うっかりするとブログを書き忘れますね。稽古が終わったら次の稽古までに1記事を上げるというルールを自分に課していたのだった。日付変わって今日夕方が次の稽古だからギリギリセーフ。
7/17(日)は初の『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』稽古と『笑の太字』稽古の両方ともあった日だったのでした。
まずは『笑の太字』稽古。
これは話し合い・ネタ出しのスタイルで1か月以上ちょこちょこやっているので新鮮味はないのですが、今日は実際に立ってみてエチュード(即興劇)で。
今回はA(熊谷有芳/前田友里子)、B(甲田守/津和野諒)、C(淺越岳人/塩原俊之)、D(鹿島ゆきこ/沈ゆうこ)の4チームに分かれて上演するのですが、まずは本来のチームごとに1対1でエチュードをし、その後は暫定の配役で同じ人物(役割)を演じる役者ごとに分かれて4対4(四人一役)でエチュード。「相手側の誰の発言に対して誰が反論してもいいよ」というシステム。
「(牛丼のたとえ)」「カリグラフィ」「コーラン(クルアーン)」「マネーロンダリング」「第三次世界大戦」「並行世界の三○幸喜」「大学と学校の違い、わかりますか?」「オリジナルの作品を書いてこいと言われてオリジナルの作品を書いてくることに何のオリジナリティがあるんですか」などのキラーワードがザクザク出てきました。
ただ、どうやって物語として構成するかが難しいですなぁ。
そして初の『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』稽古。
まぁさんざんやったし、改めて台本と映像データを送っておけばなんとかなるだろう、と思って、稽古初日にしていきなりの通し(一年ぶり)。
主演の矢吹ジャンプさんが凄かった。みんなは大丈夫だろうけど、主演のジャンプさんは厳しいかなぁと若干心配していたが、思ったよりセリフを覚えてた。いや、というよりも、むしろあの人、予習とかしてなかったんじゃないか。予習とかじゃなくて体内のシチュエーションコメディ成分だけでやり切ったんじゃないか。なぜなら海外ファルスの所作は彼の中に染みついているから。
そんな気がするすごいプレイでした。
そして、新鮮味がゼロの顔合わせ(?)の飲み会に。「なんて代わり映えのしない…」とか冗談で言っておりましたが、その分、コメディに対する思想レベルまで共有している心強いチームでもあるのです。なんだか仲良しパーティ野郎劇団に見える写真だけども。
今回は、そんな座組みで「アガリスクエンターテイメント」としか言いようのない、我々から“コメディ”に対する挑戦状な二本立てです。
七人ワイフはさすがにもうやんないだろうっていうのと、笑の太字は今しかできないやり逃げ感満載な芝居だと思うので、ぜひ、見に来てください。相当面倒くさいこと言う芝居ですが、皆に楽しんでもらえるよう頑張ります。そして、絶対に他じゃやらないタイプのコメディです。
2015年度サンモールスタジオ最優秀団体賞記念
アガリスクエンターテイメント第22回公演
『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字』
公演詳細は こちら 、ご予約は こちら から
「大貧民です」の自己申告で1,000円キャッシュバックになる大貧民割引は今月中(7/31まで)に事前精算で買ってくれた方対象です!〆切近づいてきました!使いたい方はお早めに!
追伸
アガリスクの↑の公演以外でも、色んなものを書いてます。プールも海も行けそうにありませんが、王道から構造いじるのまで、シチュエーションコメディの海を泳ぎまくってる夏です。発表できるようになったらお知らせしますね。
あと、秋冬は馬車馬のごとく働く所存なので、コメフェスとかナイゲンとかわが家~とか見て「こういうコメディ書かせたい」「演出させたい」って方、映像でも演劇でも、お仕事ください。
カテゴリー: 日記
7/10『笑の太字』稽古
さて、次回公演『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ/笑の太字』のなかの『笑の太字』を絶賛稽古中&執筆中である。
某有名傑作二人芝居のパクりを巡る議論が某有名傑作二人芝居みたくなっていく『笑の太字』。
今は台本を書きながら、どのくらい物語っぽくするか(最近物語っぽさにグッと来てる)、はたまた理屈の応酬に徹するか、決めあぐねている。
なので「一度物語っぽいのを試してみよう」と、某有名傑作二人芝居のワンシーンを書き起こして稽古してみた。
わかる人はわかると思うけど、六日目のラストの5分位のところ。「聞きたくなかった」とかの前後のところね。
いやぁ、声に出して読んでみると、素敵ね。俺らは今ただ読んでキャッキャしてる場合じゃないんだけど、でもウェルメイドな芝居の良いシーンを良いセリフを声に出すのって、カラオケと同じ効能ですごく楽しい娯楽になると思う。
話がそれた。
今日は所用やら外部出演の本番やらで熊谷(Aチーム)、塩原(Cチーム)がいなかったので、AとCの片割れずつである前田・淺越がペアになり、それとBチームの甲田・津和野、Dチームの鹿島・沈の6人で、入れ替わりで二人芝居をやってみた。
得手不得手がめちゃくちゃハッキリしたのと、いつものパターンでの無難な処理は見えたけどそれは避けようということになったので(特に沈を監査の路線で使っちゃいかんな、と)、お話の形が絞られてきた。長ーい漫才のつもりで書いたほうが良さそうだ。
あと『笑の太字』は、そのモデルになった某有名傑作二人芝居とはキャラクター像が違くなるのだけど、甲田守は某有名傑作二人芝居の喜劇作家側の役がすげー似合うんじゃないかと思った。
ま、あくまで我々がやるのは『笑の太字』なんですが。
そんなこんなでガリガリ作ってます。来週にはもうひとつの作品『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』の稽古も始まります。改めて最終版の台本を配ったので、稽古初日にいきなり通し稽古をしようと思う。直すポイントを洗い出すのだ。
アガリスクエンターテイメント第22回公演『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ/笑の太字』チケットも7/2に発売して絶賛ご予約受付中です。
1ステしかないチームをご希望の方はお早めにどうぞ。
最近ではアガリスクメンバーがチケットを売り歩いてます(各自のTwitterで出没場所を発信中!)
脚本提供したシアターミラクルの劇場プロデュースの『ナイゲン(2016年版)』もチケット発売しました!
アガリスクがやった2015年の全国版をベースにちょっと台本も今回使用にして上演します。
こちらもぜひ。
近況
昨日はアガリスクの「キングオブコント2016への道」で劇団代表になった淺越・鹿島・沈組改め「アガリスクエンターテイメント」組の稽古?打ち合わせ?に同席してきました。
書類を書きつつ。
エントリー用の写真を撮りつつ。
この中に裏切者がいる。#Tシャツ
7月末(日程は直前まで決まらないのです)に一回戦にエントリーしてきます。決まったらアガリスクのTwitter(@Agarisk_info)とかでお知らせするので、よろしければ観覧いや応援に来てください!
『クレアおばさんVSステラおばさん』をブラッシュアップして持っていきます。
そのリライト作業を僕がやることになりました。いてもたってもいられなくて。
今夏はそういった「本公演の長編新作書きます!」みたいなドーン!としたのじゃない台本作業がポコポコたくさんあります。ありがたいことだけど、気を抜かないようにしないとですね。
そのひとつがfeblabo×新宿シアター・ミラクル『ナイゲン(2016年版)』への脚本提供。
アガリスク的には卒業した『ナイゲン』を新宿シアター・ミラクルの夏の風物詩として毎年上演してくれるという企画です。
僕は脚本提供&今回の座組に合わせた脚本直しをやります。
8/11(木・祝)~8月22日(月)までミラクルにて。12日間15ステ。アガリスク本公演でやったとき級の大ボリュームです。
『わが家の最終的解決』で主人公の義理の兄・フリッツを好演した伊藤圭太さんも出てくれます。さーて、どの役になるのですかね。
他にも初挑戦のジャンルの舞台の脚本提供とか、秋冬の仕事の執筆仕事をこつこつとしてます。
また公表して大丈夫になったら言います。
そして何よりアガリスク次回公演『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字』ですね。
《東京公演》8/31(水)~9/4(日)@サンモールスタジオ
《大阪公演》9/9(金)~9/11(日)@インディペンデントシアター1st
7/2(土)午前にチケット発売しました。
おかげさまで初日からたくさんのご予約を頂いております。安い日とか1ステずつしかないCとDの回が多めなのでしょうか。そこらへんは一気にチケットがなくなる可能性もありますので、狙っている方はお早めにどうぞ。
なお、大貧民割引は7月中の事前精算でのご購入限定です。そちらをご検討されてる方はお気を付けて。
予約に関しては こちら にまとめてあるので、ご覧ください。
わからなければ冨坂(@yu_tomisaka)までご連絡ください。
チケット発売しました&顔合わせでした
しむじゃっくPresentsアガリスクエンターテイメント公演『わが家の最終的解決』本日朝10:00よりチケット発売開始しました。
さっそく沢山のご予約を頂き、とても嬉しい限りです。とはいえ2週間ロングランですからね、まだまだお席はありますので、ご予定など決まりましたらご予約お待ちしてます。
こちらのフォームにご入力いただいてもいいですし、なにがしかの手段(すいません電話は最近電源途切れがちですが)で冨坂までご連絡下さい。
『わが家の最終的解決』予約フォーム!
いやぁ、にしても「面白かったからリピートすっか!」だけでなく初めから何回分もチケットを抑えてくれるってすごいですね。「面白いだろうから」って信用ですものね。ありがたいことだし、それに応えなきゃと身が引き締まる思いです。
あ、もちろん「1回しか行けない…」とか思わないでいいですからね。評判の定まっていない新作の演劇公演を予約して、当日劇場まで足を運んできてくれるって、とんでもない労力だし奇跡的なアクションですし。
ともあれご予約頂いた皆様、楽しみにしていてください。
そして、まだご予約されてない方、ご興味があれば特設ページをご覧下さい。今回の企画についての杉山×冨坂の1万字近い対談とか、登場人物の相関図とか、相関図をクリックすると出てくる登場人物/キャスト紹介ページとか、現状お伝えできる情報を少しでも出そうと頑張っております。近いうち、Q&Aも載せますね。
そのうえで良かったら早めにご予約頂けるととても嬉しいです。いかんせん興行なもので、そこの見通しが良好なほど、作品作りにも安心して取り組めるってぇものです。
そして、夕方から『わが家の最終的解決』キャストの顔合わせでした。
一部の読み合わせをしたり、作品の解説をしたり。
顔合わせ自体は別現場の本番だったりオーディションだったりで参加できない出演者もいましたが、その後の懇親会で入れ代わり立ち代わりで最終的には全員が一度は顔を出すことが出来ました。
劇団10年やってると何度も経験してるし、毎度思うのですが、あぁ、これは面白そうな作品が出来るんじゃないか、という思いが強まりました。
↑「なにその当たり前すぎる何にもならないコメント…!」って感じですが、もうホントそうとしか言えないのですよね。顔を合わせるって大事。
明日からは稽古開始です。新作の稽古開始ってかなり久しぶりですね。
ホロコーストを扱う上での考えなきゃいけないこととか、思いとかはあるのですが、ひとまずはコメディとして成立させることを第一弾の目標にして、そのための基本的なところを共有していこうと思います。
いやぁ、はじまりましたな。わが家の最終的解決。
◆◇公演情報◆◇
しむじゃっくPresentsアガリスクエンターテイメント公演
『わが家の最終的解決』
2016年5/4(水)~5/15(日)
池袋シアターKASSAIにて
詳細は こちら
『あの日のふたりプレイ』ラストスパート&『わが家の最終的解決』前夜祭迫る!
脚本提供をしたエビス駅前バープロデュース『あの日のふたりプレイ』、絶賛上演中です。
初日に見て、コメディとして予想以上にウケたことに安堵したのですが、その後もご好評頂いております。
昨日・今日と満席だったようで、もちろんありがたいし嬉しいのですが、ご来場頂いた皆様には結構窮屈な状況でのご鑑賞になってしまったようですみません。
そして、明日3/17(木)が千秋楽です。
千秋楽は16:30、19:30、21:00の3ステージ、こちらはどの回もまだお席があります。
今回、新作書き下ろしですが劇団外での上演で、「アガリスク版も…」なんて有り難いお声を頂いておりますが、あまりにも恋愛の話すぎる照れ臭さがあるのと、あと完全に舞台がエビス駅前バー仕様で作られた作品なので、なかなか他で上演するのは難しい作品です。
ご興味ある方、最後のチャンスです。是非ご来場下さいませ!
ご予約は こちら にご入力いただくか、Twitter、メールなどなどで冨坂までご連絡下さいませ。
そして、5月のしむじゃっくPresentsアガリスクエンターテイメント公演『わが家の最終的解決』のチケット発売とその前夜祭としての発売直前イベント in WEB『わが家の最終的キャスト解決』が近づいてきました。
チケット発売は3/19(土)10:00AM~です。
『わが家の最終的キャスト解決』は3/18(金)21:00~22:00くらいです。
これは何かというと、要するにYoutubeライブとかツイキャスとか、そういった映像の生配信の番組で色々な情報を公開しながら、作品についてトークしながら、お客様からの質問(これ重要)にお答えしていく、ということです。かつ、リアルタイムでTwitterに情報を投稿したりね。
もちろん、キャストや配役の発表、作品の紹介、出演するメンバーからの質問に答える、など、お話することは沢山あるのですが、それだけだったら生で映像配信をする必要はないわけです。お客様との質疑応答こそがキモだと思ってるので、是非ご質問やご意見をお寄せ下さいませ。
produce@symjack.com宛てにメールをお送りいただくか、Twitterアカウントをお持ちの方はハッシュタグ「#最終的解決」をつけて呟いてください。全力で拾います。
そんなわけで、しむじゃっくの後押しを受けているものの全然番外公演なんかじゃなくて本公演級のどデカいヤマ、そして代表作になりそうな予感ぷんぷんする『わが家の最終的解決』、宜しくお願いします。
わが家の最終的解決 公演特設ページ
発売直前イベント in WEB『わが家の最終的キャスト解決』(3/18の21:00~)の情報ページ
演劇作品の結末までのあらすじを残そうぜ、って話
Twitterに連投したのを置いときます。
演劇公演が終わった後に脚本家がやるべきことは、感想や創作過程の振り返りではなく、結末までの詳細なあらすじを書き起こして残しておくことなんじゃなかろうか(できたら舞台写真も添えて)。
ビデオとか戯曲とかもあるけどさ、もっと気軽にアクセスできる形態で、演劇作品の中身が残るべきだよなー。
もちろん「演劇作品は生で見てなんぼ」ってのはわかるし、「見れなかったのを悔しがるべし(そして次に行きたくなるべし)」って意見もわかるのだけど、それは演劇鑑賞のうえでの理屈であって、データベースとか情報の蓄積って点では、誰もがアクセスできるところに表面的な情報は残っていた方が良いわけで。
もう終わってるから宣伝や集客につながるわけじゃないし、ぶっちゃけ面倒なんだけど、“小劇場演劇シーン”ってのがあるのだとするなら、シーンの為にはだいぶやるべきことだと思う。
みんながそれをするようになれば、後に作る人の為にもなるし、見れなかった人は悔しがって次の公演予約するかもしれないし。
俺も、ヨーロッパ企画の『冬のユリゲラー』が再演されてDVD化するまでは、「サマー~に次ぐ代表作」と言われつつ中身のわかんなかった同作のストーリーが知りたくてしょうがなかったし、たまたま「劇団演技者」ってTVの企画で映像化されたのをブログに書き起こしていた人がいて相当嬉しかった。
ということで、次回作『わが家の最終的解決』からは、あらすじ全文掲載(舞台写真載せ)を書きます。宣言しないと面倒くさがりそうなので書きました。
脚本家の皆さん、みんなこれやりませんか?
内容の被りを回避したり、アイデアを拝借したり、引用したりに役立つし。
それに、文末に台本とかDVDの販売のリンク貼っとけば、ちょっとは買ってくれるかもしれないっすよ。
そんなに言うならお前がやれや、ってなわけですが、とりあえず次回作では書きます。過去作までさかのぼって書くのは少しお待ち下さい。
ENBUゼミのワークショップや出演者オーディションなど
今月末から来月頭にかけて、ワークショップやらオーディションを開催して参加者を募集している案件が多いので、まとめて書いておこうと思います。
●ENBUゼミナール「水曜日の小劇場ワークショップ」
まずはこちら。
ENBUゼミナールという、演劇とか映画の俳優のスクールがありまして。そこが毎週水曜日の昼間に小劇場で活動している演出家を招いて一日のみのワークショップを開催しているようです。それが「水曜日の小劇場ワークショップ」。それの1/27(水)の回のワークショップ講師にお招き頂きました。
この1/27(水)の参加希望者を募集しております。
内容としては、「サクッと体感、シチュエーションコメディの肝」(byアガリスクエンターテイメントのメソッド)といった感じでしょうか。
台本が複雑だったり、要素が多かったりするシチュエーションコメディという表現ですが、その根本原理を、3時間のみ、一回きりの短い時間で体験してしまおう、という講座です。
コメディ初心者も、演劇初心者も、見る専門だけどシチュエーションコメディに興味がある方も同じフィールドで体験できるます。
こういったコメディを演るとき、または観るとき、はたまた書いてみようという人にも役立つ”肝”の部分を楽しく体験しましょう。
なお、後述のしむじゃっくPresents企画のオーディションは時間や人数の関係上、全くワークショップ的な要素が無い、参加者は演じる/僕は審査する、だけの場になると思います。
アガリスクの最近のコメディの作り方、冨坂のコメディの捉え方などに興味がある方は、是非こちらにご参加くださいませ。
「水曜日の小劇場ワークショップ」冨坂友
【日時】1月27日(水)15:00~18:00
【場所】ENBUゼミナール
【料金】3,000円
※詳細・ご応募はこちら
●しむじゃっくPresentsアガリスクエンターテイメント公演の出演者オーディション
そして、5月に行うしむじゃっくPresentsアガリスク公演のオーディションです。
えっと、これは、制作ユニットしむじゃっくがプロデュースしてくれる企画ですが、作品としては完全にアガリスクエンターテイメントの公演です。脚本提供でもなければ、外部演出でもなく、アガリスクの人達がアガリスクの新作を作ります。
作品内容としては、ナチスドイツ占領下でのユダヤ人とドイツ軍人達を使った新作の長編コメディです。
時代モノ・歴史モノでもあるので、幅広い年齢の方々の応募をお待ちしております。なにせ、20代~30代の人材はすでに劇団メンバーに結構いるわけで。
上記のワークショップとは違い、こちらは事前にテキストをお配りしての実技審査ばっかりになると思います。
ありがたいことにメンバーも増え、今後の公演もバシバシ決まっているアガリスクエンターテイメントでは、出演者の公募は今後ほとんどやらないと思います。
もちろん、今回は互いの事情でご一緒できないけど今後こちらからお声掛けする人、とかはいるかもしれませんが。
ぜひぜひ、この機会にご応募下さいませ。
皆様のご応募をお待ちしております。
出演者オーディション
【日時】A日程…1/29(金)17:00~21:00のうち前半2時間または後半2時間
B日程…2/2(火)13:00~17:00のうち前半2時間または後半2時間
【場所】都内スタジオ
【参加費】テキスト代・場所代として1,000円
【応募締切】1/24(日)23:59
※詳細・ご応募はこちら
賞いただきました
年が明けて、昨年の作品を評価して頂けるありがたい機会がドドッとやってきました。
1/14には、演劇口コミサイトCoRich舞台芸術!におけるユーザーの年間ベスト作品の投票企画“CoRich舞台芸術アワード!2015”にて、サイトに登録された8,660本の演劇公演のうち、アガリスクエンターテイメント『ナイゲン(全国版)』が2位、『紅白旗合戦』が16位にランクインしました。
CoRich舞台芸術アワード!2015のページはこちら
これは観客の方々の純粋な投票の結果で、「年間全部の作品ででどれが面白かったか」に投票するものなので、個人的にはとても大事に思っている企画です。
そして『ナイゲン』は今ではアガリスクの代表作になっていますが、2012年にこのCoRichのアワードで8位になって突如注目されたみたいなところがありますし、このアワードしか受賞していない、というのがとても作品を物語っている気がします(まぁ賞を設けてる劇場で上演してなかったり、賞レースに参加してないんですが)。「純粋な観客人気のみ」ってのがナイゲンらしいなぁ、というか。
とはいえまだ結構な開きがあって1位に届かなかったので、くっそーという気持ちも抱えつつなのですが。
そして翌日の1/15にはサンモールスタジオの新年会がありまして、ここで行われるサンモールスタジオ選定賞の表彰式にて、『紅白旗合戦』が最優秀団体賞(作品賞みたいな一番大きいやつ)を受賞致しました。
で、副賞として賞金と、あとはサンモールスタジオ1週間利用権を頂きました。
2015年度サンモールスタジオ選定賞はこちら
やらしい話をすると、正直、狙ってました。とても欲しがってました。
というのも、サンモールスタジオでとてもやりたい作品があったから。しかしいかんともしがたいくらい資金繰りが苦しかったから。賞の名誉とともに、その公演が出来ることになったのがとても嬉しかったです。
『紅白旗合戦』という作品そのものに関しては、とても思い入れがあるし、この構想・この企画の持つ射程はかなり長いものだと思います。しかし“演劇作品の完成度”という点で語ると同年に上演した後の2作品には届かなかったのでは?という苦い思いと、関係者への申し訳ない気持ちがありました。
発表時の挨拶で、サンモールスタジオの支配人・佐山さんは「この賞は作品の評価だけじゃなく劇団の将来性に対する賞だ(意訳)」というようなことを仰っていたので、遠慮なく、ありがたく頂戴し、これからもガンガン面白いコメディを作っていこうと思います。
これで、2015年の活動は、3月の『紅白旗合戦』でサンモールスタジオ最優秀団体賞(とCoRichのアワード16位)、8月のコメフェス『七人の語らい/ワイフ・ゴーズ・オン』で最優秀作品賞(ほか)、10~11月の『ナイゲン(全国版)』でCoRichのアワード2位と、長編の演劇公演ではすべて形に残る評価を頂いたことになります。
もうありきたりな言い方だけどさ、ひとえに、一緒に作ってくれた皆様、力を貸してくれた皆様、ご来場下さった皆様、あと、どっかで見ててくれた方々のおかげです。本当にありがとうございました。
で、我々は千葉の公民館で公演をやっていたような野良中の野良な出自ゆえか、僻み根性満点のマインドで自団体や演劇界を語ることが多かったのですが、一昨年や昨年の活動でこれだけの評価を頂いたからには、その根性を改め、正々堂々と、人気劇団への道を目指していかなきゃいけないな、と思った次第です。ひねくれるのは作品内だけにしないとね。
年頭のあいさつと被るんですけど、2016年も面白い作品(既に構想してる作品群がどれも面白そうだよ)を作っていきますので、今後ともアガリスクエンターテイメントをどうぞ宜しくお願いします。
まずは5月しむじゃっくPresentsアガリスクエンターテイメント公演!
ナチスドイツとユダヤ人で、キツくて超笑えるコメディをやります。乞うご期待!
予想外に新作書いてる月間。
演劇の台本ばっかり書いてます。
昨年3月に『紅白旗合戦』が終わったときとか、黄金のコメディフェスティバルが終わったときは「俺は…今後舞台の長編新作を書くことなんてあるのだろうか…?」と思うくらい(「いつかコレ書きたいな」はあったんだけど)新作書くのを億劫がってまして、2016年上半期は演劇ちょっと休憩してメディアの仕事したり、そうじゃない堅気の仕事したりしようかなぁと思ってたのですが、ところがどっこい。
杉山さんから超棚ぼた的にご提案頂いたしむじゃっくPresentsアガリスクエンターテイメント公演があったり、あとまだ発表されてないんですが新作執筆の外仕事をもらったりで、3月だか4月だかまでに長編新作を二本書くことになってます。
まだ年明けて2週間経たないくらいなのに、何があるかわかんないですね。
俺の執筆ペース的には結構大冒険なんです。
あとは、「キングオブコント2016への道」って企画で、アガリスクメンバーが3つのチームに分かれてネタ作ってます。昨晩、一つのチームのネタ作りを横で見てたんですが、異常に険悪だったスタートからは想像できないアイデアが生まれてて、とっても面白そうです。
チーム分けした後に「作家として冨坂を召喚してもいいし、しなくてもいいし、任せるよー」と言ったら、誰からもお声がかかりませんでした。頼もしいような、寂しいような。
そんな感じで、昨今のアガリスクエンターテイメントはみんなして台本書いてるという珍しい状況です。
あ、あと演出方面の仕事も一個あるのでお知らせします。
「ENBUゼミナール」という映画や演劇の専門学校みたいなのがありまして、演劇ぶっくっていう演劇雑誌の会社が始めたスクールなのですが、そこの公開講座・ワークショップで一日講師をします。参加者大募集です。
1/27(水)15:00~18:00とド平日なのですが。
詳しい内容は検討中なのですが、おれは演劇全般を教える立場でも何でもないし、コメディの中でもシチュエーションコメディしか詳しくないので、「アガリスクっぽいコメディを作るうえでの~~」みたいな内容になると思います。
演劇やっててアガリスク作品の演出とか演技に興味がある方、あとは普段演劇やってないけど「コメディってこういうとこ気を付けて作ってるんだ!?」みたいなメイキングに興味がある方は是非ご参加ください。
平日一日三時間ですが、ぜひ一緒にシチュエーションコメディのこと考えてみましょう。
水曜日のワークショップ
あけましておめでとうございます2016
あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。今年も宜しくお願いします。
さて、1月1日は劇団で沢山発表をしました。
●新メンバーとして熊谷有芳、甲田守、津和野諒が加入いたしました。
はい、そうなんです。入りました。
それと同時にプロフィールも一新したよ。いつもお世話になってる写真家の石澤知絵子さんに撮ってもらったら乗せられちゃって格好良くなりすぎちゃってビクビクしているよ。
新メンバーとして熊谷有芳、甲田守、津和野諒が加入しました
●「キングオブコント2016への道」
3チームに分かれて劇団内予選を行い、優勝したチームがキングオブコント2016に出場します。
新メンバー入団早々仲間割れして競います。
2/24(水)19:30からアガリスク内予選会をやるので、ぜひ皆様ご来場下さい。
まだ秘密ですがチーム分けも完了しました。各チームには「作家として冨坂を召喚するかどうかは自由」って言ったのですが、お声がかからなそうな気配です。みんな自分で書くのね。乞うご期待。
キングオブコント2016への道
●しむじゃっくPresentsアガリスクエンターテイメント公演『安寧日記(仮)』
今まで外注でアガリスク公演の制作をたんとうしてくれてた制作ユニット「しむじゃっく」さんが、うちの公演をまるっとプロデュースしてくれることになりました。中身は今まで通りアガリスクでつくります。
で、久しぶりに長編新作書きます。出演者募集もします。
『安寧日記(仮)』ってタイトルや、「ナチスドイツ占領下のオランダ・アムステルダムを舞台にした~」とか発表した数時間後に、構想が急展開を見せ、違うものになりつつあるのでどうしたもんか。ともあれ、外国っぽい、歴史っぽい、でもバッキバキにコメディな長編新作をやります。
本番は5/4~5/15のシアターKASSAI二週間ロングランです。
●ENBUゼミナール「水曜日の小劇場ワークショップ」講師を担当します。
上記のしむじゃっくPresentsの出演者募集とは別で、似たような時期にワークショップ講師を担当します。
ENBUゼミナールっていう演劇の専門学校のお試しワークショップみたいなののの一日講師です。
出演者募集の方はテキスト覚えてきて演じて~のホントにただのオーディションしかしないし、アガリスクでもワークショップのようなことは当面ほとんどしないと思われるので、もし何か冨坂の創作を体験したい、アガリスクっぽいシチュエーションコメディの作り方を覗いてみたい、って方は是非こちらにご参加ください。
水曜日の小劇場ワークショップ
●台本を書くお仕事、募集してます。
演劇・映像メディア問わず、今年は劇団の活動以外でのシナリオ仕事もバリバリやっていきたいと思っているので、作家探してる方、どうぞよろしくお願いします。
そんな感じで、予想外に盛りだくさんになってきた2016年前半もどうぞよろしくお願いします。