作業とアンケートと肋骨蜜柑同好会『殊類と成る』

朝から夕方まで台本作業しようとしたら寝坊した。
淡々と『卒業式、実行』の要素を一覧にしてみて、クライマックスを考える。

* * *

所用で『発表せよ!大本営!』のアンケートを掘り返す。
ウチじゃ(わりとお遊びのお楽しみ企画として)「お気に入りの役者は?」みたいな項目があるのですが『発表せよ!大本営!』ではメインの報道部3人よりも前畑(前田友里子)とか綾子(榎並夕起)あたりがよく書かれてたりする件。
メインの人達って自由記述の本文中で書かれてたりする。
アンケートあるある笑

ナイゲンでも議長とかどさまわりじゃなくておばが屋敷が多かったりする。

* * *

こないだの件で自転車に危機を覚えたので、近所の自転車屋に防犯登録に。
そして劇団肋骨蜜柑同好会『殊類と成る』を見に下北沢へ。

Googleマップを頼りにいつもと違うルートで自転車を走らせていたら、携帯の充電が切れて焦る。勘で走ったらなんとか茶沢通りに到達して助かった。

この公演はYahooパスマーケットで購入してたんだけど、携帯の充電が切れていたので何も見せられず。。。受付が杉山さんだったので助かった。

感想としては。。。

俺は終盤で、ナカヤマサンゾウが今際の際に「結局、人生というのは人と人との繋がりだよね」みたいなことを実感したように解釈したのだけど(あってる?)。

そりゃそうかもしれないよ?
現実には、詩とか創作とか才能とかよりも、人との繋がりとか思いやりこそが人生の意味なのかもしれないよ?

それでも、走馬灯なのか天国なのかわからない花見の宴席で、皆と酒を酌み交わす男ではなく、「やっぱ帰りますわ」と言って皆をキョトンとさせ、「詩、書きたくなっちゃったんで」とニヤリと笑う者でいたいなぁと思った。

星秀美の兄に語りかけるシーンとか、塩原さんの「友達だからだろーが」もグッとくるんだよ。似合ってるし、体重乗ってるし、そういう表現を生身で浴びせられると心は動くんだけど。
それでも、前者は「この流れ、本筋とどういう関係あるの…?」と思ったし、後者には「感動的だけど友情パワーで救われるのがこの作品における善なの?」と思ってしまった。

作家がTwitterで「エンタメをやってるぞ」と言ってたから言いたいのだけど(本人が「エンタメ」をどういう意味で使ってるかは定かじゃないけど)、エンターテイメントとして捉えるなら「何を描く作品なのか」が明確じゃなさすぎるのでは。
(「いや、それが肋骨蜜柑同好会なんで…」っていうのかもしれないけど、でもエンタメって言ってるからなぁ)

この話って「心を病んだ青年とその周囲の人達の群像劇」なの?それとも「一人の作家の才能と病気にまつわる悲劇」なの?

「心を病んだ青年とその周囲の人達の群像劇」ならば家族のエピソードも描く意味はあるのかもしれないけど、「一人の作家の才能と病気にまつわる悲劇」だとしたらどう繋がるのかわかんない。
「一人の作家の才能と病気にまつわる悲劇」だとしたら、健康な時の能力と、それが失われていく様が描かれてないと恐怖できないし…。

つまらなかったわけじゃないし、見応えもあったのだけど、瞬間瞬間にしか感動できなくて大きな筋が見えなかったのと、ラストの結論に疑問が残ったんだよなぁ…。

という感想でした。そもそも解釈が違うんじゃない!?とかあったら誰か教えてください。