作業と縦に一回転した転倒と『宇宙からの婚約者』クライマックス

午前中からずっと家で『卒業式、実行』台本作業。

アイデアとしてメモってたものをどんどん書いて並べていく。
「Dynalist」っていうアウトラインプロセッサで書いてたけど、うーん、まだその段階じゃないんだよな。
どんどん階層を作って展開していくアウトラインプロセッサも文章の構造とか階層を整理するのには役立つんだけど、もっと、「“思いついてるけどどう使うのかわからない断片”をそこいらに散りばめておいて、順に並べていく」みたいなことをする段階。
なので結局付箋に戻る。新しいアイデアだけじゃなくて、初演を踏襲するネタも一旦書き出して再構成する。
これ、頭がちゃんと働いてないと全然進まないんだよなー。夜中は無理。

* * *

そして川口菊池の二人芝居稽古へ。

大久保通りを自転車で走っていたら、横断しようと急に飛び出してくる歩行者がいて急ブレーキ。
自転車がとんでもなくつんのめって、多分俺は縦に一回転して転んだ。
頭も打ってないし、体の左側が痛いから自然と受身みたいになったんだと思うんだけど、これ、背負ってるメッセンジャーバッグで着地しちゃってない?中にPCとかあるけどどうすんだ?
とか思ってたら、その歩行者は一言もなく去っていった。許すまじ。ブレーキかけなければ良かった。
幸いPCは無事、身体は軽傷だった。

* * *

まぁそんな不幸な事故は置いといて。

稽古では『宇宙からの婚約者』のクライマックス〜ラストを立ち稽古。
カップルのありそうな喧嘩から、保留にして帰るところ、からの最後のツイストのあたりを細かく返す。

そのなかで二人に演出の指示をしていくなかで、「情報量の多い演技ってなんだろう?」みたいな話になって。ナイ暴とか殊類と成るの安東さん(日本のラジオ)の情報量の多さって、色んなところに葛藤しながら喋ってるからじゃないの?(勝手な推測)とか、そんなことを話す。
俺も演技そのものの指導ってそんな得意な方じゃないし、自分で考えた勝手なことを言ってるフシもあるから、あんまり先生ヅラしたくないんだけど、でも人に話すって整理されますね。

今回の『宇宙からの婚約者』、だいぶ熱いラブストーリー(悲喜劇?)でして。返し稽古でいまいちエモーションが上がりきれなかったんだけど、最後にクライマックス〜ラストまで通してみたら、川口も菊池もだいぶいい感じに爆発してた。
あまりに熱いラブストーリーしてるもんだから、俺も「これ、本当に俺のか…?」と思ってしまった。
まだ不安定だから、これをきっちりコントロールして出していかねば。

ともあれ、なかなかに見て欲しい新作です。『宇宙からの婚約者』。
拙作だと『わが家の最終的解決』のクライマックスみたいな、そういう方向のギャーン!っていうお話です。