作業して稽古

昨日のたくさんの撮影で撮った写真を閲覧用にGoogleフォトにアップしつつ、それを待ちながら事務仕事をして、色々な脚本のアイデアを整理する。

それと同時に素敵な動画を見つけた。
先日、Spotifyで流れてきて「おっ」と思った曲・平井堅の『君の好きなとこ』の松浦亜弥カバー版。

とても好きだった。音源欲しいけど、これは出てないんだよなぁ。

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川口菊池の稽古。

前半を台本持ったまま通してみよっか!ということでやってみる。だいたい30分。
良いところはとても良いんだけど、コントの身体じゃないのと、生理で笑えるテンポや間じゃなかった。根底に「面白いことやる」が流れてないというか。

先日の「コメディ感を表現しようとしないで。本当に別れ話するくらいのフィクション値でやって」って言ってたのと矛盾するように聞こえるんだけど、微妙に矛盾しない。
同じ台本だけど、多分デフォルメのレベルを箇所によって細かく変動させなきゃいけない本なんだと思う。

長いこと「このセリフはこうで」などと解説しつつ返すのをやって、リトライ。だいぶ良くなった。

そんなに共通言語を持っていない俳優との稽古は、時として進みが遅いとか非効率的にも見えるんだけど、とても勉強になる。
脳内で喋りながら書いて、いつものメンツが自然と汲み取ってやっている表現を、「なぜここはタメるのか?」「タメる生理とは?」を考えるし、ここはお話からハミ出てツッコむよねってポイントを「その前のセリフから言外にツッコむ気持ちを持っていればここで出られる」など、言語化して論理的に捉え直す機会になる。

二人とも、ノリノリの良いセリフは真っ直ぐにノリノリにやってくれるので、そこらへんは楽しい。