Vol.3をおえて(個人的感想)

アガリスクが他の団体集めてやってるコントイベント「新宿コントレックス」のVol.3が1/25に終わりまして。
今回はウチは開催だけで出なかったんだけど、舞監をやったので。
感想とか振り返りのうち、言いたい事だけを書く。別に書いてない反省とか感謝とか勉強とかもしてるからな、と。前置きはおいといて。
●養生はしっかりと。
「水使いたい」って聞いてたので劇場と相談してたんだけど、想定以上だったりもするもんで、自分達でも何とかできる準備はしとかなきゃ&一度は試すのが必要だった。
っていうかテクニカル面で、一度試せない案は却下しなきゃだ。
そして、最近デクスター=モーガンの仕事ぶりを見ているのに養生を怠るとは何事だ、と。あの短時間で、血を一滴も漏らさないように(人間の血って6リットルもあるのに)ビニールシートで養生し、手早く解体し、すぐ撤収する様とか、流石だよなー。デクスターさん舞監やったら超有能だと思う。あ、でも人に仕事振れないからダメか。
●熱量
「どの団体もネタも面白かったですー」と言いたいところだけど、残念ながら、個人的にそう思えなかったり、本番中ウケてなかった部分があったのは事実。
全ての団体の場当たりに立ち会った上で気づいたこと。面白い人たちとそうでない人たちの間で一番違うのは、熱量。
元来自分は、勢いや華などの「エネルギー量」に対してアイデアや工夫などの「策」で立ち向かって行きたい派なんだけど、でも最近気になるのは熱量。
単純な話、声量や、動きの勢い、リアクションの大きさなどの基準値が段違いだったりする。
多分、パッと見の「一般人」と「やってる人」の差って、こういった分解すると単純な値の積み重ね・相乗効果な気がする。
もちろん、あればいいって訳じゃないし、熱量じゃなく面白い表現ってのも確実にあるけど、シアター・ミラクルサイズの劇場で「か弱さ」を感じさせる立ち居振る舞いは、ネタの内容問わずちょっといかんな、と。自戒も込めて(というか今回自分ら出てないのに指摘すると、安全な所からの只の上から目線みたいになりそうでアレなんだけど、でも嘘で全員褒めてもしょうがねぇしな、とは思う)。
あと、ホントにすごい勢いがあれば、ある程度はどうにかなる 笑。
以前、TVの学生芸人発掘番組にアガリスクで出たときに、シティボーイズのきたろう氏に「理屈だな」って一蹴されたことがある。今にして思うと、あれは机の上で考えた事を声に出してやってるだけだったんだろう。舞台上にいる「人」が、客席にいる「人(多数)」に、「反応させる」という発想がなかった。その一件とも共通するところかもしれない。
そんな、舞台に関わる人として当たり前のことを、自らのネタを出さずにずっと立ち会ったことで、再確認した。
●劇場での稽古
あと、4団体のオムニバスで、しかも乗り打ち(劇場入りして当日に本番)してると、各団体の演出家の技量がモロに出る。「場当たり」といって、出演者と音響照明の技術スタッフとのすり合わせをするのだけど、一団体25分のネタを45分間で場当たりすると、演出家の現場力や座組みでのイメージの共有度が如実に出る。
上手い人はホントにサクサクと的確に進行していく。かつ、空気も悪くならない。
まぁ、コレに関しては、場当たりがスムーズなだけが面白い条件ではないし、グダグダなのに本番はすごいところも例外としてあるんだけど。
普通劇場入りしてからの稽古(場当たりや、終演後のダメ出しと返し稽古)って、他所の現場のを見ることはないんだけど、たまに見るとこれがものすごく勉強になる。舞台上の環境が整っていて、それでいて時間が無いので、ものすごく濃密な稽古時間になる。これは15分くらい見るだけで本当に勉強になってすげー楽しい。
●「アガリスクで出ない」について
出ない手は無い。
短くても、全員揃わなくても。
やっぱり、どこにでもすぐ出せるネタを作るべきだと思うし、同じネタを繰り返しながらも、パフォーマンスの中身と別のところ、もっと外側に物語性が付随してくるのが美しいと思うので、使いまわしでも繰り返しでも出なきゃだ。
アンケートでも「アガリスクが出なくて残念」って書いてくださった方もいるしね。
●そして
アガリスクが出演しないのに(しかも平日一日なのに)来てくれるファンのお客様もいる、ということ。ならば、出なくても運営の随所にアガリスクエンターテイメントのスピリットが垣間見えるものにしなくてはいけなかった。今回は、Vol.0、1、2で培ってきたものにただ乗っかって開催してしまったきらいがある。反省。
ファンの方がいるという喜びと、責任感。

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