あいつら

あらかじめ断っておくと、何のオチも提言もお知らせもない雑文です。というか、もうこんなのくだらない妄想です。
そもそも、演劇の登場人物を擬人化して語るのとかは好きではないんだ。
役者が自分の役をさも実在の人物化のように擬人化して語るのとか酔い過ぎだと思うし、作者が自分の考えたキャラクターをいつまでも愛でたりするのは恥ずかしいことだと思っている。基本的には。
お客さんに愛でたり夢想したりしてもらえるのはとても嬉しいんだけど。作り手はね、ちょっとそこは冷静でいようね、と考えてる。
だからスピンオフとか考えたりはしない。
でも、ナイゲンの登場人物だけは、たまに、ふとしたときに画が浮かんじゃうと気があるんです。すいません、ダブルスタンダードで。
例えば、一年後の夏、専門学校通ってて、文化祭とか学校行事とかに全く興味ない勢に戻ってて、似た感じの仲間とつるんでる道祖神。
ちょっと泣きそうになりますよね。
といってもそれはネガティブな意味とかじゃなくて。
あのナイゲン(内容限定会議)を経たからって皆が変わるなんてことはなくて、もちろん何がしかの影響は受けてるんだろうけど、それはそれとして皆が普通に文化祭とか自治とか関係ない自分の人生を生きてるってのに、感動とも感傷ともつかない独特の感慨があるんですよね。
たぶん分析すると「(一見そう見えない)あんな人やこんな人の人生の中に、一夏だけ、一日だけ、あんな会議があった」ってことがとても嬉しいんだと思う。
今日、ドラマ(逃げるは恥だか役に立つ)を見たのと、同じく同ドラマを視聴した斉藤コータ・鹿島ゆきこの感想ツイートを見てことで、なぜだか文化副・文化書記・海のYeah!!が大人になって再会して談笑している姿を想像してしまった。
卒業10年後の学年同窓会かなんかで、ホテルの宴会場で談笑してるめかしこんだ三人。
文化書記の結婚とか決まってて、「当時のカップル」として皆に囃し立てられてる書記と海の~。
で、自分も色々あったのに周りの同学年の人達が(あの日の内容限定会議に出席してないがゆえ)知らないからって何も言わずにちゃっかりと皆に乗っかって笑ってる文化副。あいつそういうとこあんだよな。
当事者のそいつらと、どっかのテーブルにいるハワイ庵とか議長だけは三人の関係性知ってるけど、別にわざわざ言い出さないっていう(当然アイス~と監査は同窓会は欠席)。
彼ら彼女らにはナイゲンのあの瞬間の後にもそれぞれの人生があって、色々あったうえでまた集まって笑ってる(そして変わってない)姿に勝手にグッと来てしまった。
作者が後日談妄想して感極まってりゃ世話ないんだけど。
こういうのは考えようとして考えるものじゃないから、次はどのあいつらの画が浮かぶかはわからないけど、ちょっと楽しみだったりもする。
ナイゲンはそういう、“あいつら”を楽しむ作品だからしょうがないのかもしれないっすね。
そうそう、いくつかの専門学校の学内公演とか卒業公演とか、はたまた名古屋の劇団・バッカスの水族館さんとか、ナイゲンを上演してくれるところがいくつかあります。
関係者とかお客さんの中にまた別のそういう楽しみが生まれるといいですね。

壊れかけのやつら

先日、劇団Rexyの稽古に急いでいる最中、携帯電話を落とした。
春ごろにiPhoneが起動しなくなってからというもの、楽天モバイルの格安SIM入れたASUSの格安スマホを使っているのですが、こいつが電池の持ちも良けりゃ頑丈さもすごいという、実用性に特化した優れものでして。
だから過信していたのだけど、そりゃあ歩いてる最中の腕の振り(加速)+落下+コンクリだとさすがに壊れるよね。ということで割れました。
縁の部分がちょっと砕けただけで、画面にはうっすーいヒビが入っているのみなので、たいして見づらくもなっていない。不幸中の幸い。
ただ、それ以来、電話をかけるとブラックアウトしてウンともスンとも言わなくなる時間が1分間ほどできるようになってしまった。
スマートフォンって物理ボタンがないじゃない?「○○の方は1を押してください」と言われても画面が反応しないと押せないじゃない?そういうときホント困る。
しかしながら、携帯電話を半年で買い替えるなんてしたくないので(昔から数年単位で使う派でした)、迷っている。
と思っていたら、ノートPCも壊れた。
確か『時をかける稽古場』初演の演出賞(副賞)で買った、これまたASUSの格安ノートPC。
充電のランプも起動のランプも点いて、いつもと同じようなHDDの音も聞こえている。たぶんディスプレイだけが死んだのだろうと思うけど、先日から電池の残量表示がおかしかったり、MAXまで充電されなかったり、2,3時間で突然落ちたりと電池関係のトラブルもあった。もっと根本の問題な可能性もある。
今は劇団の映像関係に使うPCを借りて台本書いたりこうしてブログ書いたりしている。今年に入ってから佐伯も鹿島もPCがおかしくなってはこいつで仕事してた。頼れる奴だが、いかんせん、重いんだ。デカいんだ。
携帯もPCも、今すぐにどうにかしなきゃ!な状況には置かれていない。
置かれていないが、いつまでも借りっぱというわけにいかない。
修理するか買うかしなきゃなのだ。
嫌だなぁ。
出費だなぁ。
ただの愚痴みたいなブログを書いてしまった。
いいんだ、アイドリングなんだ。と自分に言い聞かす。

だいぶ久しぶりですみません~怒涛の夏・秋編~

相当ひさしぶりの更新になってしまい(もしチェックされてる方がいたら)申し訳ありません。
直前の記事が『ナイゲン(2016年版)』の宣伝記事って…昔すぎ…。
その間に色々ありました。
というか、そんな色々で振り回されすぎてて更新を怠っていました、すいません!(いや、ほらアガリスク公式とか『七人/笑』特設とかコントレックスサイトとか沢山いじってるもんで、ついついwebに関してはやってる感を感じてましてブツブツ…)
■『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字』終演しました
アガリスクエンターテイメント第22回公演『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字』が東京公演・大阪公演ともに無事終了し(てい)ました。
ご来場のお客様、応援してくださった皆様、関係者の皆様、劇団員みんな、ありがとうございました。
詳しくはこちらに。
『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字』終演してました。
個人的にすごく好きで、すごく修行になった公演でしたわ。
■劇団Rexy『燃えるなよ剣』終演しました
女性向けセクシーコンテンツ「SILK LABO」「GIRL’S CH」に出演する男性タレント達の劇団・劇団Rexyの第3回公演『燃えるなよ剣』の脚本・演出をしてました。
幕末を舞台にしたシチュエーションコメディってことで、新選組と倒幕派志士を「合わせなくする」コメディをやってました。
最初は「大変だぞ」「個性派メンバーすぎるぞ」と釘を刺されていたのですが、まぁ一緒にやってみれば純粋に俳優、特にコメディ俳優の皆さんでした。
詳しくはこちらに。
劇団Rexy『燃えるなよ剣』終演してました
大変だったけど、楽しかった。
■秘密の企画、進行中!
劇団Rexy『燃えるなよ剣』と同時にアガリスク別働隊が進行していた秘密案件がありまして。
12月上旬にちょっとビックリする作品(出演?)が披露されます。情報公開もまだなので新宿コントレックス時に間に合うかどうか、まだ何とも言えないのですが。
■演劇企画CRANQ『プリモ・ピアット~おいしい関係~』降板しました
声優達による演劇公演を届ける演劇企画CRANQの朗読劇企画に参加していたのですが、劇団Rexyの公演準備中に体調不良で執筆が中断し、進行などなどを考えて降板させていただくことになりました。
楽しみにして下さっていた皆様には誠に申し訳ありません。また、本件の発表によりご心配をおかけしまして、そちらも申し訳ありません。以降、このようなことがないように体調管理・スケジュール管理に努め、気を引き締めて活動して参ります。
この件に関してはこちら
朗読劇『プリモ・ピアット~おいしい関係~』作家降板のご報告
■新宿コントレックスVol.15をやります、チケット発売中。
詳しくはまた書きますが、複数劇団によるコントライブ企画「新宿コントレックス」を久しぶりに開催します。
今回の参加劇団はアガリスクのほか順風男女電動夏子安置システム中野劇団というマジの実力派、間違いないコントを持ってくる玄人集団ぞろいです。楽しみだけど対バン相手としちゃあ怖いなー。
アガリスクは「勤務中の排便が禁止された給食センター」という実話を基にした“理不尽なルールを押し付けられた奴らが揉める会議コメディ”(そう、つまりは『ナイゲン』なんですよ!)の新作を披露します。新しくなったアガリスクメンバー全員が出演する、排泄群像会議コメディ『ハイベン』乞うご期待!
もうチケットも発売してます。今回2日間3ステあるけどいつ一気に売れ始めるかわかんないので、お早めにどうぞ!
『新宿コントレックスVol.15』
【日時】2016年11月22日(火)~11月23日(水・祝)
【会場】新宿シアター・ミラクル
【出演】アガリスクエンターテイメント/順風男女/電動夏子安置システム/中野劇団
詳細は こちら から
ご予約は こちら から
■クジカンキカクに出ます
シアターKASSAIが主催する企画で「当日朝10時に劇場入りした俳優が、その場で台本を渡されて、19時に公演を行うことができるのか」という狂った楽しげな企画がありまして。
今回は一日目が俳優編、二日目が演出家編。
その演出家編に出ます
俳優としてはナイゲン初演(2006年)の出演を最後に廃業していたのですが、せっかく誘って頂いたので、思い切って出てみることにしました。
と思ったら、他の出演者である演出家の皆さんは結構がっちり俳優やってる人達じゃん!どうすんの俺!
ということで、真面目に、無様に、笑われて来ようと思います。気になる方はぜひ見に来てね!
『クジカンキカク(2017)』
【日時】2017年1月8日(日)俳優編~1月9日(月・祝)演出家編
【会場】シアターKASSAI
詳細は こちら から
ご予約は こちら から
他にもなんといっても年明けたら『時をかける稽古場2.0』(3月下旬東京公演@下北沢駅前劇場、4月上旬京都公演@KAIKAだよー)とか、あとアガリスク面子の外部出演も沢山あります。忙しいのはいいことですね。良かったらチェックしてみてください。
アガリスクおよびメンバーの活動予定をまとめました(2016-2017冬)
こちらのブログでもサボらずにちょこちょこ書いていきますね!
どうぞチェックのほど、よろしくお願いします。

劇団Rexy『燃えるなよ剣』終演してました

■劇団Rexy『燃えるなよ剣』終了しました。

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劇団Rexy第3回公演『燃えるなよ剣』
2016年10月13日(水)~10月16日(日)
@DDD AOYAMA CROSSTHEATER
女性向けセクシーコンテンツに出てるタレント(要は女性向けAVタレント)による劇団・劇団Rexyの脚本・演出をしてました。
今回の話を振ってくれたプロデューサーも、周りの人も「大変かもしれないよ…?」「今までに出会ったことない人種の人達だよ?」と事前に言っていたので、最初はちょっと心してかかったのですが、やはり一緒に作品を作ってみれば、個性的だけど普通にコメディ俳優の集まりでした。とても頼もしかったし、楽しかった。
『燃えるなよ剣』というのは、「幕末の京都の旅館で、新選組と倒幕派の志士をダブルブッキングしちゃった旅館の人達が斬り合いを防ぐために右往左往する」という、アガリスク作品をよく見てる方々なら「またか」と思うような芝居なのですが、やはり外部で初めましての人達と一緒にやるなら、一番の得意技を出そう、と思ってこれを選びました。実は数年前から「時代モノだったらこれかなぁ」とあたためていたネタでした。
あとはTwitterに書いたことを貼ります。
劇団Rexy『燃えるなよ剣』全ステージ無事終了いたしました。ご来場のお客様、関係者の皆さん、出演者の皆さん、誠にありがとうございました!普段の活動が舞台役者だとかエロメンだとか、そういう境い目を超えて、この台本を使って一丸となって笑いを取っていった座組が素敵でした。
稽古中は、慣れない一幕一場の、一個の流れをひたすら引っ張り続けるタイプの台本に苦戦していましたが、喜右衛門・惣兵衛を中心に皆が一個の塊になってお客様をこのルールに巻き込んでいった姿に感動しました。あの瞬間、みんな紛れもなくシチュエーションコメディ俳優でした。
今回みたいな「ファルス」とか「シチュエーションコメディ」と言われるコメディって、基本は【真面目に必死になる】→【それが滑稽に映って笑える】という構造なんですが、ある一点を突破すると更に裏返って→【その汗が格好良い】になることがあるのです。今回それが見えて嬉しかった。
【燃えるなよ剣脚本裏設定①】舞台となった時代は池田屋事件(1864年(元治元年))の一年後ということで、1865年(慶応元年)の夏の話。坂本龍馬と中岡慎太郎が薩長同盟を結ぶべく奔走している時の話です。なので明智さんと中本達はその最中の坂本龍馬にパシられてるのでしょう。
【燃えるなよ剣脚本裏設定②】他の奴らの前じゃ「坂本の野郎~」とか言ってるのに「坂本先生~」と呼びかけているあたり、そして約束すっぽかされてるあたり、あと歴史に名を残していないあたり、明智さんは坂本龍馬には軽んじられているのでしょう。旧友がスターになっちゃった哀しみ。
【燃えるなよ剣脚本裏設定③】ちなみに、中本まわりだけ史実を無視しています。というのも、坂本龍馬が高杉晋作にピストルをもらったのは1866年初頭って説があったり。坂岡に向かって読み上げていた8つのお言葉は「船中八策」といって1867に坂本龍馬が語った新政府のビジョン。
【燃えるなよ剣脚本裏設定④】登場人物名について。中本と坂岡はご存知の通り坂本龍馬と中岡慎太郎をもじって入れ替えたものです。おかげで芝居中、役者陣が間違えそうになって大変でした。明智さんは「坂本龍馬と土佐時代に一緒だった」ってことで土佐勤王党の武市半平太をもじったもの。
【燃えるなよ剣脚本裏設定⑤】新選組の三人、小岩・尾形・谷崎。小岩は坂本龍馬を斬った疑惑をもたれた新選組隊士・大石鍬次郎をもじって小岩。尾形は新選組じゃないけど人斬りで有名な岡田以蔵をもじって尾形。谷崎は最初は客のフリしてる監察方にするつもりで、山崎烝をもじって谷崎。
【燃えるなよ剣脚本裏設定⑥】五鉄は強そうな名前にしたいと思ってて、かつ居酒屋ってことで、鬼平犯科帳で有名な居酒屋「五鉄」より拝借。
前田は本当に何も色のない名前にしようと思って、役者本人の名前を拝借して前田。
言成屋は…すいません、完全にネタのための名前です(笑)。
【燃えるなよ剣脚本裏設定⑦】池野屋って名前はもちろん池田屋からとりました。喜右衛門は池田屋事件の発端となった、新選組に捕らえられて拷問(足の甲に五寸釘さして蝋を垂らす)された志士・古高俊太郎の偽名・枡屋喜右衛門より。惣兵衛は池田屋の主人・池田屋惣兵衛から取りました。
【燃えるなよ剣脚本裏設定⑧】そんな、歴史に名を残さない人達の話でした。歴史に名を残す偉業でもないけど、遺恨を残すような殺し合いも防いだ、あの11人しか知らないあの一瞬だけ奇跡。個人的にそれ好きだし、舞台ってお客様と共犯関係になるものだからそういうのが似合うと思って。
【燃えるなよ剣脚本裏設定⑨】なんかで言ったかもしれないけど、幕末の京都の店や宿では、敵対してる武士同士が鉢合わせしないように遮る仕組みがあったようです。隠し階段とか、隠し部屋とか。池野屋もそれがありゃよかったのに。
【燃えるなよ剣脚本裏設定⑩】ちょっと専門的な話になるけど、こういう隠したり誤魔化したりするシチュエーションコメディって日本だと成立しないって言われてたんですよね。家の中に壁があって鍵がある文化じゃないから。障子と襖の文化だから。でもリアリティのレベルを下げちゃって。
【燃えるなよ剣脚本裏設定⑪】(続き)壁も襖も透過させちゃって複数の空間を同時に見せちゃえば、少なくとも「その秘密の話、聞こえてるだろ」って部分は気にならなくなると思うんですよね。役者は台詞のない・自分のトピックじゃない瞬間も芝居を続けなきゃいけなくて大変なんだけど。
【燃えるなよ剣音楽編】本作の楽曲はRexyではおなじみの森優太(@YutaMori)さん。OPでは大河ドラマっぽさと舞台映像としての派手さを両立し、喜右衛門が語るところのニセ“良いシーン”ではちゃんと偽物(笑)な良い曲を作ってくれた、凄腕かつ超わかってる(笑)方。
【燃えるなよ剣俳優陣①】惣兵衛:渡部拓哉さん…こういったシチュエーションコメディに必須な「状況を回す」役で、一番台詞量や運動量が多かったのでは。そんな中でネタの質をよく理解していて、身軽で滑舌がよくて、この「一個の状況を引っ張るコメディ」の柱になってくれた素敵俳優。
【燃えるなよ剣俳優陣②】中本:有馬芳彦さん…落ち着いてて、努力の姿を人に見せないけど、陰で仕上げてきて本番には決めてくれる男らしい俳優。稽古終盤に手紙&坂岡とのやりとりというボリュームのあるシーンを任せたのに嫌な顔一つせず引き受けて実際に笑いをとっていた頼もしさよ。
【燃えるなよ剣俳優陣③】坂岡:斉藤コータさん…アガリスクでもいつもお世話になってて、いちばん信頼してるコメディ俳優の一人。今回は台本上目立ったシーンはなくて周りを支える役…かと思いきや、最終的にはソロのドリブルで一番大きい笑いをとっていた恐ろしい男。
【燃えるなよ剣俳優陣④】明智:齋藤ヤスカさん…時代劇が初めてなメンバーも多く、僕自身も一般常識くらいの刀の扱いしか知らない中で、稽古中からだいぶお世話になった。舞台上の落ち着いた振る舞いと、お客様の状態をキャッチして愛される技術は流石。当初の想定以上に膨らんだ役。
【燃えるなよ剣俳優陣⑤】尾形:月野帯人さん…前のRexyの舞台の時から「ただならぬ人がいる」と思ってて、噂も聞いてた御方(笑)。舞台上では台詞は少ないながら観客は絶対見ちゃう存在感と、そしてトークの場など舞台以外の場ではしっかり沸かして締めてくれる、頼もしいアニキ。
【燃えるなよ剣俳優陣⑥】小岩:東惣介さん…本人もトークの場で言ってた通り、稽古で一番大変だった(笑)のだけど、本人の一生懸命さとチャーミングさで全く悪い印象は抱かなかったし、「威勢いだけよくて弱くて愛される」小岩という役への彼のハマりっぷりは相当良かったかと。
【燃えるなよ剣俳優陣⑦】谷崎:浅井陽登さん…座組の中で一番若いのだけど、素直で吸収が早く、曲者ぞろいの新選組チームを自分が引っ張る気概で臨んでくれていたのがとても好印象。偉そうな言い方になったら申し訳ないけど「多分こういう人が伸びるんだよなぁ」の典型例!マジ好青年。
【燃えるなよ剣俳優陣⑧】言成屋:小林照平さん…稽古前に情報がなかった俳優さんで、稽古初日に「できる人や!」ってなって言成屋のポジションで申し訳なくなったのだけど、彼のバランス感覚によって終盤の連合軍ネタがあそこまでウケたと思う。中盤の”入ってき方”でウケたの素敵。
【燃えるなよ剣俳優陣⑨】五鉄:北澤剛さん…事前のプレ稽古の段階から「コメディの文法で芝居できる人だ!」とわかって、出番の遅い五鉄役は勿体なかったけど、この体格は魅力的だし武器ですよね。真面目で、演技のパワーもお笑いの感覚もあって、個人的に凄く好きなタイプの俳優さん。
【燃えるなよ剣俳優陣⑩】前田:前田航平さん…初舞台とは思えないほどの度胸の据わりっぷり(笑)。全然緊張することなく舞台に出て行って、あの体温とキャラで芝居して帰ってくるすごい男。一番キャラを膨らませてくれた俳優。またあのキャラで舞台上で見たいし、他の役でも見たい!
【燃えるなよ剣俳優陣⑪】喜右衛門:北野翔太さん…見た目であそこまで「ボンボンの二代目」が似合いながら、本人は責任感と努力の塊。惣兵衛がコメディの構造上の柱なら、喜右衛門の北野さんはこの座組の柱。彼の終盤の「ニセ良いシーン」は偽物として作ったのについつい感動しちゃう。
【燃えるなよ剣俳優陣⑫】以上の11名の皆さんがこの台本をもとに一つになって格闘してくれたのがとても嬉しかったです。最初は「特殊な現場かも…」とか思ったけど、普通にしんどくて普通以上に楽しい、紛れもないコメディの創作現場でした。僕自身、とても勉強になりました。
【燃えるなよ剣】そして「いつも通りの冨坂作品を作って下さい」と、ここまで好き放題任せて見守ってくれたNプロデューサー、ガールズCH、SILK LABOの皆様、誠にありがとうございました。外部の他業界も絡む現場でこんな自由に作品作りができるなんて思ってなかったです。

『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字』終演してました。

■『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字』終演しました。

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今回の企画は、「せっかく黄金のコメディフェスティバル2015を獲ったんだし、『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』がまたやりたい」という単純な気持ちから始まり、そこに「笑の大学みたいな芝居がやりたい」という長年の恨みから発生した『笑の太字』の構想が合体し、サンモールスタジオ最優秀団体賞の副賞として劇場利用一週間をプレゼントして頂くことで東京公演が実現し、さらに大阪在住の元アガリスクメンバーのツテでスタッフが集まって大阪公演が実現するという、色々な方々のご厚意と協力で実現した東京・大阪ツアーでした。
そして何より、会場まで足を運んで下さった皆様のおかげで、無事に演劇公演として上演することができました。ご来場、誠にありがとうございました。
作品的には、作っている最中から『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』がどんどん濃く・豊かになっていくのは実感していたのですが、『笑の太字』がそれと並びうる作品になり、名実ともに「両A面」となったのが収穫でした。こちらに関しては、作っているときにまさに「大変ユニークだ、狙いとしては悪くない」「ただ…全部間違ってる」と言われるような作品になってはいないか?と自問する日々でした。要は、発想は面白いけどコメディとして面白くないものになってないか?っていう。
フタを開けてみたら、ちゃんとコメディ作品としてウケるもの、見世物として楽しんで頂けるものになったことにとても安心しました。「だって…コメディって、みんなを笑わせるためのものでしょ!?」
『笑の太字』を本番中にすごい熱量で屁理屈を発する俳優陣を見て「熱線吐いてるみたいだなぁ」と思うことがありました。
そんな、所属俳優全員が屁理屈の炎を習得した“ゴチャゴチャうるさいS・C(シチュエーション・コメディ)劇団”に、全く異なる新キャラとして新メンバー・榎並夕起が加入する運びとなりました。
彼女とは『ナイゲン』『時をかける稽古場』『わが家の最終的解決』と何度も一緒に作品を作ってきましたが、これからは今までの彼女自身とも現メンバーとも違った新たな姿をお見せするとともに、より多角的に、より出力を増したアガリスクエンターテイメントを皆様にお届けしたいと思っております。
終わってから一ヶ月半くらいして(それしか経ってなかったのか!と驚く)公演の動画を見ていると、『笑の太字』をやっている皆がとても格好良くみえる。自分の書いたホン、自分の劇団の役者つかまえて何言ってんだ、って言われるかもだけど、でもそうなんですよね。
これを経た、屁理屈の炎を吐き続けた経験を持つ奴らでつくる次の芝居が楽しみ。
以前に45分二本立てシリーズをやっていた時や、コメフェスのときもそうだったんだけど、この尺で芝居を作るというのは、つくづくトレーニングなんですよね。短編じゃ絶対無理なボリュームの、長編並みのアイデアをいかにこの尺に収めるか、という作業になって、台本の密度を高めるトレーニングになる。結果、今回も相当なりました。
詳しくは、これとかこれを見て振り返っていただけると…!
終演のご報告&頂いた感想まとめ
【舞台写真】『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』
【舞台写真】『笑の太字』(A)(B)(C)(D)全チーム
【本編映像】『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』東京公演千秋楽
なお、公演DVDも作ります!上記の定点撮影の記録映像ではなく、カメラ複数台で撮影&編集したもので、『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』はもちろん『笑の太字』もA,B,C,Dの4チーム全部の映像を収録した豪華2枚組!
DVD『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字』

ナイゲン(2016年版)について

feblabo×新宿シアター・ミラクルの『ナイゲン(2016年版)』が今日から始まります。
■上演によせて
会議は、まだ(当分のあいだ)終わらないようです
この度、拙作『ナイゲン』が、新宿シアター・ミラクルのレパートリー演目として上演されることになりました。
本作は千葉県立国府台高校の文化祭前の会議をモデルにしたコメディで、いくつもの団体で上演されてきた、アガリスクエンターテイメントの代表作です。
今回は劇場の企画としての上演で、支配人の池田さん曰く「(自分がいる間は)コケなきゃ毎年続けるよ」とのことです。
しばしば、ブロードウェイとかヨーロッパの劇場みたいなロングラン公演ができたら、と囁かれている小劇場演劇シーン。「あそこに行けばいつでもやっている」「人気のある限り続く」なんていう、本場のほんまもんのロングランを実現するのは難しいかもしれないけれど、こういう形で、せめて夏の風物詩に、年中行事になってくれれば。「ミラクルは夏になればナイゲンやってるよ」「おっ、今年のナイゲンはこのメンツか」と言われる企画になってくれば。ちょっと素敵な試みではないでしょうか。
実は”ウェルメイド”とは程遠い、癖が強くて、役者に依存する本作ですが、これから様々な俳優・スタッフ・お客様に愛してもらえたら幸いです。
そして、この文章をご覧の皆様。
今までに 5団体、8公演、60ステージ以上上演されてる人気演目です。面白さは保証します。
この素敵な試みの灯を消さないためにも、ぜひこの機会に劇場までお越しくださいませ。
国府台に次ぐナイゲンの聖地、新宿シアター・ミラクルでお待ちしております。

脚本 冨坂友(アガリスクエンターテイメント)

■公演情報
feblabo×シアター・ミラクルプロデュース
「ナイゲン(2016年版)」
2016年8月11日(木・祝)~22日(月)
@新宿シアター・ミラクル
脚本:冨坂友(アガリスクエンターテイメント)
演出:池田智哉(feblabo)
【あらすじ】
“自主自律”を旨とし、かつては生徒による自治を誇っていたが、今やそんな伝統も失われつつある普通の県立高校、国府台高校。
ある夏の日、唯一残った伝統にして、やたら長いだけの文化祭の為の会議“ナイゲン”は、惰性のままにその日程を終わろうとしていた。
しかし、終了間際に一つの報せが飛び込む。
「今年は、1クラスだけ、文化祭での発表が出来なくなります」
それを機に会議は性格を変え始める。
――どこのクラスを落とすのか。
かくして、会議に不慣れな高校生達の泥仕合がはじまった…!
【会場】
新宿シアター・ミラクル
【日程】
2016年8月
11日(木・祝)19:00 
12日(金)20:00 
13日(土)14:00 /19:00 
14日(日)14:00 
15日(月)19:00 
16日(火)(休演日)
17日(水)20:00 ★
18日(木)20:00 ★
19日(金)20:00
20日(土)14:00 /19:00
21日(日)14:00 /19:00
22日(月)15:00 /20:00
※受付開始・開場は開演の30分前。
:初日割引回、:前半割引回、★:アフターイベント回
※★17日はオールキャスト(予定)による、ホームルーム。議題は「ナイゲン反省会」(20分程度)
※★18日は脚本・冨坂友×演出・池田智哉によるアフタートーク(20分程度)
【キャスト】
石井智子
伊藤圭太
大野ユウジ(青春事情)
加藤海帆
河村慎也
セキサヤハ
袖山駿
田邉美保
土橋美月
富田庸平(キリンバズウカ)
二宮咲
藤哲平
山田健人
【スタッフ】
舞台監督・舞台美術:奥谷崎智生
音響:DX乙女(でらおと)
演出助手:ちゃづけ・加藤海帆
舞台写真:奥山郁
当日運営:シアター・ミラクルスタッフ
企画・製作:feblabo
プロデューサー:池田智哉(feblabo)
【チケット】
前売・当日:3300円
初日割引:2000円(11日19時のみ・当日可)
前半割引:2500円(12日~15日までの公演・当日可)
学生割引:2000円(要学生証提示・当日可)
高校生割引:1000円(要学生証提示・当日可)
【ご予約】
ご予約はこちらから!⇒チケット予約フォーム
【お問合せ】
090-8560-3381(池田)
feblabo@gmail.com

8/1『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』稽古と『シン・ゴジラ』

『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』の稽古。
変更点を洗い出すことも大事だけど、とりあえず細かくチェックして普通に上演できるようにしちゃおうぜ。というコンセプトで頭から返しながら稽古。結果、新しいネタが増えた。
相当でっかい変更以外は純に返し稽古やってきゃ自然と出るのかも、この作品とこの座組なら。
そして『笑の太字』の執筆もしている。
昨日書いた「思想犯じゃん」なシーンを並べ替えたり、いろいろ整形して台本になってきた。沢山書かなきゃいけないシーンで全然進まなかったり、短くまとめたいところで沢山書きたくなっちゃたり。
とりあえず書きすぎてから圧縮を目指す。
にしても、『ナイゲン』におけるどさまわりの終盤の独演会状態のところみたいな、「何言ってんだこいつ…」的やばい台詞、あとは演説っぽい台詞書くの好きだなぁと再発見。
漫才みたいな短いやり取りも好きなんだけど、別の快感がある。
ボーっとしてる時間帯に思い切って『シン・ゴジラ』を見に行く。
超おもしろかった。
基本、「挙国一致」とか「国のために」って聞くとゲーッてなっちゃう自分ですが、自然と「頑張ろう日本」って思えた瞬間が過去に二回ある。一度目は震災直後にロードサービスの電話のバイトしてて被災地にガソリン運ぶ車を手配したとき。二度目はシン・ゴジラを観てるとき。
トップをねらえ、ふしぎの海のナディア、エヴァシリーズ、(アニメ版彼氏彼女の事情)、くらいしか見てないけど、庵野作品の中で一番面白かった。ダントツで。
働きマン第一話読み終わった瞬間と同じかそれ以上に「仕事しよ…」ってなる映画。
前述の“沢山書きたくなる”はこれを見た後だからかも。

7/31 執筆したり『わが家~』DVD編集立ち会ったり稽古したり

前回の稽古から今日(もう日付変わって8/1だけど今日とする)までの間にブログの更新を怠った。失態じゃ。
『笑の太字』執筆中で、稽古中です。ずっとお預けを食らっている間に、ポケモンGOとシン・ゴジラが神格化されてるよ。ポケモンなんて最初はやるかどうかすら迷ってたのにな。
前回の稽古で「僕というモンスターを生み出したのは、先生、あなたです」「(こいつは俺が引導を渡してやらないと…)」という二つのキーが生まれた、と書きましたが、今回はもう、なんでしょうね。
Twitterでも書きましたが、

『笑の太字』、モチーフにした某有名二人芝居みたいな衝突・葛藤をこの題材に盛り込もうとすると、登場人物がどんどん思想犯になっていくなぁ。ナイゲンのどさまわりといい、なんかこうなっちゃう。メインキャラが等身大で共感できるやつじゃなくなる率が高い
まだまだ不定形だけど『笑の太字』がすごいとこに行きそうな気がしてる。名前もアレだし尺も45分なんだけど、ウケ狙いでパロディやってみたとかじゃないんだ。いやウケも狙ってるしパロディでもあるんだけど。そのまんま創作論とか著作権とか「作品は誰のもの?」って芸術論にタッチする喜劇
『笑の太字』今日は数ページの間に「ニコニコ動画」「違法アップロード」「見逃し配信」「君となら」「メタリカ(ラーズ=ウルリッヒ)とNapster」「バンクシー」「高校演劇の決勝に送り込む」「自爆テロ」が出てくるところを稽古してみました。稽古中に増えたり削られたりしつつ。
『笑の太字』一つの会場で長い尺使って一緒になって考えないと伝えられない物語…という、演劇ならではの物語であり見世物です。そのくらい厄介な問題。でもちゃんとコメディ。それは「小難しいことを言うことで笑いをとる」っていうメソッドとイメージがあってこそなんです。ぜひ会場で。

って感じっす。
『ナイゲン』が自治の話であり、どさまわりの信仰の話であり、継承の話だったりするのと同じように、ちゃんとコメディコメディしたまま遠く深く伸びていく話になりそう、というかなりつつあるのです。
今日は、「タイムライン上に並んでない台詞」「あり得るかもしれない台詞」「台詞にもなってない思想の過剰書き」をひたすら書きなぐった台本(普通それを台本とは呼ばない)を稽古場に持って行って、それをカンペにしながら議論してもらって採用不採用を決める、という執筆なのか稽古なのかよくわからないことをしたのですが、うん、文量として少ないにしろ、だいぶこの話の燃料が行きわたってきたというか、軌道が見えてきた感じ。
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そして、その稽古の前には天才ディレクター細居大輔氏のもとに行き、5月にやった『わが家の最終的解決』のDVD版映像の編集の立ち会い。あれが2か月半前とは到底思えないですねぇ…。
編集が最高すぎてそんなに注文つけるところがないので、「ほーっ」て映像見ながら思ったけど、なんというか、深夜に書いたラブレターみたいな熱量とロマンティックが過積載された公演ですね。
早速、脚本レベル・演技レベルで直したいところは沢山見つかっちゃったのだけど、そして最近書いてる作品がドライでロジカルでどこまで思索を深めるかみたいな台本だからか、特に照れてしまったのだけど、でも同時に「芝居ってこのエネルギーだよなぁ…」とも思ってしまった。
詳しくは2,3日後にオーディオコメンタリーを録るので、それからちゃんと考えよう、書こう。
そして、もう時系列が逆だからいっそ逆に書くけど、キングオブコント2016の予選1回戦で、アガリスクエンターテイメントは敗退!二回戦に進めませんでした!残念!
個人的には色んな執筆の関係で稽古も行けなかったし、本番当日も淺越からの貰い風邪疑惑の体調不良で見に行けず。台本を直して手渡したのに完全に丸投げのままだったのが申し訳ないところ。
書くべきことが山ほどあるような、何もないような、それは眠いだけのような、よくわからない心境ですが、とりあえずセブンイレブンの160円くらいのフロマージュが街を行き交うチーズケーキの中じゃ相当美味いんじゃないか。自分で入れたアイスコーヒーとあれがあれば大抵の喫茶店は用済みなんじゃないか、ということは記しておこうと思います。
追伸!
7月終了にともない、『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字』での「大貧民割引」は締め切りました。それ目当てにしろそうでないにしろ、本当にたくさんの方の早めのご予約、誠にありがとうございました。
ちなみに、これ以降も事前精算で買ってくれた方には「ありがとうセット」なる非売品(裏パンフレットと缶バッヂ)のプレゼントがあります。迷ってる方はj事前精算で買って頂けるとお互いハッピーです。
また、大貧民割引が終わっても「貧民割引」があります。これは購入する期間も関係なく、事前精算か当日精算(取り置き)かも関係なく、予約さえしてれば誰でも使えます。「貧民です」と言えば500円バックまたは割引です。
なので、ぜひご予約のほど、よろしくお願いします。
東京公演の(C)と(D)の回がお席少なくなってきました。ご希望の方はお早めに。
なんにせよ『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字』よろしくお願いします。
コメディと批評性が、コメディとメッセージが、分離しないまま走り抜ける、誰もが笑えて何にも似てない二本立てです。ぜひ!
詳細は こちら  チケットは こちら

7/20(水)『笑の太字』稽古の話

笑の太字の稽古。
7/17のネタ出しエチュードで出たアイデアをいくつか起こして持って行ってやってみたけど、なんだか背骨がないというか、パーツのみって印象であんまり膨らまず。
いや、背骨がないってのとも違うなー。外側の大枠にはガッシリしたコンセプトがあるので、外骨格はある感じなんだよな。中枢神経が通ってない感じ。
今回『笑の太字』をあんまりドラマっぽい作品にしたくない、というのもあって、登場人物の個人的な動機や物語に寄らないで作りたかったのだけど、そうすると役者もやりづらいし、俺も書きづらいということが判明。今までの公演でも台本がない段階でエチュード(即興劇)をする稽古は散々やってたんだけど、それに比べても進まないよなー、と思ってた。
そこで「わざわざ創作戯曲の卒業制作で『笑の大学』をコピーして『笑の太字』というわかりやすい題名で出してきたのは何故なのか」「なぜイチから書かないのか」「なぜコピーがバレない工夫(題名とか)をしなかったのか」を突き詰めていったら、
「私というモンスターを生み出したのは、先生、あなたです」
「(こいつには俺が引導を渡してやらなければならない…)」

という(漫画MONSTERかな?映画フランケンシュタインの怪物かな?)どっかで聞いたことがあって、アツい動機が生まれたのでした。
これは結構な収穫。
これによって話の構成が決まったというか、ボヤッと考えていた構成に筋が通った。根拠が生まれた。神経が通った感じ。
2015年度サンモールスタジオ最優秀団体賞記念
アガリスクエンターテイメント第22回公演
『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字』

公演詳細は こちら 、ご予約は こちら から
「大貧民です」の自己申告で1,000円キャッシュバックになる大貧民割引は今月中(7/31まで)に事前精算で買ってくれた方対象です!〆切近づいてきました!使いたい方はお早めに!

数日前に『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』も始動した話。

うっかりするとブログを書き忘れますね。稽古が終わったら次の稽古までに1記事を上げるというルールを自分に課していたのだった。日付変わって今日夕方が次の稽古だからギリギリセーフ。
7/17(日)は初の『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』稽古と『笑の太字』稽古の両方ともあった日だったのでした。
まずは『笑の太字』稽古。
これは話し合い・ネタ出しのスタイルで1か月以上ちょこちょこやっているので新鮮味はないのですが、今日は実際に立ってみてエチュード(即興劇)で。
今回はA(熊谷有芳/前田友里子)、B(甲田守/津和野諒)、C(淺越岳人/塩原俊之)、D(鹿島ゆきこ/沈ゆうこ)の4チームに分かれて上演するのですが、まずは本来のチームごとに1対1でエチュードをし、その後は暫定の配役で同じ人物(役割)を演じる役者ごとに分かれて4対4(四人一役)でエチュード。「相手側の誰の発言に対して誰が反論してもいいよ」というシステム。
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「(牛丼のたとえ)」「カリグラフィ」「コーラン(クルアーン)」「マネーロンダリング」「第三次世界大戦」「並行世界の三○幸喜」「大学と学校の違い、わかりますか?」「オリジナルの作品を書いてこいと言われてオリジナルの作品を書いてくることに何のオリジナリティがあるんですか」などのキラーワードがザクザク出てきました。
ただ、どうやって物語として構成するかが難しいですなぁ。
そして初の『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』稽古。
まぁさんざんやったし、改めて台本と映像データを送っておけばなんとかなるだろう、と思って、稽古初日にしていきなりの通し(一年ぶり)。
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主演の矢吹ジャンプさんが凄かった。みんなは大丈夫だろうけど、主演のジャンプさんは厳しいかなぁと若干心配していたが、思ったよりセリフを覚えてた。いや、というよりも、むしろあの人、予習とかしてなかったんじゃないか。予習とかじゃなくて体内のシチュエーションコメディ成分だけでやり切ったんじゃないか。なぜなら海外ファルスの所作は彼の中に染みついているから。
そんな気がするすごいプレイでした。
そして、新鮮味がゼロの顔合わせ(?)の飲み会に。「なんて代わり映えのしない…」とか冗談で言っておりましたが、その分、コメディに対する思想レベルまで共有している心強いチームでもあるのです。なんだか仲良しパーティ野郎劇団に見える写真だけども。
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今回は、そんな座組みで「アガリスクエンターテイメント」としか言いようのない、我々から“コメディ”に対する挑戦状な二本立てです。
七人ワイフはさすがにもうやんないだろうっていうのと、笑の太字は今しかできないやり逃げ感満載な芝居だと思うので、ぜひ、見に来てください。相当面倒くさいこと言う芝居ですが、皆に楽しんでもらえるよう頑張ります。そして、絶対に他じゃやらないタイプのコメディです。
2015年度サンモールスタジオ最優秀団体賞記念
アガリスクエンターテイメント第22回公演
『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字』

公演詳細は こちら 、ご予約は こちら から
「大貧民です」の自己申告で1,000円キャッシュバックになる大貧民割引は今月中(7/31まで)に事前精算で買ってくれた方対象です!〆切近づいてきました!使いたい方はお早めに!
追伸
アガリスクの↑の公演以外でも、色んなものを書いてます。プールも海も行けそうにありませんが、王道から構造いじるのまで、シチュエーションコメディの海を泳ぎまくってる夏です。発表できるようになったらお知らせしますね。
あと、秋冬は馬車馬のごとく働く所存なので、コメフェスとかナイゲンとかわが家~とか見て「こういうコメディ書かせたい」「演出させたい」って方、映像でも演劇でも、お仕事ください。