『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字』終演してました。

■『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字』終演しました。

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今回の企画は、「せっかく黄金のコメディフェスティバル2015を獲ったんだし、『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』がまたやりたい」という単純な気持ちから始まり、そこに「笑の大学みたいな芝居がやりたい」という長年の恨みから発生した『笑の太字』の構想が合体し、サンモールスタジオ最優秀団体賞の副賞として劇場利用一週間をプレゼントして頂くことで東京公演が実現し、さらに大阪在住の元アガリスクメンバーのツテでスタッフが集まって大阪公演が実現するという、色々な方々のご厚意と協力で実現した東京・大阪ツアーでした。
そして何より、会場まで足を運んで下さった皆様のおかげで、無事に演劇公演として上演することができました。ご来場、誠にありがとうございました。
作品的には、作っている最中から『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』がどんどん濃く・豊かになっていくのは実感していたのですが、『笑の太字』がそれと並びうる作品になり、名実ともに「両A面」となったのが収穫でした。こちらに関しては、作っているときにまさに「大変ユニークだ、狙いとしては悪くない」「ただ…全部間違ってる」と言われるような作品になってはいないか?と自問する日々でした。要は、発想は面白いけどコメディとして面白くないものになってないか?っていう。
フタを開けてみたら、ちゃんとコメディ作品としてウケるもの、見世物として楽しんで頂けるものになったことにとても安心しました。「だって…コメディって、みんなを笑わせるためのものでしょ!?」
『笑の太字』を本番中にすごい熱量で屁理屈を発する俳優陣を見て「熱線吐いてるみたいだなぁ」と思うことがありました。
そんな、所属俳優全員が屁理屈の炎を習得した“ゴチャゴチャうるさいS・C(シチュエーション・コメディ)劇団”に、全く異なる新キャラとして新メンバー・榎並夕起が加入する運びとなりました。
彼女とは『ナイゲン』『時をかける稽古場』『わが家の最終的解決』と何度も一緒に作品を作ってきましたが、これからは今までの彼女自身とも現メンバーとも違った新たな姿をお見せするとともに、より多角的に、より出力を増したアガリスクエンターテイメントを皆様にお届けしたいと思っております。
終わってから一ヶ月半くらいして(それしか経ってなかったのか!と驚く)公演の動画を見ていると、『笑の太字』をやっている皆がとても格好良くみえる。自分の書いたホン、自分の劇団の役者つかまえて何言ってんだ、って言われるかもだけど、でもそうなんですよね。
これを経た、屁理屈の炎を吐き続けた経験を持つ奴らでつくる次の芝居が楽しみ。
以前に45分二本立てシリーズをやっていた時や、コメフェスのときもそうだったんだけど、この尺で芝居を作るというのは、つくづくトレーニングなんですよね。短編じゃ絶対無理なボリュームの、長編並みのアイデアをいかにこの尺に収めるか、という作業になって、台本の密度を高めるトレーニングになる。結果、今回も相当なりました。
詳しくは、これとかこれを見て振り返っていただけると…!
終演のご報告&頂いた感想まとめ
【舞台写真】『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』
【舞台写真】『笑の太字』(A)(B)(C)(D)全チーム
【本編映像】『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』東京公演千秋楽
なお、公演DVDも作ります!上記の定点撮影の記録映像ではなく、カメラ複数台で撮影&編集したもので、『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』はもちろん『笑の太字』もA,B,C,Dの4チーム全部の映像を収録した豪華2枚組!
DVD『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字』