さて、アガリスク次回公演にして初のロングラン気味(土日が2回もあるぜ)公演、そしてなにげに初の長編再演、『ナイゲン』のチケットが発売になりましたので、公演情報をこちらにも。
Aga-risk Entertainment第17回公演
新宿シアター・ミラクル提携公演
『ナイゲン』(脚本・演出 冨坂友)
■概要■
アガリスクエンターテイメント第17回公演は、6年前に上演され再演希望の呼び声も高い結成初期の代表作『ナイゲン』を完全リメイク。
高校生達が不慣れな会議に翻弄されながら互いを蹴落とす様を通して、会議の持つくだらなさ、ばかばかしさをコメディとして描き、そのうえで「話し合い」に希望を見いだす青春群像会話劇。
■会場■
新宿シアター・ミラクル
■日時■
2012/9/22(土)~30(日)全13ステージ
9/22(土)19:30●
9/23(日)14:30● 19:30
9/24(月)14:30★ 19:30
9/25(火)19:30
9/26(水)14:30★
9/27(木)19:30
9/28(金)14:30★ 19:30
9/29(土)14:30 19:30
9/30(日)14:30
■料金■
予約券¥2,000/当日券¥2,500
●の回は早得割引…予約券¥1,500/当日券¥2,000
★の回は平日昼割…予約券¥1,500/当日券¥2,000
高校生以下各1000円引き
※要身分証明書
恒例の「貧民割引」あり
※9月8日(土)までにご予約された方が対象です。当日受付にて「貧民です」とご申告下さい。
■ご予約■
こちらのフォームにご入力頂くか何らかの方法で冨坂までご連絡下さると飛び上がって喜びます。
■出演■
淺越岳人
鹿島ゆきこ
塩原俊之(以上Aga-riskEntertainment)
榎並夕起(TEAMJACKPOT)
木村ゆう子
金原並央(害獣芝居)
甲田守
さいとう篤史
斉藤コータ(コメディユニット磯川家)
信原久美子(コメディユニット磯川家)
長谷川一樹(ToricoRollCake)
細井ひさよ
矢吹ジャンプ(ファルスシアター)
■あらすじ■
かつては自主自律を旨とし生徒による自治を誇っていたが、今はそんな伝統も死に絶えたどこにでもある進学校、国府台高校。
ある夏の日、唯一残った伝統にして、やたら長いだけの文化祭の為の会議“ナイゲン”は、惰性のままにその日程を終わろうとしていた。
しかし、終了間際に一つの報せが飛び込む。
「今年は、1クラスだけ、文化祭での発表が出来なくなります」
それを機に会議は性格を変え始める。
―――――どこのクラスを落とすのか。
かくして、会議に不慣れな高校生達の泥試合がはじまった…!
■インフォメーション■
ナイゲン特設WEBサイト…画像含め情報満載。ここが基地。
ナイゲン特設ブログ…最新情報をちょこちょこ更新。日々チェック!
■お問い合わせ■
E-Mail:
さて、発売にあたりこんなことを書かせていただきました。
↓↓↓
『ナイゲン』を再演します。
ナイゲンというのは、2006年に上演したアガリスク第3回公演のディスカッション・ドラマです。
そして、アガリスクの唯一母体と言える、僕の母校・千葉県立国府台高校に実在する会議です。
高校生の、文化祭のための、群像劇。つまりは“青春群像劇”なんてものをやるわけです(ぎゃー)。
今回は、意地悪な設定でのコメディでもなければ、シチュエーションコメディの構造に挑戦する実験的な見せ方もしません。
ここ最近のその路線を期待してくれる方には少し意外かもしれませんが、ストレートに高校生役で会話劇をさせてもらいます。えぇ、制服だって着ちゃいますとも。
なんでそうまでして上演するのか、ですが。
自分はかつて、国府台高校の信者でした。
“自主自律”“自由な校風”を謳ったこの学校を信奉し、その文化が続くことを願った、愛校心の塊、いやむしろ原理主義者と言っても良かったかもしれません。別に生徒会長でも何の代表でもないのに。いま考えるとちょっと引きますね。
今回は、自分の愛したその校風が廃れた、いつかの国府台高校を舞台に、話し合いの話、民主主義の話をやります。
だからって、「高校時代は良かった」と言うつもりも「昔の国府台はよかった」と言うつもりもありません。
青春群像劇の青臭さも、高校時代の阿呆な自分も、まとめてぶったぎれるくらい意地悪なシチュエーションコメディ劇団になったと判断し、メンバーと共にGOを出しました。
もちろん、出てくるのは信者みたいなレアケースばかりじゃありません。
今回の若干無理した高校生達の中には、高校時代のあんな奴やこんな奴がゴロゴロいるはずです。
舞台上の13人を、高校時代の僕を、もしかしたらかつての皆さん自身を笑いに、劇場までお越しください。
ご来場、心よりお待ちしております。(脚本・演出 冨坂友)
もうこれのとおりです。
ロングランで集客がんばらなきゃってのも十分過ぎるほどあるんですが、それを超えて、自分が高校3年間と、入学前数年間と、卒業後囚われてた2年間の間に考えたある種の「国府台高校論」そして「生徒の自治論」「自主自律」を吐き出そうと思います。あくまで文化祭の会議を使って。そしてなによりコメディを使って。
ので、まだ見たこと無いってあなたも、アナタも、貴方も、是非ご来場下さいませ。