●宇宙人が地球に訪問、移住をはじめて結構経った世界
●その宇宙人は姿を変える(自分の姿を、自分の好むような形で相手に認識させられる)ことが出来る。
●その能力を警戒した政府は、管理のために、一度の地球滞在中における変身を禁じ、外見・虹彩・声紋・指紋などの登録を義務化。
●また、宇宙人に登録証の携帯を義務付けた。
●破った場合、強制送還。
●人間に好まれる容姿に変身する傾向の宇宙人と、それに対する嫉妬で強まる排斥感情と差別。
●「美男美女は宇宙人」「芸能界は宇宙人ばっか」という偏見が広まる。差別の気運が強まる。
●なんとなく排外的な思想の青年が主人公
●付き合いたての彼女が宇宙人だと知る。
●悩む青年。別れるかどうか。なぜ別れたいと思ってしまうのか。
●結論でないまま「宇宙人だから嫌なんじゃない」「黙っていたのが嫌だった」という理由で振ろうとする。
●「姿を自由に変えられる=じゃあ自分は何を好きになったのかわからない」
●男「作りものじゃない本当のお前ってどれなの?」
●女「じゃあ地球人には本当の自分ってあるの?」
という、「変身出来る宇宙人」を題材に、移民と差別の問題を描きつつ、「外見と内面」「本当の自分」「人は人のどこを愛するのか」を語る日常会話のSF。
ってアレ、今考えてる『異性人』よりこっちの方が面白くね?少なくともまとまってて短編向き。