作業と縦に一回転した転倒と『宇宙からの婚約者』クライマックス

午前中からずっと家で『卒業式、実行』台本作業。

アイデアとしてメモってたものをどんどん書いて並べていく。
「Dynalist」っていうアウトラインプロセッサで書いてたけど、うーん、まだその段階じゃないんだよな。
どんどん階層を作って展開していくアウトラインプロセッサも文章の構造とか階層を整理するのには役立つんだけど、もっと、「“思いついてるけどどう使うのかわからない断片”をそこいらに散りばめておいて、順に並べていく」みたいなことをする段階。
なので結局付箋に戻る。新しいアイデアだけじゃなくて、初演を踏襲するネタも一旦書き出して再構成する。
これ、頭がちゃんと働いてないと全然進まないんだよなー。夜中は無理。

* * *

そして川口菊池の二人芝居稽古へ。

大久保通りを自転車で走っていたら、横断しようと急に飛び出してくる歩行者がいて急ブレーキ。
自転車がとんでもなくつんのめって、多分俺は縦に一回転して転んだ。
頭も打ってないし、体の左側が痛いから自然と受身みたいになったんだと思うんだけど、これ、背負ってるメッセンジャーバッグで着地しちゃってない?中にPCとかあるけどどうすんだ?
とか思ってたら、その歩行者は一言もなく去っていった。許すまじ。ブレーキかけなければ良かった。
幸いPCは無事、身体は軽傷だった。

* * *

まぁそんな不幸な事故は置いといて。

稽古では『宇宙からの婚約者』のクライマックス〜ラストを立ち稽古。
カップルのありそうな喧嘩から、保留にして帰るところ、からの最後のツイストのあたりを細かく返す。

そのなかで二人に演出の指示をしていくなかで、「情報量の多い演技ってなんだろう?」みたいな話になって。ナイ暴とか殊類と成るの安東さん(日本のラジオ)の情報量の多さって、色んなところに葛藤しながら喋ってるからじゃないの?(勝手な推測)とか、そんなことを話す。
俺も演技そのものの指導ってそんな得意な方じゃないし、自分で考えた勝手なことを言ってるフシもあるから、あんまり先生ヅラしたくないんだけど、でも人に話すって整理されますね。

今回の『宇宙からの婚約者』、だいぶ熱いラブストーリー(悲喜劇?)でして。返し稽古でいまいちエモーションが上がりきれなかったんだけど、最後にクライマックス〜ラストまで通してみたら、川口も菊池もだいぶいい感じに爆発してた。
あまりに熱いラブストーリーしてるもんだから、俺も「これ、本当に俺のか…?」と思ってしまった。
まだ不安定だから、これをきっちりコントロールして出していかねば。

ともあれ、なかなかに見て欲しい新作です。『宇宙からの婚約者』。
拙作だと『わが家の最終的解決』のクライマックスみたいな、そういう方向のギャーン!っていうお話です。


作業とアンケートと肋骨蜜柑同好会『殊類と成る』

朝から夕方まで台本作業しようとしたら寝坊した。
淡々と『卒業式、実行』の要素を一覧にしてみて、クライマックスを考える。

* * *

所用で『発表せよ!大本営!』のアンケートを掘り返す。
ウチじゃ(わりとお遊びのお楽しみ企画として)「お気に入りの役者は?」みたいな項目があるのですが『発表せよ!大本営!』ではメインの報道部3人よりも前畑(前田友里子)とか綾子(榎並夕起)あたりがよく書かれてたりする件。
メインの人達って自由記述の本文中で書かれてたりする。
アンケートあるある笑

ナイゲンでも議長とかどさまわりじゃなくておばが屋敷が多かったりする。

* * *

こないだの件で自転車に危機を覚えたので、近所の自転車屋に防犯登録に。
そして劇団肋骨蜜柑同好会『殊類と成る』を見に下北沢へ。

Googleマップを頼りにいつもと違うルートで自転車を走らせていたら、携帯の充電が切れて焦る。勘で走ったらなんとか茶沢通りに到達して助かった。

この公演はYahooパスマーケットで購入してたんだけど、携帯の充電が切れていたので何も見せられず。。。受付が杉山さんだったので助かった。

感想としては。。。

俺は終盤で、ナカヤマサンゾウが今際の際に「結局、人生というのは人と人との繋がりだよね」みたいなことを実感したように解釈したのだけど(あってる?)。

そりゃそうかもしれないよ?
現実には、詩とか創作とか才能とかよりも、人との繋がりとか思いやりこそが人生の意味なのかもしれないよ?

それでも、走馬灯なのか天国なのかわからない花見の宴席で、皆と酒を酌み交わす男ではなく、「やっぱ帰りますわ」と言って皆をキョトンとさせ、「詩、書きたくなっちゃったんで」とニヤリと笑う者でいたいなぁと思った。

星秀美の兄に語りかけるシーンとか、塩原さんの「友達だからだろーが」もグッとくるんだよ。似合ってるし、体重乗ってるし、そういう表現を生身で浴びせられると心は動くんだけど。
それでも、前者は「この流れ、本筋とどういう関係あるの…?」と思ったし、後者には「感動的だけど友情パワーで救われるのがこの作品における善なの?」と思ってしまった。

作家がTwitterで「エンタメをやってるぞ」と言ってたから言いたいのだけど(本人が「エンタメ」をどういう意味で使ってるかは定かじゃないけど)、エンターテイメントとして捉えるなら「何を描く作品なのか」が明確じゃなさすぎるのでは。
(「いや、それが肋骨蜜柑同好会なんで…」っていうのかもしれないけど、でもエンタメって言ってるからなぁ)

この話って「心を病んだ青年とその周囲の人達の群像劇」なの?それとも「一人の作家の才能と病気にまつわる悲劇」なの?

「心を病んだ青年とその周囲の人達の群像劇」ならば家族のエピソードも描く意味はあるのかもしれないけど、「一人の作家の才能と病気にまつわる悲劇」だとしたらどう繋がるのかわかんない。
「一人の作家の才能と病気にまつわる悲劇」だとしたら、健康な時の能力と、それが失われていく様が描かれてないと恐怖できないし…。

つまらなかったわけじゃないし、見応えもあったのだけど、瞬間瞬間にしか感動できなくて大きな筋が見えなかったのと、ラストの結論に疑問が残ったんだよなぁ…。

という感想でした。そもそも解釈が違うんじゃない!?とかあったら誰か教えてください。

淺越との脚本会議からの稽古

午前中から淺越と『卒業式、実行』脚本会議。

途中、フリーザの最終形態が小さいことを賛美したり、この作品のあらすじがどう好き/どう駄目…を語ってたら時間になった。
こないだ呟いてたこの問題。

検証してみると、「どういう設定で」「どういう登場人物が」までは書いてあるけど「どうなる(なりそうになる)」部分が無いものが興味を引かないのではないか?と。
温度だよ。エンターテイメント作品のあらすじは。

本題の方、まだ完璧にパズルは組めていないけど、いい感じに皆のハイライトがバチっと決まりつつある。
特に鹿島先生のハイライトが具体的になった。
司会(雛形)にもドラマと解決が要るのではないか?となった。
クライマックスの本筋から逆算して組み込めれば、ですが。

* * *

その後、続きを一人で色々書いてて、そのまま川口菊池の二人芝居稽古へ。

『宇宙からの婚約者』、笑いをとってるんだか、ピリッとするんだか、ホロっとするんだか、ややこしすぎる。
ワンシチュエーションで、二人で、一続きの会話なのに、モードがあっちこっち行きまくるから大変。
展開がジェットコースターだから、ってだけじゃなくて、真面目なシーンにも照れ隠しの笑いのセリフや笑いのリアクションを入れてしまってるので、その通りのコースを辿るのが大変そう。

細かく返していたら最後まで行かず。
次回でザッとつけ終わって、通し稽古週間に入りたい。

* * *

そういや、ツイキャスとかLIVE配信なるものをやってみようかな、という気がしている。突発的に。

『宇宙からの婚約者』『卒業式、実行』『いざ、生徒総会』などについて、語りたいことがまだまだあるから。そして質問とかにも答えてみようかな、という気になってる。

問題はタイミングだ。

どさまわり(的なイズムの)稽古とイタリアンプリン

早めに起きて色々作業。

* * *

夕方から『卒業式、実行』プレ稽古。

今日は鹿島さんのリクエストで「どさまわり(的な)イズムがちょっとよくわかんないから色々やりたい」とのことで、やってみる。

とりあえず卒業式、実行の中盤の生徒会長熊谷が吼えるシーンと、ナイゲンの序盤でどさまわりと花鳥風月がプチ衝突するシーンを。

奇しくも、鹿島・矢吹のタイプと熊谷・伊藤のタイプなどの劇団員の演技の系統、得手不得手がわかったのが面白かった。
そして「初演ではここをこういう風に演じてた」みたいに、細かい演技の工夫などを後から劇団内で共有する、珍しい機会になった。
これ、すごく大事な気がした。
途中から例え話合戦みたいになってわけわからないゾーンになったけど。でも一番伝わらない例えをしたのは俺の「アンタッチャブルの漫才でさぁ〜」だった。

で、ナイゲンをやればやるほど、『卒業式、実行』の生徒会長熊谷も、元狂犬だった鹿島も、ナイゲンのどさまわりとは全然違うキャラだなぁとわかってくる。

卒実初演の頃は「国府台シリーズの愛校心キャラ」の区別ができていなかったけど、『いざ、生徒総会』の生徒会長のキャラを書いてから、段々わかってきた。
どさまわりはどさまわりだけじゃない!いろんなタイプがいる!

分類するとこういうことになる。

横軸は他人を扇動するか直接抗議するかでわかりやすい。
縦軸は難しいなぁ…愛校心の深度だけじゃないし「どのくらい脅かされてるか」もあるし。
『卒業式、実行』でも鹿島・斉藤と熊谷は表面上似てるけど切実さが違う。
『ナイゲン』どさまわりと『いざ、生徒総会』の会長はペテンタイプだけど根の深さが違う。
『卒業式、実行』と『いざ、生徒総会』の生徒会長同士は真逆。

そして、鹿島先生と斉藤OBの人物像が、話してる間にどんどんクリアになった。
結果、いま作業してる台本の整理の時間としての収穫があった。

* * *

どうでもいいけど、これを呟いたら『いざ、生徒総会』の完璧超人こと会長こと池内さんがこんな返答を…。

https://twitter.com/haop9/status/1202582677590659072

そんなかわいい攻撃あるかよ。

* * *

セブンイレブンで固めプリン愛好家大喜びの新商品、固くて濃厚な「イタリアンプリン」が出たと聞いて帰り道に行ってみたら…

売り切れ。
そして他の店舗でも…

やっぱり人気だった。

自転車と川口菊池稽古と鉄のフライパン

昼間作業してたが、近所の工事で家が揺れて集中できないので、外で執筆しようと出かける。

すると、自転車が…ない!
アパートの階段下の自転車置き場で、俺の黒いクロスバイクだけがなくなっている。
「これは…盗られた!?」と思い、反射で呟いてしまう。

すると、同じく自転車を盗まれた、という東京都鈴木区のボス・鈴木智晴さんからこんなリプライが。
そしてこんなやりとりに。

脳内ではすごいスピードで犯人への呪詛と、もし見つけたらどうしてやろうかという妄想が膨れ上がらせながら、稽古場の取得のために徒歩で大通りへ出ると…。

あった。
サンマルクカフェの前に止まっていた。

そうでした。昨日、ここで色々作業して、いい気分になって店を出たのだった。そのまま、徒歩で家に帰っていたようなのだった。

ごめん、鈴木さん。
半端に仲間のフリしたけど、俺、違った…!

ホントだよね。

* * *

川口菊池の二人芝居稽古。

自分で書いといてなんですが、思っちゃったんで言います!
『宇宙からの婚約者』の台本、すげぇ面白い気がしてきた!
冨坂作品に関心を持ってくれてる方がいたら、マジで観ていただきたい!

川口知夏も菊池泰生も、書かれていることを真っ直ぐそのまんまやる。
余計なことをしないのは素直でいいんだけど、人はもうちょっと照れたり隠したり話をそらしたりするものじゃない?
そういったノイズというか、なるべく会話の情報量を増やしていきたい。

真っ直ぐ言うところはちゃんと胸を打つのでね。

* * *

家帰ったら、豚肉と野菜を焼いた。

昨日の反省を生かして鉄のフライパンで焼いてみた。
豚肉の脂でちょっと焦げが強めだけど、うん、確かにこっちの方が美味いかも。

豚肉は、芯温とかジューシーさとかは一旦忘れてキッチリ香ばしく焼いてみた。
めちゃくちゃ硬いとかじゃない限り、こっちの方が重要なんじゃないか?って気がしてきた。

なんにせよ、鉄のフライパンはいいですよ、皆さん。
安く買ってきた鶏肉とか豚肉を、塩胡椒でソテーするだけでご馳走になるから。オススメ。

遠藤商事 業務用 鉄黒皮 オーブン用 厚板フライパン 26cm

* * *

見逃し配信で『同期のサクラ』を観る。

前回でも思ったけど、ここまで主人公を追いつめる連ドラってすごいなぁ。
今回なんて、鬱とかそういった、病院行った方がいいのでは?レベル。
ここをボカさずに書くのかぁ。

アイリッシュマンとボールペンとタンドリーチキンと

映画『アイリッシュマン』を観てきた。

ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノとジョー・ペシが共演して監督がマーティン・スコセッシのギャングもの、っていう強すぎる座組みの映画『アイリッシュマン』が、先日、NETFLIXで公開された。

でもせっかくの座組みだし、そもそも上映時間3時間半って家だと集中できないだろう、ということで映画館で観てきた。池袋のシネ・リーブル。

ドスンとくる終活でした。
なんか『グラン・トリノ』も思い出してしまったな。けじめをつけるタイミングのなかったグラン・トリノ。

『グッド・フェローズ』でトミー役だったジョー・ペシが冷静なボスで、アル・パチーノがカッカする男(マフィアではないけど)なのがなんとも皮肉。

* * *

LINE電話で色々な打ち合わせをしつつ。
半端な夕方に映画が終わったもんで、昼飯を食べる店をウロウロし、汁なし坦々麺を食べつつ。

来年のことが少しずつ決まりつつある。
1月の国府台ダブルスのあと。
劇団としてもいろんな人と組んでいろんな媒体で作品作りをしていきたいっすね(もちろんガチッと演劇公演もやりたいけど)。

* * *

最近、またボールペンをなくした。

いつも、ZEBRAのSurari300っていう、見た目だけ高そうな300円のボールペンを携帯している。携帯電話と同じくらいの頻度で、同じポケットに入れて持ち歩いている。

このペンは、かの有名なジェットストリームに続く低粘度油性ボールペンの一種でゼブラが作った「エマルジョンインク」ってやつを搭載してて、見た目がクールで、銀色の金属で高級感があって、でも300円なので愛用してたんだけど、またなくしてしまった。

いつも、大きな演劇公演をやると小屋入り中にだいたい1本はボールペンを失くす。今回は本番やってない時になくしてしまった。

池袋の丸善の立派な文房具コーナーに行ったのになぜかシルバーとかグレーとかのシックな色の本体が売ってなかったので、諦めつつ、せっかくなので気になってたボールペンを2本買ってみた。

PILOTのjuice up 0.5ミリと、ゼブラのblen 0.5ミリ。

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この間、Twitterにて

こんなことを書いたのだけど、ちょうど機会が訪れたので焼いてみた。

カブとカボチャとジャガイモを、タンドリーチキンと一緒に焼いてみた。

あのピザ窯で焼くと鶏肉は15分でも火が通るし焦げ目もつくけど、皮を裏側までパリッとさせるにはちょい足りないと学ぶ。
あと、野菜を本気で焼くなら鉄フライパンのほうが良いのでは?という気がしてきた。

* * *

いろんな自作の映像作品の直しのやりとりをしている。

撮影もいい感じだし、作品も超気に入ってる(←)んだけど、いかんせんこだわりすぎるとキリがなくて大変でもある。

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そして『卒業式、実行』の直しのクライマックスのパズルをまだウンウン唸っている。

それなりに熱い展開にはもうできるんだけど、もっとギュウギュウの、一部の隙もなくハマってて、関わる人皆がブチ上がれるような濃度まで高めていかないといけない。

とはいえ、そろそろ直す部分をセリフに起こし始めないとやばい。
明日から夜は毎日なにがしかの稽古で埋まるので、早め早起きと昼間の能率的な作業を成功させないと死。死が見える。


稽古と欽ちゃんのドキュメンタリー

公共施設をまわって稽古場を取り、家で色々作業をしてたら、あっという間に夕方。

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川口菊池の二人芝居『宇宙からの婚約者』稽古。

中盤?の抜けてた部分を追記したので頭から最後まで通して読んでみる。
前半終わった時点で「あれ…?」とは思ってたのだけど、案の定早すぎる。
別にランタイムが短いこと自体は悪くはないんだけど、ほとんどのやりとりにタメがなくなって、葛藤がなく単色になってるので、ポンポン会話してるのに情報量が少ない事態に。
まぁ、昨日データで渡していきなり合わせてみたところもあるから、そこはしょうがないんだけど。

なので、追記部分から前に渡してたラストシーンまで、細かく解説をして本読み。
中盤以降は、前半よりもさらに「笑わせたいの?泣かせたいの?なんなの?」がすごいスピードで入れ替わるので、そのバランスを取るのが難しい。

いや、「入れ替わる」じゃなくて常に両方とも流れてて、どっちが表層に出てくるか、どっちの割合が多くなるか、みたいなことなのかもしれない。

こんな悲劇みたいなラブストーリーみたいなことやってて大丈夫か!? って心配になるくらいには熱い芝居を作っています。 ギャラリー公演の二人芝居だけど、こじんまりはしたくないよね。

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そして、深夜にAmazon primeで『We Love Television?』を見る。

欽ちゃんが2011年に視聴率30%番組を作ろうとする姿を記録したドキュメンタリー。
Rhymesterの宇多丸氏とか、あの人とか、みんなが「物作る人みんな見た方がいい」って言ってたけど、その評判本当だわ。と思った。

「視聴率100%男」こと萩本欽一が「テレビってのは数字だから…」と明言しながら、それでいて「数字じゃないよな」を体現している。

『We Love Television?』

演劇で、劇団で、こういうことがしたい。
もちろん「視聴率が」とか「結果が」ってことじゃなくて、この番組そのものみたいな。
その「さま」を、その「熱」を見せて巻き込んでいくようなこと。

フラガールと執筆と映像チェック

『いざ、生徒総会』の会長こと池内さんが所属している昭和芸能舎『フラガール2019』を観た。赤坂RED THEATRE

話には聞いていたし、初演の記録映像を池内さんに見せていただいたことがあるので、ダンスがすごいというのは知っていた。
それも圧巻だったんだけど、印象的だったのは台詞(主に長台詞)の部分。ストレートに自分の思っていることを吐露する場面だった。
やっぱ映画と舞台で一番威力が違うところってそこだよなぁ…というか。
客観視点(が多い)の映像で観たら説明的だったり熱すぎたりエモすぎたりする言葉も、生で、目の前で、誰かに言われると、喰らうよなぁ…と。
「舞台は声だ」みたいなことを聞いたことあるけど、うん、まぁ確かに。
演劇って照明もない時代からあるから、「語り」が一番の武器だ、というのを再確認したのでした。

あと赤坂レッドでは珍しい、劇団らしい泥臭さ(なんせ出演者がみんなして場内案内やって物販やってんだよ、ギリまで。終演後おもむろに劇場内で面会が始まるんだよ)が良かった。
フラガールの舞台版って、近い日程でプロデュース公演版もあったと聞く。
そっち観てないからあれだけど、この演目って、プロデュース公演じゃないよね。劇団でやってこそ、みたいなところがあるよねぇ…と、しみじみ思ってしまった。

池内さんが引っ込み思案な女子高生から完璧超人な女子高生になる舞台『いざ、生徒総会』はこちら

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その後、地元のファミレスで『宇宙からの婚約者』の抜けてた部分を追記。
ただの説明台詞にはしたくないけど、ガンガン情報を出さなきゃいけない場面でもある。

直前に見た芝居の影響でちょっとエモーショナル寄りになってしまったきらいも。
先日の『発表せよ!大本営!』みたいな、ネタの羅列でドラマを語る、みたいなクールさを目指したいところなので、もうちょっと改良が必要かもしれない。なんにせよ、役者が声に出してからの改良か?

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その間にアガリスク作品をいろいろ手伝ってくれる井上くんと落ち合って、撮ってもらった動画の編集についての打ち合わせ。

吉祥寺シアターでやった『エクストリーム・シチュエーションコメディ(kcal)』の映像がだいぶ楽しいことになりそう。
まずこちらで指定しなきゃいけないことがたくさんあるので、俺がどのくらい作業するかにかかっているけど…。

卒実脚本会議と大本営コメンタリーとアンタッチャブル

昼間から淺越と『卒業式、実行』の脚本会議。

クライマックスの展開を、式次第(式のプログラム)に当てはめて並べながら考えていく。
「在校生の言葉(送辞)」で熊谷がどうするか、「卒業生の言葉(答辞)」で先輩がどうするか、榎並がどうするか、津和野がどうするか。
先日Twitterに書いたように津和野の熱い使い方は出てる。
当然、今回の仕様にするにあたって、榎並の「これだ!」ってゴールもある。
そこらへんをパズルのように組み合わせていくのが難しい。

あっさり解決するわけにいかないから、クライマックスらしい障壁と解決を考えなきゃいけない。
かといって話の都合に合わせただけの展開だと乗りづらい。
違和感なく、盛り上がる、登場人物のドラマを併せ持つパズルを探している。

抽象的な話になってしまった。
要は『ナイゲン』の「11ぴきのエコ」展開とか、『発表せよ!大本営!』の最後10分間のピタゴラスイッチみたいな、ああいうのを考えてます。

あとちょっとなんだよなぁ…

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そしてそのまま『発表せよ!大本営!』のDVD用のオーディオコメンタリー収録。

自画自賛ですいません、めっちゃ面白かった。なんだこのコメディ。

無駄な展開がなくて、すごいスピードで場面が進んでいくので飽きない。
あと、これはコメディ屋として自慢したいんだけど、ほとんど全部の場面で笑い声の中で次のシーンに繋いでいる。“オチ”ることで「はい、次!」って行ってる。
『いざ、生徒総会』の感想とかで「笑いに全振りしてなくてドラマ部分が良かった」って言ってくれる人もいて、まぁそれはそれで嬉しいんだけど…うーん、やっぱり…こっちじゃない!?

雷舞さんや高木君はもちろんのこと、北川さんも木内さんも「真面目に演じることが面白い」っていうのは当然理解しつつ、ベースとして「面白い身体(の状態)」でやってる。これこれ、これなんですよ。

ダルいシーンがないのって、めちゃくちゃ調べて、どのシーンにもどの登場人物にもバックボーンとかトリビアが背後に控えてて、そういう氷山がある上で必要なシーンだけを切り取っているからなのかな、と思った。
沢山調べた上で「お話の都合」と「ネタとして機能するか」の両方のフィルタにかかって抜けたやつだけが舞台上で喋られている。
このくらい研がないとだなぁ。
明らかに過去冨坂作品で一番上手い台本を書いている。

皆の演技も「ここもうちょいこうしてくれたら…!」が無くて、感心してしまった。

そんな『発表せよ!大本営!』のDVDは年明けくらいに発売です。詳細は劇団公式でそのうち出します。ご予約の皆様、もう少々お待ちくださいませ!

【予約受付】『発表せよ!大本営!』DVD…アガリスクSHOP

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家では漬けていたタンドリーチキンを焼いた。

そして色々作業を続けている中で、Twitterで「アンタッチャブル復活」の文字を見た。
『全力!脱力タイムズ』をTVerで見る。
アンタッチャブルが、山崎と柴田が、また漫才をやっていた。
感動した。

こういうのだよなぁ。
これとか、チャットモンチーの最後のフェスのシャングリラの動画とか。
いや、別に別れた人達が再会してるから、ってことじゃなくて、こういう、人生が乗っかってて、何より幸せそうな表現だよなぁ。。。

バキバキに機能的なネタと、人生とか人間が乗っかったパフォーマンス。
これを目指したいですね。


下書きばっかりの日

一日中、執筆中の作品のメモを書いたり、付箋を動かしたり、劇団の事務仕事をしていたら夜になった。

作業をしているような、でも目に見えて出力された結果が出ていないので何もしてないような、そんな日。

ただ、来年の先々の作品について、おぼろげながら「こんなシーンじゃね?」「現実のこういう要素を取り入れよう」みたいな断片が沢山出てきた。ウトウトしていたおかげ。やった。
まだ漠然とした断片的なメモなんだけど、これ、無くさないようにしないとな。
こういうのをどこに貯めておこうかな、と思う。
デジタルのデータなのか、紙なのか。
こういうのが散逸してしまうのが本当に困るんだけど、書きたくなる時のシチュエーションはまちまちなので、媒体を限定するのも困る。
そして、わざわざ送るほどでもないけど関係者がアクセスすればいつでも閲覧可能なところを作ろうかなぁ。

好きな作家さんがやってる、関係者用の秘密ブログみたいなところに。