願いというか目標だけど。七夕。

七夕ですね。
――健康で過ごせますように。
――仕事が上手くいきますように。
――あの人と両想いになれますように。
皆こぞって短冊に願いをかけていることでしょう。
さて、自分は今まで「願いをかける」という文化にあまり浸っていなかったのですが、今年は、元日にも誕生日にも豊富や目標を書いていなかったので、書いときます。「願い」というより「目標」や「理想」に近いんだけど。
そして、他の書かなきゃいけない諸々は溜まりに溜まっているんだけどね。ごめんなさい。
かつて、三谷幸喜氏の『ラヂオの時間』や『君となら』『バッド・ニュース☆グッド・タイミング』に憧れてコメディの脚本家を志した私ですが、その後いろいろな作品や作り手に触れるにつれ、嗜好も志向も変わってきました。
そして、本日ふと(何回目かに)見たYouTubeの映像で、改めて気づきました。
自分は、三谷幸喜みたいになりたいんじゃない、PerfumeやRHYMESTERみたいな集団の一員になりたいんだな、と。
アホか、何をこっ恥ずかしいものを、ってのはわかってるけどさ!
さて、Perfumeの2008年の初の日本武道館に迫った番組より、奇しくも『願い』という曲の流れるインタビューからの、『wonder2』というライブ最後の曲の映像です。
Perfume ~ これから (願い) ~ wonder2
これ以降も、彼女達はホールツアー、東京ドーム、海外公演、アリーナツアー、世界進出、と突き進んでいます。アイドルドリームが終わった後にも活動は続けられるんだ、というネクストステージを見せてくれるでしょう。
RHYMESTERに関しては、いい感じに編集されたものが無かったのですが、この曲のMummy-Dのヴァース(2番の歌詞)を聞いて頂ければ。
RHYMESTER 【K_U_F_U_】
規模も業界も男女比も違うけど、こういう格好良いチームになれますように。
じゃねぇな。
なるためのチャンスと、少しでも多く巡りあえますように。
あ、上の動画で良いと思った方、是非買ってね!
Perfume『BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!』(DVD)-Amazon-
RHYMESTER『マニフェスト』(CDアルバム)-Amazon-

『お父さんをください』稽古はじめ

アガリスクコント新作稽古に向かう。
そろそろ三人体制での決定版を作らないとだ。
そしてこれは「机を囲んでの話し合いで最大限ネタとして盛り上げる」っつー、ナイゲンの前哨戦だったりもするのだ。
AC新作『お父さんをください』
出演:淺越岳人/鹿島ゆきこ/塩原俊之
新宿コントレックスVol.6
7/13(金)19:30〜
新宿シアター・ミラクルにて
https://ticket.corich.jp/apply/37155/

帝京大学へ。そしてヴィクセンズシアターへ。

アガリスクによく出てくれてる大学生、木村ゆう子が初めて演劇の脚本・演出をすると聞き、そしてそれがシチュエーションコメディをやると聞き、見に行った。帝京大学の学内公演。
帝京大学ヴィクセンズシアターのVol.80(代々続くとはいえすげー数だな)
「short 4 you」という短編4本立て企画のうち、彼女が作演したのは最初の一本『僕たちの嫌いな先輩』。
■演出の言葉■
こんなこと言うのは小っ恥ずかしいのですが先輩方に出会わなければ脚本なんて書けなかったと思います、この作品をさほど世話にもなってない大嫌いな先輩方に捧げます。
■あらすじ■
大学三年の大野はサークルの追いコンを成功させ想いを寄せる先輩・東条に告白しようと考えていた
しかしそこへ一年の間宮がサークルの借金王・早見から金を取立てるためだけにやってきた!
そんなことをされてはせっかくの追いコンが台無し、告白どころではなくなってしまう
高校の後輩・戸塚の協力のもと早見と間宮を会わせまいとする大野だが嘘に嘘を重ねて事態はなんだかとんでもないことに…
■感想■
木村ゆう子女史が初めて脚本・演出した『僕たちの嫌いな先輩』を観て来た。帝京大学ヴィクセンズシアターvol.80「short4you」より。よく見るファルス型シチュエーションコメディに実在の「部費不払い問題」を絡めた作品。タイトルに見られる冷めた視線を最後まで貫いたのに好感。
嘘つき誤魔化しシチュエーションコメディって大抵最後はぬるめな人情噺に落ち着くことがあるんだけど、そこはうまく避けつつ。7人という出演者にうまく役割や要素を振り分けていたのも好感。ただ言うほど主人公が追い込まれず活躍もしないのは残念。とりあえずアガリスク旗揚げよりは上手い。
と、以上をTwitterに書いたのだけど、追記。
突き放した、恥ずかしくならないトーンで進行するあたりとかは酔って無くていいなぁ、と思う反面、ぶっちぎりで「これ好き好き超やりたい!」ってのが見たかった気もする。あ、でも“ファルス型シチュエーションコメディ”ってのがそのやりたかったことなのか。ぶっちゃけ「先輩からの部費の取立て」って、その形式にしなくてもドラマ作れる題材だもんな。
その反面、↑みたいな「型」(嘘ついてごまかして勘違いが起こるファルス型シチュエーションコメディなんて全部型ですよ、何を流し込むかになっちゃうんですよ)に徹しているのに、台詞のチョイスや登場人物の行動原理や判断基準などの細部に、タイトルや「演出の言葉」にも見られる作者の思想が色濃く出ているのは面白いなぁと思った。
コメディとして畳み掛ける部分の演出は的確。ウケるポイントで他のことをせずに一気に攻めるところ、一番ウケたい時間帯にネタを集中させたのも良いと思う。
難点は序盤の嘘さとダルさ、そして誤魔化すときの嘘さ。この形式のコメディにありがちな(そして俺もよくやっちゃうんだけど)始まってからの説明パートのわざとらしさとつまらなさが結構キツい。そして中盤の「この人にこの話を聞かせたくない」となったときの誤魔化し方、「手刀で気絶させる」ってどうなんだ(笑)
いや、多分「どうせ型なんだからあえてやっちゃえ」「ムリクリさで笑ってもらえればラッキー」という開き直りなのはなんとなくわかるんだけど、その「わざと」であり「抜いた」ネタを成立させるには、他の部分の完成度が足りていなかったのでは。
言っちゃうと、出演者の演技が「台詞を読む」と「タイミング」でしかないレベルなので、全然切迫しないのと、怒ったり困ったりしたときのやりきって無さにゲンナリしてしまう。とりあえずそこはフルスイングしとけよ、と。
「シチュエーションコメディは一番難しい」とか「シェイクスピア俳優も苦戦する」とか聞くたびに「えー、そんなことねーよ」と思っていたし、アガリスクもこと演技力に関して他人にあーだこーだ言えない側なんだけど、それにしても「え、演技力…大事…」と考えさせられてしまった。
他の演目については、「大家はめぞん一刻を見習え!そして幼稚さ極まるガキ二人を殺せ!」「森見登美彦が好きなんだろーなー」「え、この人ホントにビートルズ好きなの?」とか思った。そして全体的にロリキャラがキツかった。
そして、公演形態はなぜ日曜1公演だったのだろう。せっかく学内でやるなら、平日から短編をバラにしてポコポコやればいいのに。学校の友達が来てくれるうちに見せておけばいいのにーと思う。ま、色々と制約があるんだろうけど。
それにしても、休みの日の帝京大学は何も無いな…学内のコンビニも学食も閉まっており、サークルに勤しむ学生も、何やってるんだかわからない妖しい人もいない。
トイレの綺麗さと文化は反比例する、って唱えてるやつがいたけど、かなり当てはまる。
こんな綺麗なところじゃあ小野さんが住めないじゃないか!って。

写真撮影続く…

またも次回公演出演者の写真を撮って回っているんだけど(1on1でゲリラで撮ってます)、今日撮影した役者の方が、なんと市川市在住だったぜ。しかもモトヤワターで、住んでるのはアガリスクハウスの超近く、町名でいうと隣でした。
昨年のシアターグリーン学生芸術祭で観て、その後9月のコントレックスで共演して以来、パワーというか振り切りっぷりが魅力的だなぁと思っていて、ご近所とは露知らずオファーした人でした。
今日、今までの人の撮影場所の話をしてて、コルトンプラザを知っていたので意外に思い、あらためて聞いたら本八幡在住でした。
なかなかいないのよね、演劇やってる人で東側に住んでる人。
ここまで言ったら「で誰なんだ」ってなりますよね。まぁぶっちゃけ隠す必要はないしそんな引っ張ることでもないんだけど、そうするとみんな発表しなきゃいけなくなるので、もう少しお待ちを。
代わりにメンバーの制服写真でも載っけてお茶を濁します。
【淺越】…写真苦手なのが丸わかりですね
image-20120616200043.png
【塩原】…プロレスラーというテーマを決めたらいきいきしました
image-20120616200214.png
【鹿島】…写真苦手組。頑張って可愛いポーズをする様こそが健気
image-20120616200327.png
総じて「◯◯風」みたいにテーマを決めると、苦手な人もいい感じに撮れるということがわかりました。
それにしても鹿島さんとか250マイくらい撮ったぞ。それだけなかなかクリティカルヒットが出なかった、という…
途中、「メンバープロフィールをこれにして欲しい」と言ってたのはどういうことなのか。正気か?制服だぞ?
本人は「今のの写りが悪いから変えたいだけ」って言ってたけど、俺としては「こやつ…ノッてるのでは?」と推測した。
まぁ背景も雰囲気も違うからどっちみちこのシリーズのは使えないんだけど。

ハードル下げ日記

ブログを書こうとするとついつい長くなっちゃったり、逆にそれが続くと内容がないと書けない気がしたりと、ブログとの距離がつかめずにいます最近。
構成も考えずポロポロ書いてハードル下げマース
●『ナイゲン』大絶賛準備中
アガリスク次回公演『ナイゲン』の準備に追われています。塩原さんのブログでも触れているように、チラシに使うキャストの写真を撮影中です。と言っても裏面になんともいえない顔写真が並んでるパターンじゃないので安心して!
今さらながら高校生の格好をしているわけですが、いざやってみたらあんまり違和感がなかった。そして冨坂が役者を呼び出して撮っているのですが、一対一で写真撮って、そして一人あたり百枚くらいの中からデザイナーに渡す候補を選んでいると、イヤでも愛着がわくもので。
稽古が始まる全然前から既に出演者のことをちょっと好きになっているという始末。
脚本家としても演出家としてもなかなかいいアイドリングになるけど、あまりにも泥臭いし手間なのも事実。まぁホームならやるよね。
●翠組『放課後サマージャム』開幕
脚本を書かせてもらった、シアターグリーンのアリーエンターテイメントプロデュース、翠組の『放課後サマージャム』が無事幕をあけたようです。おめでとうございます。ご覧になった方ありがとうございます。
実は初日に間に合わずまだ見に行けていないのですが、稽古でどうなっているかは見ずにいるので、わりと純粋に楽しみにしています。
●オカザイルが面白かった。
人から借りて見た、めちゃイケのオカザイルが面白かった。そして、ある程度作り物としても、構成がうまい。っていうか脚本として巧み。きちんとふっておいて(それもただの準備じゃなくてネタとして)、ちゃんと使う。伏線としてまっとうでたまげた。
●AKB48の第四回総選挙を楽しんだ。
AKB48の第四回総選挙を、ネットで見つつ、某所でTVでも見る、という無料の範囲内で最大限楽しんだ。
自分は投票はしていないで眺めてる程度のスタンスだったのだけど、「みんなちゃんと喋ってるなぁ…」と。
まぁ当然色んな意見があるんだろうけど、若い人が真剣にスピーチをする姿ってやっぱり良いなぁ、と。
っていうか、スピーチって良いなぁ、と。
「ネタをする格好良さ」ってあるけど、そして自分も何年間か信じてるけど、「スピーチの格好良さ」が相当好きだ、下手したらそっちの方が好きだ、くらいに思っています最近。
もちろん気合入れすぎだったり、酔ってたり、視野狭窄だったりするかもしれないけど、その中で発される言葉って、胸を打つんじゃないか。
などと、高校時代のアレコレを少しばかり重ねて見たりもしていた。
それにしても、たかみな先輩はかっこいいッス!敬語しか出ない。
さて、という徒然語りでした。
あ、書き忘れた。新宿コントレックスVol.5は無事終了しました。
アガリスクは『エクストリーム・シチュエーションコメディ(ペア)淺越・塩原組』を持っていきまして、そして会場の空気を持っていきました。ここだから言うけど、ちゃんとメインイベンターの仕事をしたぜ。
シガラキの細居さんがガッツリ撮影してくださったので、わりとちゃんとした映像も残せそうです。
唯一残念なのは、鹿島が出てない二人体制だったということ。
次は7/13なので、三人体制の決定版を作って挑もうと思います。
20分、三人芝居、一本勝負。『お父さんをください』乞うご期待。

抱負的雑記

夢の中でも劇団員とコントを作り、上演後それをあーだこーだ言ってるところからして、あぁ、自分は演劇がすきなのだろうなぁと思う朝。
コントレックス5もおわり、これから次回公演『ナイゲン』が(今までも水面下で色々動いてきたけど)本格的に色々なって行きます。
その前に7/13にコントレックス6があるし、そこに新作短編出すけども。

沈黙なら金じゃなくていいや

沈黙は金、雄弁は銀
なら、勇気ある銀になりたいと思う。
それにほら、銀の方が色んなものと反応し合えるしね。
さて、小道具制作集団Nichecraftの辻本さん(@propmind)がバナナ学園純情乙女組に対して思っていることを連投したTweetが、プチ波紋を呼んだ。
https://twitter.com/propmind/status/206393533597368323
https://twitter.com/propmind/status/206393908639432705
https://twitter.com/propmind/status/206394098448482304
https://twitter.com/propmind/status/206394326304043010
一連のTweetと、それに対する批判「見てない公演を批判するってどういうこと?(大意)」を見てまず思ったのは、「果たして辻本さんの批判は公演に対してのものなのだろうか」という点だ。
確かにバナナ学園は公演中であり、ドラマトゥルクを迎えたことに対して言及しているので、今回の公演の批判に見えるかもしれない。
しかし、ここで語られているのは公演の内容ではなく、バナナ学園純情乙女組という「無軌道さ」や「無茶」を売りにした団体の、観客への受け取られ方であり、受け入れられてしまうことによる団体のアイデンティティの喪失についてだと思う。「バナナ学園よ、歓迎されちゃったらこのあとどうすんの?」と言っていたのではないか。
要するに、色んな表現に見られる「パンク」と「売れる」の両立の問題ですね。
「公演」を見てないで批判するのはリスキーだし、それがいろいろ言われる理由もわかる(だがそれすらも悪いとは言わないが)。
けれど「団体」という単位を、最新作を見ていない状態で批判するのはそんなに問題だろうか。
もちろん、自分も発表する側だから「最新作みて判断して」と思う気持ちがあるし、好きな団体のこと言われると同じくそう思うけど、それではあまりに批判という行為のハードルが高くならないだろうか。
そして、「自分に語る資格があるのか」を気にして皆が発言を慎む世の中にも小劇場演劇シーンにもなって欲しくないと思うし、語る資格すら突破して言いたいこと、それはもはや表現欲求と言えるのではないか。
少なくとも自分には、辻本氏の発言に異を唱えていた方々より、氏のつぶやきの連投の方が、バナナ学園のパフォーマンスの中の美しい部分、つまり「無茶苦茶な表現欲求」と近いところにあるように感じられて皮肉にも思えた。
※あとね、おれは辻本さんほど褒め上手な人を知らないよ!演劇界隈で。

PC環境

今こんなことかいてる場合じゃ全然ないんだけど、迷走→瞑想からのアイドリングとして、とりあえず考えた事をタイピングする文字入力の練習として書いている。
ああ、こんなことを理由付けて言い訳して書かなきゃいけない身分よ(←俺が悪い)。
さて、自分はギークでもオタクでもない、かといって機械オンチでもないくらいの、標準的・PC使う男子なんだけど、最近、インターネットブラウザを開けると価格.comばかり見てしまっている。
PCが、欲しいんだ、今は。
一つには、映像編集が出来るPC。これはもちろんアガリスクの動画をアレコレするため。今でもこのBTOデスクトップ(AthlonのしょぼめのDual coreでメモリも1GB、ビデオメモリはいくつか忘れた)なんとかかんとかやっているのだけど、処理速度がいかんともしがたいのと、USTREAM配信やプロジェクタでの動画再生を行いたくても、デスクトップだから出来ない(USTはいつも劇場支配人私物をお借りしてる)ので、そこをどうにかするためのPCが欲しい。
重くても良い、バッテリー駆動時間が短くても良い、何とか人間の手で運べて、動画編集に耐えられて、安い、画面もそれなりに大きめのノートが欲しい。
これとかどうなんだろ。
http://kakaku.com/item/K0000304303/
http://kakaku.com/item/K0000336808/
もう一つは、外で台本書く用のネットブック(こいつ)の速度を上げる計画。
もともと、外で台本書くのにしか使わない(でもポメラじゃアレなんだ…Wordじゃないと)ため、バッテリーの持ちと値段だけを気にして買ったのだけど、なんせ遅い。スタートメニューの表示や文字変換でつっかえる始末。ネットブックとはいえ、これはキツいっす。
沢山の余計なソフトを削除し、誤って消しちゃまずかったのも消してしまったらしくおかしくなったので初期化し、さらに慎重に色々なのを消したのに、まだ遅い。貧弱なCPUでWindows7を使っているのが根本原因かと。
OpenOfficeとDropboxさえ使えればいいので、HDDをSSD化したら(基本動作はともかく)読み込み・書き込みだけでも早くならないかと思って。
このネットブックのバラし方は細かい説明と動画を見つけたので、安くて良いSSDがあれば変えつつ、メモリをせめて2GBに増設しようかしら。
ただ、それ両方やると、せっかく安いネットブック買ったのに「?」な総額になりそうで、考えてしまう。
そしてメモリ増やすならデスクトップのもだ。
そしてそもそもそんなに金が無い。

AMAE

なんだコレ、恋か。
とか疑っちまうくらい、深夜の電話をしたくなったりもするが、これは「無性に声が聞きたくなる」のではなく「泣き言を言いたい」だけなので、恋でも愛でもなく、只の甘えだと思う。
だからシャットアウトしてWordとメモ帳とにらめっこをする。
自分のフィールドではなく外仕事で良い仕事する人は本物だと思う。
もちろん自分のフィールドこそが一番なんだけど。
こと昨今の小劇場演劇においては「修行=客演」になっちゃう風潮には疑問だけど。
でも、おれはCapsuleの楽曲よりもPerfumeのPuppy loveとかの方が好きな訳で。
ヨーロッパ企画のいくつかの作品よりも、下手すりゃ「恋するクランケにキスと包帯を」のが好きな訳で。

TOUHI

いつもやっちまう逃避
締め切りまでに商品を納品
しなきゃなのにそのタスクを放置
期日は過ぎちまってんだ とうに
気分転換という名のウォーキング
息抜きと称し飲みにいく珈琲
結局効果無し時間の浪費
どうでもいいと開き直り放屁
だが関係者の困り顔想起
人の顔色こそおれの動機
悪く思われないための奉仕
遅れはするがしないのさ放棄
溜め込んだアイデアをいま装備
重い腰をあげて武装蜂起
微かに見え始めてきた勝機
だからもうちょっと待ってよ納期