガリスクSHOPでDVD買ってくださいね。こっちは細居大輔氏の超素敵な編集とオーディオコメンタリーがついて2,000円ポッキリです。安い!本編映像フルで公開なんてのも、製品版DVDのクオリティに自信があるから出来る芸当です。
そして何より、劇場まで新作を見に来てくださいね。劇場で生で見たほうが楽しいという自信があるから出来る芸当です。
毎週金曜にいろいろ公開していきますので、お楽しみに。
◇アガリスク春の動画まつり 公開スケジュール◇
●2/20(金)『ナイゲン(2013年版)』
●2/27(金)『時をかける稽古場』
●3/6(金)『エクストリーム・シチュエーションコメディ(ペア)男版(劇王東京予選2015)女版(新宿コントレックスVol.7)』
●その合間に、公式サイトで公開していた過去のFLASHアニメーションコント『その時歴史がウゴイタ?』シリーズを毎日1話ずつYouTubeに転載します。
それと、先日サンモールスタジオ演出賞を頂いたので、その賞金でノートPCを買った。
せっかくなのでこれからの演劇活動に使えるものを買おうと心がけていて、自分の仕事道具って何だろうと考えたら、ノートPCとプリンターだな、と思いまして。最近は身の回りのPCが使い物にならなくなってアガリスク共有のPCを使いまわして台本書いてたもんで、これじゃいかんだろ、と。
沢山書いてバリバリ刷るのが周りへの一番の還元になる、と信じる。
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新しい機種の中で一番安いくらいのPCなんだけど、最近のPCの進歩はすごいっすね。
以前買ったネットブックと同じくらいの値段でこのスペックのPCが買えるとは。動画編集しない限りなんにも問題ないじゃない。

紅白旗合戦の執筆佳境。実は6年越しだったのを発見。

相変わらず『紅白旗合戦』の台本を書いている。
稽古開始までに全部書くのは叶わなかったけど、本番一ヶ月前までに当初目標にしていた程度の完成度の台本が上げられるかな。。。この3日間が勝負。
策略うずまく権謀術数の駆け引きとか、それが議場で発動する際の楽しさ・バカバカしさに関しては既に稽古もしたし、そこから何段階かバージョンアップして納得できるパーツがゴロゴロ出来ている。
クライマックスというか、この作品の唱える主張も見えている。
あとは会議の中身を書くのみ。これがまぁ大変そうなんだけど。
そういや、今回の作品の性質に関係する単語をいくつか入れてググってみたら、昔の自分のブログが出てきた。
そこで、こんなことを書いていた。2009年2月に。

【愛[]心。愛国心とか愛校心とか帰属意識とか】
愛国心とか愛校心といった帰属意識について、すごく狭くて小さくてかわいらしい設定で描く群像劇。
多分、国旗国歌に反対する生徒会とかそれをとりまくアレコレの、生徒会室での高校生芝居になると思う。(なんてどっかで聞いたことある設定でしょう)
実際渦中にいたし、色々経験したし、その上シチュエーションコメディ書いてるわけで、そういう点から永井愛の「歌わせたい男たち」(読売演劇大賞とる前に初演で見たぜ)なんて設定的には大ヒットだったんだけど、面白かったもののアレって先生達の話だしなーと思っていたのが一点。
そして今ならこれに対する個人的な感情抜きで、生徒会活動とか自主自律の主張も抜きで、「何かに傾倒する・属したがる奴ら」の話として冷静に書けそうな気がするのが一点。
ちょっと年とったけど、にしてもアガリスクの面々って若く見えるし、生徒会室モノをやりたかった(高校生の文化祭モノはやってるけど生徒会室関係って無いのよね)のが一点。
このハードでタブー感あふれる内容を、笑わせながら鋭く書いたら超面白いだろうなー。

まさかの6年越し。
いや、演劇始めた頃からやりたかったとも言えるし、高校生でその渦中にいた頃から考えれば12年越しとかなんだけど。
そういや6年前当時の構想は、生徒会室の中だけで、生徒だけでやる芝居だったんだなぁ…。
そして、テーマとしてはやりたいけど「アガリスクのやることじゃねぇな」と思って放置してたんだった。
確か内容としては、卒業式の国旗・国歌に反対する生徒たちの反対する理由がそれぞれバラバラになっていく、とか、ちょっとずつそこらへんの断絶が見えてくる…ってのを通じて「愛国心」とか「愛校心」とかの帰属意識を描く、くらいまで考えてた気がする。
実は今書いてるのにも引き継がれてる部分があるけれど、それだけを生徒会室の中だけでやってたら地味だよな。上手くいっても「まぁよくできたストレートプレイかな?」で終わってたと思う。
“笑えない題材でコメディをやる”期の作品とか『ナイゲン』とかを経て、同じ題材を使ってもコメディとして書けるようになったし、愛国心とか愛校心とか国府台高校論としても深く書けるようになったと思う。
やりきらなきゃなぁ。
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アガリスクエンターテイメント第20回記念公演
『紅白旗合戦』
2015年3月18日(水)~3月29日(日)
サンモールスタジオ
■脚本・演出■
冨坂友
■概要■
アガリスクエンターテイメントの記念すべき第20回公演は、代表作『ナイゲン』に続く会議コメディにして、卒業式での国旗・国歌を巡って教師と生徒が真っ向からぶつかる全面対抗戦。
裏切り!密約!権謀術数!あの手この手を駆使して論陣を張る両者によって、本来は歩み寄る為に設けられた交渉のテーブルは、思想・良心・自治・命令・愛国心・愛校心の渦巻く泥沼に沈んでいく…!
デリケートでアンタッチャブルな題材を、「真面目なほど滑稽に見える」シチュエーションコメディのフィルターを通して描く、政治・青春・群像・会議・シチュエーションコメディ!
■あらすじ■
 自主自律を旨とし、ほとんどの学校行事を生徒が企画・運営しているこの学校では、卒業式も生徒が立案したプランで準備が進められていた。
 しかし、式も近づいた2月末になって、突如 教員側から「待った」がかかる。国旗の掲揚と国歌の斉唱を実施してこなかった同校の卒業式が、問題になったというのだ。
 自分達の案を急に否決され、納得がいかない生徒側。県から指示を受け、実施させなければいけない教員側。
双方とも一歩も引かない膠着状態の中、卒業式は刻一刻と迫ってくる。
 そして生徒は、校則の中にあった遥か昔に定められた制度「連絡協議会」の開催を申し出る。
それは、かつて生徒と教員の意見が割れた時に開かれたという代表者同士の交渉の場であり、調停のための最後の手段。
 かくして、生徒vs教員の直接対決の火蓋が切って落とされた…!
■料金■
《一般料金》予約券:3,000円 当日券:3,500円
《前半料金》予約券:2,500円 当日券:3,000円
《平日昼料金》予約券:2,500円 当日券:3,000円
《高校生料金》予約・当日共に1,000円
◎割引◎
貧民割引:500円引き(要事前予約)
大貧民割引:1,000円(要2/28までの事前予約)
リピーター割引:1,000円引き
■日程■
2015年3月18日(水)~3月29日(日)
3/18(水)19:30(前)
3/19(木)19:30(前)
3/20(金)19:30(前)
3/21(土)14:30/19:30
3/22(日)13:30/18:30
3/23(月)19:30
3/24(火)休演日
3/25(水)14:30(昼)/19:30
3/26(木)19:30
3/27(金)14:30(昼)/19:30
3/28(土)14:30/19:30
3/29(日)13:30/17:30
(前)…前半料金
(昼)…平日昼料金
■会場■
サンモールスタジオ
〒1600022
東京都新宿区新宿1-19-10 サンモール第3M-B1
東京メトロ丸の内線「新宿御苑前」駅徒歩3分。
■ご予約■
下記URLからご予約いただけます
http://ticket.corich.jp/apply/61013/002/

■特設サイト■
http://kouhaku.agarisk.com
■CAST■
淺越岳人
鹿島ゆきこ
塩原俊之
沈ゆうこ(以上アガリスクエンターテイメント)
加藤隆浩
川添美和(劇団海賊ハイジャック改めVoyantroupe)
菊地奈緒(elePHANTMoon)
熊谷有芳
斉藤コータ(コメディユニット磯川家)
津和野諒
野澤太郎(劇団東京ペンギン/コントユニットT@kuma)
ボス村松(劇団鋼鉄村松)
前田友里子
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